始まりは水曜日の15時過ぎ
公表日の9時過ぎ(5)
「そういえば、名前決めたの?」
「んー、性別は生まれるまで聞かないって決めてるから、候補はあるけど…確定ではないかなって感じ」
私が紫央の名前の文字を入れたいって言っている。
それを告げたときの彼は、相当嬉しかったらしく澪央に電話したらしい。
それを澪央が私に電話してきて、
「あんなハイテンションの紫央の声、初めて聞いたよ。
蒼すごいね」
って言ってた。
澪央もかなり驚いたらしく、チャットアプリの通話機能を使ったものの、初めての電話だった。
というか、可愛すぎるでしょ、紫央。
「へぇ、そうなんだ。
恒田のところと同級生になりそう?」
「そうね。
うちの子が早生まれになるかどうかって感じのところ。
仲良しになるといいねーって話してるの」
「なるだろ。
いつか俺の子も加えさせてくれよな」
「はーい」
3人の子供たちが仲良しって楽しそうだな。
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