始まりは水曜日の15時過ぎ

緑川まい

火曜日の12時過ぎ(5)


「蒼さん、何食べるんですか?」

「今日はね、焼き魚の気分だったんだけど…なんだかラーメンも美味しそう」

「昼にラーメンで、夜に焼き魚にしたら重くなさそうだし両方いけますよ」

「あ、いいね。
じゃあ、一緒に食べよ?焼き魚」

「はい、美味しい和食のお店知ってます。
一緒に行きましょ」



「なんなの…俺の存在忘れすぎじゃない…?」

やった。
夕飯も一緒に食べられる。

さらっと言われてドキッとしたけど…平静を装う。
めっちゃ可愛い。


「ごめんごめん、横川くんも行きたい?」

「いや、そこじゃねぇ。
隠してる感じだしながらダダ漏れなんだけどって話よ」

「だって、楽しいんだもん」

「だからお前、年齢考えろって」


感じ的には、横川さんが兄って感じする。
蒼さんが俺の3つ上だから…俺からしたら普通に兄貴って感じだけど。



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