最強兄妹の異能破壊
プロローグ
−−−−−−−−異能力
世間一般の多く人々がそんな物は空想上のものだと認識している。
それらは確かに人間には生み出すことのできない代物だ。
だがそれを作り出すことができる存在は確かに存在する。
『全知全能の神』
彼女にほかならない。
ある日、彼女は救いの手を差し伸べようと少数の人間たちに贈物として作り出した異能力を分け与えた。
分け与えられた人間は疫病や貧困を退け、 はたまた強大な力で敵対する国々を滅ぼしていき後に英雄と崇められていった。
やがて文明は発展し、争いや疫病がほとんどなくなった平和な現代でその異能力は薄れて存在しないものとして扱われている。
彼女は安堵した。
これで人間の文明は保たれたと。
だがそれは違った、日本のような平和な国がある一方で争いが起こっている国々がある。
また、人間たちの気にもとめない行動が災害や汚染など引き起こし環境が悪化していく。
彼女は思った、このままでは人類の文明は破壊され途絶えてしまう。
そうなる前に対処しなくては、と
そのために今度はより多くの人類へ異能力を贈物した。
この悪循環を人間同士の殲滅で止めるために。
そして人類の中でもいくらかは生き残るように特別な異能力を分け与えた。
それが 『略奪』
殺した者の異能力を奪い自由に扱う事のできる能力である。
−−−−これは神の策略であるが人類は何も知るよしもない。
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