始まりは水曜日の15時過ぎ
公表日の18時過ぎ(7)
「いや、やってもよかったと思うよ。
逆に、俺からしたら足りないよ。
わかりやすくもないけど、例えると…姉貴たちにボコボコにされるレベルで仕返しが足りない」
「まぁ、足りないですよね。
俺も、澪央にブチ切れられるだけじゃ済まさないレベルですよ。
普通にこっちに飛んで来て、自分がそばにいるって言い出しそう」
2人とも想像したらしく、苦笑いしている。
「2人がいてくれてよかったよ。
ありがとね」
「いいんだ。
とりあえず、あとは何とかしておくから、お前は野田くんと帰りな。
ゆっくり休め」
「うん、ありがとう」
そのまま、紫央に支えられて会社を後にした。
帰りは車からタクシーに変更。
帰ってもずっと紫央はそばにいてくれた。
その翌日、望月くんが懲戒解雇されたという告示があった。
その場にいた人たちには横川くんがフォローを入れてくれたらしく、普通に接してくれた。
さすがに私にお酒を飲ませたことだけでそこまではいかないと思うけど、理由がわからない。
横川くんは懲戒解雇の理由を知っているようだったけど、絶対に教えないと宣言されたので、気にしないことにして安心した日々を過ごすようになった。
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コメント
ウレキン
続きありますよね(・・;)