始まりは水曜日の15時過ぎ

緑川まい

祝日の8時過ぎ(6)


「何も害はないんですか…?」

「うん、全く。
ただただストックの減りが早いなーくらい。

というか、物によってはどこかに忘れて新しいの出したけど見つかって…っていうパターンもあって、同時にストック出しちゃったのもあったから、もう、本当に刺さってない」


毎回、消耗品はもちろん、よく持ち歩くものは一気に何個か買ってしまう。

それがきいたらしい。


「よかった。
これからは何か異変があったら言うこと。
いいですか?」

「はーい。
…って、んっ、」


「下着つけてないってどういうことなのほんと…」


抱き直されると同時に、彼の手が私の胸を覆った。
思わず声が漏れてしまい、口を覆いながら彼に向き直る。


「だって、着替え持って行くの忘れちゃって…。
紫央、しよ?」

「今の誘い方やばいな…うん、俺もしたい」


するとすぐ、半袖を脱がされる。
ぶるん、と露わになったことで、彼はスイッチが入ったらしく、勢いがついた。




結果、昼過ぎまでベッドの中にいた。



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