knowledge -ノァリッヂ-

shokora

5話 チュートリアルと村

ノゴスリムとは村に着くまでに意気投合し村の事や、悪魔の使いのことについても説明を受けながら歩いていた。



ノゴスリム
「お!見えて来たぞ!あれがおれ達の村のノールド村だ。」



遠くから見てもなかなかに大きい村だ。
村の入り口に着くと、村からは鉄を打つ音が絶えず聴こえてくる。



ドワーフは鍛冶が得意なことは、アニメやラノベを読んでいて知っていた。
それにしても村はなかなかに賑わっている



ヒューマンの女性もいれば、ドワーフの子供とヒューマンの子供がキャッキャキャッキャと笑顔で遊んでいる。

その光景を見て、心が暖かくなったのは今でも覚えている。



ノゴスリム
「兄ちゃんどうだ?意外といい村だろ!」

あだむは笑顔で頷く。



ノゴスリム
「まず村長に会わせにゃならんから、ついて来てくれな!」


村長。それを聞いて、某ラノベとかの長い歳月生きているドワーフなんだろう。なんて勝手に想像していた。

ノゴスリムの後をついて行き、他の建物よりも一回り大きい建物に行き着いた。


さぁ!早速チュートリアルイベント始まるぞ!そんな気持ちで、建物へ入る。



おー!なんかそれっぽい。さすが村長の部屋だ。見たこともない武器や盾。防具が沢山並んでいる。
ゲームやアニメでしか見た事がない光景に中二病心が唆られる。

それらに気を取られていると、





「おい!そいつらに触るんじゃねぇぞ!」

どっしりとした野太い声で怒鳴られる。


あだむ
「うわっ!あ!はいぃ!」

あまりにびっくりして声が少し裏返ってしまった。


「テメェだな。森を彷徨いてたヒューマンてのは!」



声の方へ目を向けてみると、そこには思っていた村長図とは全く違う。
筋肉質で、身長は190センチはあるだろう、ドワーフとヒューマンのハーフの男性が立っていた。


あだむ
「あなたが村長?」


「あぁん?そうだ。オレがこの村の村長のガーク・シュピッツヴェーグだ!!」


この人は絶対怒らせないようにしよう。
そう思ったあだむであった…

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