悪役令嬢は大体キッチンにいる。
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悪役令嬢は大体キッチンにいる。

  • あらすじ

      広くて清潔で、カウンターはL字型とアイランド型の両方が備わっている。
      シャワーノズル付きの大きなシンクが三つ。銀色の冷蔵庫と冷凍庫。スタンド式のミキサー。パンだね発酵器。アイスクリームマシン。
      壁の一面には三台のガスオーブンが備え付けられており、一台で七号のラウンドのケーキが三、四個は焼けそうだ。
      オーブンの隣のドアを開けるとウォーキングパントリーになっており、強力粉、薄力粉、粉砂糖、アラザン、ナッツ類、バニラスティック、カカオパウダー、フルーツの瓶詰、ジャム、はちみつ、ドライフルーツ類、カラフルなスパイス。
      ボウルやヘラ、刷毛などのキッチンツールも整然と並べられている。すべて超一流の物だ。
      そんなキッチンの主はノブレス・オブリージュを第一に考える料理が趣味の公爵令嬢、エリザベーテ=ルイ=カプラン=ティネーゼだ。
      社交界の花とも呼ばれている彼女の趣味が料理だと知っている者は少ないが、知っている者はその手から作り出される料理に舌鼓をうって胃袋を掴まれるのだ。

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