オタクとロリ
第24話〜誘い〜
夏の大イベントまであと一週間となった月曜日のこと。
俺は、いつものように上司から言われた訳の分からない仕事をこなしていた。
すると、同僚の山口からスマホにメッセージが届いた。
『なぁ、鬼月。今年のコミケ、一緒に行かないか?…実は、約束していた友達がいけなくなってしまってな……。良かったらどうかなと…。じゃあ、返事待ってるから。』
用件は、イベントの誘いだった。
(……別に俺は、いいんだけどなぁ。)
今、俺の家には花凛がいる。
花凛を1人で留守番されるわけにはいかないので、もちろん連れていきたいが花凛が山口を気にいるかが重要だ。
もしも…「知らない人と一緒はやだ。」なんて言い出してしまっては、山口に申し訳ない。
(一応、帰ってから聞いてみるか…)
山口には、『考えとく』と、適当に返事しておいた。
「……よしっ!おわったぁ…」
今日はいつもよりも一時間くらい早く仕事が終わった。…つまり、定時だ。
俺は、素早く帰りの準備をし、会社を出て電車に乗り自宅へと向かった。
電車は、普段よりは空いていたので座ることができた。
「ただいま」
午後6時前、俺は玄関扉を開けそう言う。
すると、リビングの方からパタパタと足音を立てながら「慎、おかえりー」と言って花凛がやってきた。
「今日は、早かったねぇ」
「あぁ、仕事が早く終わったからな」
(あ!そういえば…)
俺は、山口のことを花凛に伝える。
「なぁ、花凛。」
「ん?どうしたの?」
「実はな、会社の同僚の山口って奴から一緒にコミケに行かないか?って誘われてな。」
「うん。」
「それで、俺は花凛も連れていきたいんだが…そのー、山口がいてもいいか?」
そう言うと、花凛は「別に、わたしは気にしないよ?」と言った。
(……なんて、いい子なんだ…)
…それにしても、山口に花凛の事なんて説明しようかなぁ。
…まぁ、親戚の子でいいか。
俺は、いつものように上司から言われた訳の分からない仕事をこなしていた。
すると、同僚の山口からスマホにメッセージが届いた。
『なぁ、鬼月。今年のコミケ、一緒に行かないか?…実は、約束していた友達がいけなくなってしまってな……。良かったらどうかなと…。じゃあ、返事待ってるから。』
用件は、イベントの誘いだった。
(……別に俺は、いいんだけどなぁ。)
今、俺の家には花凛がいる。
花凛を1人で留守番されるわけにはいかないので、もちろん連れていきたいが花凛が山口を気にいるかが重要だ。
もしも…「知らない人と一緒はやだ。」なんて言い出してしまっては、山口に申し訳ない。
(一応、帰ってから聞いてみるか…)
山口には、『考えとく』と、適当に返事しておいた。
「……よしっ!おわったぁ…」
今日はいつもよりも一時間くらい早く仕事が終わった。…つまり、定時だ。
俺は、素早く帰りの準備をし、会社を出て電車に乗り自宅へと向かった。
電車は、普段よりは空いていたので座ることができた。
「ただいま」
午後6時前、俺は玄関扉を開けそう言う。
すると、リビングの方からパタパタと足音を立てながら「慎、おかえりー」と言って花凛がやってきた。
「今日は、早かったねぇ」
「あぁ、仕事が早く終わったからな」
(あ!そういえば…)
俺は、山口のことを花凛に伝える。
「なぁ、花凛。」
「ん?どうしたの?」
「実はな、会社の同僚の山口って奴から一緒にコミケに行かないか?って誘われてな。」
「うん。」
「それで、俺は花凛も連れていきたいんだが…そのー、山口がいてもいいか?」
そう言うと、花凛は「別に、わたしは気にしないよ?」と言った。
(……なんて、いい子なんだ…)
…それにしても、山口に花凛の事なんて説明しようかなぁ。
…まぁ、親戚の子でいいか。
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