オタクとロリ
第30話〜帰還(コミケ一日目③)〜
「よし、そろそろ帰るか。」
「そうだな。早く帰らんと電車が混みそうだ。」
コミケ一日目の午後2時過ぎ。
俺と花凛、山口は早めに帰るべく身支度を始めていた。
と、言っても荷物を持っただけだが…
あの後、企業ブースを出た俺と花凛は外会場でコスプレイヤーさんたちを見ていた山口と合流し、軽く昼飯を済ませた。まぁ、昼飯といってもカロリーメイトとスポーツドリンクだけだかな。
なんせ、この暑さだ。おにぎりを持って行ったら確実を腐ってしまう。かといって、外に食べに行くというのもなぁ。また、一から並ばなくちゃならないから面倒だ。
「花凛、お疲れ様。平気だったか?」
「うん。大丈夫。それよりも、すごく楽しかった。」
「そうか、なら良かった。」
花凛も大満足だったらしい。
(……ってか、俺は幼女をなんて所に連れてきているんだ。)
どっかの娘を連れて行く青い髪のオタク親父と違って、俺は幼女を連れてきてしまったことに少しだけ後悔していた。
それから、池袋で山口と別れて俺と花凛は帰宅した。
「ふぅー………。買った、買った。」
帰宅してすぐ、『思いの外たくさん買ってしまったので来月は節約しよう』と考えていると、紙袋の中から夏目漱石(見た目幼女)のアクリルスタンドを出していた花凛が言った。
「本当、今日は楽しかった。慎、連れて行ってくれてありがとう」
(……くそっ!本当、いい子だな)
まぁ、楽しんでくれのならそれでいいが。
それよりも…
「まだ、あと二日ある。くれぐれも気を抜くなよ。」
俺は、過去に自分が犯したことを考えた上で花凛にそう言った。
……恥ずかしい話だが、コミケに初めて参加した時俺は、コミケが一日だけなのかと勘違いして初日にしてありったけの同人誌とグッズを買ってしまい帰りの電車で凄い大荷物になってしまった。さらに、午前中にサークルブースに行き午後に企業ブースに行くという事をしてしまったので計3時間くらい列に並んでしまった。
なので、花凛にはこれからのことも踏まえてしっかりとこの祭り…いや、戦場について教えた。
「そうだな。早く帰らんと電車が混みそうだ。」
コミケ一日目の午後2時過ぎ。
俺と花凛、山口は早めに帰るべく身支度を始めていた。
と、言っても荷物を持っただけだが…
あの後、企業ブースを出た俺と花凛は外会場でコスプレイヤーさんたちを見ていた山口と合流し、軽く昼飯を済ませた。まぁ、昼飯といってもカロリーメイトとスポーツドリンクだけだかな。
なんせ、この暑さだ。おにぎりを持って行ったら確実を腐ってしまう。かといって、外に食べに行くというのもなぁ。また、一から並ばなくちゃならないから面倒だ。
「花凛、お疲れ様。平気だったか?」
「うん。大丈夫。それよりも、すごく楽しかった。」
「そうか、なら良かった。」
花凛も大満足だったらしい。
(……ってか、俺は幼女をなんて所に連れてきているんだ。)
どっかの娘を連れて行く青い髪のオタク親父と違って、俺は幼女を連れてきてしまったことに少しだけ後悔していた。
それから、池袋で山口と別れて俺と花凛は帰宅した。
「ふぅー………。買った、買った。」
帰宅してすぐ、『思いの外たくさん買ってしまったので来月は節約しよう』と考えていると、紙袋の中から夏目漱石(見た目幼女)のアクリルスタンドを出していた花凛が言った。
「本当、今日は楽しかった。慎、連れて行ってくれてありがとう」
(……くそっ!本当、いい子だな)
まぁ、楽しんでくれのならそれでいいが。
それよりも…
「まだ、あと二日ある。くれぐれも気を抜くなよ。」
俺は、過去に自分が犯したことを考えた上で花凛にそう言った。
……恥ずかしい話だが、コミケに初めて参加した時俺は、コミケが一日だけなのかと勘違いして初日にしてありったけの同人誌とグッズを買ってしまい帰りの電車で凄い大荷物になってしまった。さらに、午前中にサークルブースに行き午後に企業ブースに行くという事をしてしまったので計3時間くらい列に並んでしまった。
なので、花凛にはこれからのことも踏まえてしっかりとこの祭り…いや、戦場について教えた。
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