始まりは水曜日の15時過ぎ
金曜日の19時過ぎ(4)
「え、野田、行くの?
会議資料は?」
「いやもう土日にやる。
それよりも、飲み会の方が重要」
乗り気じゃーん!だなんて言われて、気合いを入れる。
急いで準備を始めた。
ーーー
…のが、2時間前の話。
今の時刻は19時過ぎ。
出る間際に飲み会の存在を知らされてない上司に捕まり、1人だけ遅れた。
…ありえない。
この間にも、
蒼さんが捕まってたらどうしよう。
手出されてたら?
横川さんといい感じになってたら?
もうとりあえず全く悪くない上司を恨んだ。
「おつかれ!
なぁなぁ、津田さんってさ、あんなにスタイルよかったって知ってた?
俺、初めて見たからめっちゃガン見しちゃったよ」
近くにいた同期が鼻息荒くして言ってくる。
驚いて彼女を見ると、透けてはいないものの、いつものサラシのような締め付けてるものはないらしい。
まじかよ。
頭を抱える。
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