始まりは水曜日の15時過ぎ
金曜日の19時過ぎ(11)
「ねぇねぇ、俺からも聞いていい?」
「はい」
何を聞かれるんだろう。
少し緊張してきた。
「この前の月曜日さ、腕絡めてた子って彼女?」
「あ、それは違います。
親友の妹ですね。
というか…見られてたんですね」
「俺はちゃんと見てないけど、津田が見てたみたいで、その話してたから。
彼女だったらどうしよう、その前の日に仕方ない状況だけど抱きついちゃった、みたいな感じだった」
全部話してるのかな。
それくらい仲良いのかな…。
だんだんと気分下がってくる。
「俺としては、昔からの知り合いだし、その仕方ない状況にしたのもある意味俺のせいだから申し訳なくてさ」
「え、なんで横川さんのせいなんですか?」
「ん?
あの日は俺が風邪引いてさ。
それの看病で俺の彼女が付きっきりだったんだけど、そのせいで彼女が一緒に行けなかったんだよ。
ほぼドタキャンみたいな感じで」
え、来る予定だった人って、横川さんの彼女だったの?
というか、彼女いたの!?
一気に安心感と喜びが広がる。
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