あの子が尊い!
学園

連載中:3話

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あの子が尊い!

  • あらすじ

     「大丈夫ですか?」
     
      高校受験という、それも特待生になれるかという大事な試験の日緊張のあまり血の気が引き吐き気すら覚えて試験会場である教室に向かっていた私にそう声をかけてくれたのは、とてもかわいらしい人だった。
     
     「あ、はい」
     
      そう言ったものの、具合が悪そうなのは一目見ればわかるのだろう。けれども今この場にいるということは特待生の試験を受けに来ている者かすでにこの学園に在籍している者か教師ぐらい。見慣れない中学の制服を着ているのなら間違いなく試験を受けに来たものであるのは見て取れるためか、かわいい子は安易に保健室に連れていくこともできずに困ったように顔をしかめた。

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