隣の席の山中くんは男の娘!?
第4話
隣の席の山中から、意味不明なら告白をされた日の午後。
俺は、告白の意味が本当にあっているのかを調べるため、科学の時間ずっと山中のことを見ていた。
「いいですか?中学校でも習った通り、重力があると言うのを定義したのはニュートンです。これは、知っていて当然のとこなんですよ。」
と、科学担当の前田が言う。
それから、授業は進み隣同士で実際に重力について考えると言う事になった。
「なぁ。山中、起きてくれ。隣同士で話し合いをするから。…おいったら」
俺は、小声で山中にそう言う。
しかし、山中は起きない。と、言うより俺の言葉がわかっていて無視している様子だ。
そこへ前田が「じゃあ、5分ほど話し合ってください」と。
……えーと。これ、やばいんじゃね?
前田にバレないようにもう一度山中を起こす。
しかし、結果は同じだ。
ふと、周りを見てみると皆、隣同士で真面目に話し合っている。
そして、前田はそんなクラスの様子を黒板前でニコニコと見ていた。
しばらくして、「じゃあ、話し合いはここまでです。」と前田が言うとちょうどチャイムが鳴る。
終了の号令をして授業は終わった。
結局、今回の授業でも山中のことは気づかれなかった。
……一体全体どうなってるんだ?
***
「ね。だから言ったでしょ。僕が寝てても誰も気づかないんだって。」
「そ、それはそうだけど…」
「僕らが出会ったのも何かの縁ってことで、これからもよろしくね。」
「…よろしくって言われても。」
「じゃあ、さ。とりあえず、アドレス交換しよ?」
山中は、まるで少女の如く言う。
「……え?なんの?」
「やだなぁ〜もう。アドレスって言ったらRINE以外ないでしょ。」
「そ、そっか…ははは」
すると、山中は自分のポケットからスマホを取り出し画面を見せてきた。
「これ、僕のアドレス。」
「あ、あぁ。」
それから互いにアドレスを交換する。
「じゃあ、改めてよろしくね。咲良井くん。」
そう言った山中は、少し女の子のように見えた。
つづく
俺は、告白の意味が本当にあっているのかを調べるため、科学の時間ずっと山中のことを見ていた。
「いいですか?中学校でも習った通り、重力があると言うのを定義したのはニュートンです。これは、知っていて当然のとこなんですよ。」
と、科学担当の前田が言う。
それから、授業は進み隣同士で実際に重力について考えると言う事になった。
「なぁ。山中、起きてくれ。隣同士で話し合いをするから。…おいったら」
俺は、小声で山中にそう言う。
しかし、山中は起きない。と、言うより俺の言葉がわかっていて無視している様子だ。
そこへ前田が「じゃあ、5分ほど話し合ってください」と。
……えーと。これ、やばいんじゃね?
前田にバレないようにもう一度山中を起こす。
しかし、結果は同じだ。
ふと、周りを見てみると皆、隣同士で真面目に話し合っている。
そして、前田はそんなクラスの様子を黒板前でニコニコと見ていた。
しばらくして、「じゃあ、話し合いはここまでです。」と前田が言うとちょうどチャイムが鳴る。
終了の号令をして授業は終わった。
結局、今回の授業でも山中のことは気づかれなかった。
……一体全体どうなってるんだ?
***
「ね。だから言ったでしょ。僕が寝てても誰も気づかないんだって。」
「そ、それはそうだけど…」
「僕らが出会ったのも何かの縁ってことで、これからもよろしくね。」
「…よろしくって言われても。」
「じゃあ、さ。とりあえず、アドレス交換しよ?」
山中は、まるで少女の如く言う。
「……え?なんの?」
「やだなぁ〜もう。アドレスって言ったらRINE以外ないでしょ。」
「そ、そっか…ははは」
すると、山中は自分のポケットからスマホを取り出し画面を見せてきた。
「これ、僕のアドレス。」
「あ、あぁ。」
それから互いにアドレスを交換する。
「じゃあ、改めてよろしくね。咲良井くん。」
そう言った山中は、少し女の子のように見えた。
つづく
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