隣の席の山中くんは男の娘!?
第9話
コスプレショップを後にした俺と山中は、昼食を食べるため駅前にある某ハンバーガチェーン店へと向かう。
その道中にて。
「なぁ、いつからコスプレ始めたんだ?」
単純に気になったので聞いてみた。
すると山中は、「え〜とねぇ〜」と顎に手をやり考えるポーズをとってから「多分、中学校に入った頃くらいかなぁ〜」と答えた。
「っえ!?中学の時からやってたの?」
あまりの驚きに思わずそう叫ぶと、彼は「う、うん。そうだよ」と俺の予想外の反応に少し戸惑いながら返事をする。
それから店に着くまであれこれ話して分かったのだが、どうやら山中には歳の離れたお姉さんがいると言う。
そして、山中はそのお姉さんに両親より可愛がられている。
あと、女物の服やらアクセサリーやらをつけさせられている-----------本人は嫌がっていない-----------らしい。
♢
「いただきま〜す」
「いただきます」
場所は移動してハンバーガーチェーン店の2人がけの席に。
俺たちはそれぞれ、チーズハンバーガーとオニオンソースバーガー+ポテトのビッグサイズを頼み食べ始める。
「それで、このあとだけど…」
おれがこの後の予定について尋ねると山中は、口をもぐもぐさせながら「あら、はふらいふんのひいはいほほにひほうよ」と意味不明なことを呟く。
「ん?なんだって?」
よく分からなかったので聞き返す。
と、山中はゴクリとハンバーガーを飲み込み「なら、咲良井くんの行きたいところに行こうよ」と言った。
「…?俺の行きたいところ?」
「そう!咲良井くんの行きたいところ。…さっきは僕の買い物に付き合ってくれたから」
「なんほどなぁ〜……。俺の行きたい場所かぁ…」
頭の中であれこれ考えるが、特にこれと言って行きたいところはなかった。
----------------------まぁ、強いて言えば……。
「なら、俺は山中の家に行きたいなぁ〜」
そう俺は言った。
すると、目の前に座っている彼は頬を赤らめながら「えっ!?……ぼ、僕の家に行きたいの?」と恥ずかしそうに返事した。
と、言うことで俺は山中の家にお邪魔することになった。
つづく
          
その道中にて。
「なぁ、いつからコスプレ始めたんだ?」
単純に気になったので聞いてみた。
すると山中は、「え〜とねぇ〜」と顎に手をやり考えるポーズをとってから「多分、中学校に入った頃くらいかなぁ〜」と答えた。
「っえ!?中学の時からやってたの?」
あまりの驚きに思わずそう叫ぶと、彼は「う、うん。そうだよ」と俺の予想外の反応に少し戸惑いながら返事をする。
それから店に着くまであれこれ話して分かったのだが、どうやら山中には歳の離れたお姉さんがいると言う。
そして、山中はそのお姉さんに両親より可愛がられている。
あと、女物の服やらアクセサリーやらをつけさせられている-----------本人は嫌がっていない-----------らしい。
♢
「いただきま〜す」
「いただきます」
場所は移動してハンバーガーチェーン店の2人がけの席に。
俺たちはそれぞれ、チーズハンバーガーとオニオンソースバーガー+ポテトのビッグサイズを頼み食べ始める。
「それで、このあとだけど…」
おれがこの後の予定について尋ねると山中は、口をもぐもぐさせながら「あら、はふらいふんのひいはいほほにひほうよ」と意味不明なことを呟く。
「ん?なんだって?」
よく分からなかったので聞き返す。
と、山中はゴクリとハンバーガーを飲み込み「なら、咲良井くんの行きたいところに行こうよ」と言った。
「…?俺の行きたいところ?」
「そう!咲良井くんの行きたいところ。…さっきは僕の買い物に付き合ってくれたから」
「なんほどなぁ〜……。俺の行きたい場所かぁ…」
頭の中であれこれ考えるが、特にこれと言って行きたいところはなかった。
----------------------まぁ、強いて言えば……。
「なら、俺は山中の家に行きたいなぁ〜」
そう俺は言った。
すると、目の前に座っている彼は頬を赤らめながら「えっ!?……ぼ、僕の家に行きたいの?」と恥ずかしそうに返事した。
と、言うことで俺は山中の家にお邪魔することになった。
つづく
          
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