転生ヒロインに告ぐ!この世界はゲームじゃない!
31 作戦会議ですわ(セイラ視点)
「それで、カイン様をさけてるんでありんすか」
「浮気者にはふさわしい末路よの」
カイン様との接触を出来る限り避けるため、親しくしている方々にご協力をいただくために皆様に事情をお話ししましたら、側室制度のあるところでは多少苦笑されましたが、ご協力いただけるとおっしゃっていただけました。
もっとも、国交がございますのであからさまな真似はできないのですけれどもね。
「わっちは少しぐらい目こぼししてもええと思いますけど、女心は複雑なものですし、しかたありませんな」
「ヌルガ様は側室腹だからネ、こういう話しは苦手なら席を外してイイヨ」
「なっ。そんなこといってはいないどす」
「ふーん」
ヌルガ様とペレト様はどうも相性が悪いようですわね、以前から少し言い合いはありましたが、最近余計に仲が悪くなっているような気がしますわ。
「結婚制度は各国によって違う故、反発があるのは仕方がないことじゃな。妾は協力する故、安心するがよい」
「私もご協力いたします。カイン様には御恩がありますけれども、それよりもセイラ様には返しきれない御恩があります」
「わちきはご協力させていただくでありんす。男の浮気心に悩まされるのは古今東西の共通した悩みでありんすな」
アルスデヤ様はやる気満々といった感じに、ケーテ様は恩はあるけれどもどちらかと言えば私に天秤が傾いているといった感じに、メンヒジル様は自分も思うところがあるのか前向きにという感じにご協力いただけるようですわね。
「アタシはもちろんセイラ様の味方ヨ!」
「わっちだって」
「仕方ないで参加するならしないほうがましネ」
「わかったでありんす!わっちも協力するでありんすよ!」
「無理にならしないでイイヨ。ヌルガ様は側室腹だから日陰の身になる人を増やさないぐらいな勢いでなくちゃダメネ」
「くぅ…、わかったでありんす!」
ペレト様って、ヌルガ様の扱いに慣れていらっしゃいますのね。
ヌルガ様とはあまり親しくかかわることがありませんでしたから、少し意外ですわ。
「して、具体的にはどのようなことをするのかの?接触をしないようにするというだけというのでは難しいの。今まで同じ講義では今まで隣の席であっただろう」
「そうなのです。でも、カイン様と被っている講義はここにいらっしゃる皆様のどなたかもうけていらっしゃるでしょう?ですから私の隣に座っていただくとか」
「まちや。それは例えばわちきを挟んでカイン様とセイラ様がいるということでありんすか?」
「そうですわね」
頷くと、メンヒジル様は青ざめて首をフルフルを振って両手を前にあげて「無理」と言ってくる。
そんなに私たちの間に入るのは難しいのでしょうか?
「セイラ様の隣に座るんだけでもわちきにはしんどいんやけど、カイン様は無理なんでありんす」
「まあ・・・」
もしかしてメンヒジル様は勘が鋭い方でいらっしゃるのでしょうか?確か巫女が生まれやすい血筋でいらっしゃいましたわね。
なるほど、半神のカイン様に近づくのは確かにお辛いのかもしれませんわ。
「無理はさせられませんわね。その場合他の席に移ったほうがいいでしょうか?」
「アイトリーはんにカイン様を引き留めてもらええと思うでありんす。女子だけではやっぱり厳しいと思うでありんすよ」
「そうですわね。ではアイトリー様にはメンヒジル様の説得をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「承ったでありんす」
頷いていただけたのでほっと安心して、皆様にとりあえず一週間分の受講予定表を見ていただく。
ほとんどが上位授業なので、カイン様と被っている者には丸印を付けていくと、思ったよりも案外少なくてこれなら何とかなると思って顔を上げて、皆様のお顔が微妙な苦笑になっていることに気が付いて首をかしげてしまう。
「セイラ様、こんなカリキュラムを受けてるノ?」
「ええ」
「なるほど、後期になってから講義が合わないと思っておったら、これではのう」
「なにかありまして?」
「半分が上級生が受ける講義ヨ」
「そうじゃな。ほんに、常識というものがずれておるの」
「そうでしょうか?いつ魔物の襲撃で抜けが出るかわかりませんし、出かける用事が出来るとも限りませんので、修得できるものは早々に片づけてしまったほうがいいとおもいますのよ。他の方々もこんな感じに前倒しで単位を取得しておりますもの」
別に珍しくはないと言えば、全員が首を横に振った。
留学生の方を集めているので、やはり文化の違いがあるのでしょうか?
そう思ってキョトンとした顔をしてしまったのですが、どうもそうではないとのことです。はっきり言えばそもそもこの学園の講義内容のレベルは高く、しかも個人のレベルに合わせることができるようにランク分けがされている。
低ランクをクリアして上位ランクの講義を受けることができるシステムなのにもかかわらず、一年の後期の時点で上級生が受けるような講義を受けているのが普通ではないとのことらしい。
「確かにそういった講義内容ではカイン様と被っておりませんわね」
なるほど、普通はそういう考えなのだと思いながら答えると、ペレト様とアルスデヤ様が諦めたように首を横に振った。
なんだかんだと言って、私はこのお2人と過ごすことも多いですから、勝手な事とは思いますがお友達だと思っているのですよね。
「まあよい。これとこれ、これは妾と他の誰かが伴に受講しておる。両方の席を確保すればよい。背後とまえを取られるのが面倒じゃが、隣よりはましであろう」
「コレはアタシが一緒ネ!ケーテ様も一緒だし、頑張るヨ」
「お任せください」
ケーテ様、あの一件以来すっかり憑き物がとれたみたいですわね。実際にとれたのですけれども、本来の性格が戻ってきたようで、フロレーテ様との仲も良好とのことで本当によかったですわ。
この中心配なのはヌルガ様とメンヒジル様ですわね。お母君同士の確執のせいでお互いに距離があるというか、仲が悪いというか・・・。
表立って言い争うことはないので、あまり口を出すこともできないのですが、どちらかといえば世間の評判とは逆にヌルガ様がメンヒジル様を気にしておいでですわね。
ケーテ様のようなことがなければ、口出すこともないでしょうし、まあいいでしょう。メンヒジル様の勘の鋭さというか、巫女としての素質に関しては少し気になると言えば気になるのですが、聞いて答えてくださるかはわかりませんものね。
「ともあれ、出来れば4人体制のほうがよさそうですね。前と背後、優先すべきはどちらでしょうか?」
「わっちは背後の方が危険だとおもいますけど、振り向いてきたら前もきけんでありんすな」
「わちきもそう思うでありんす」
なんだが戦闘の作戦会議のようになっていますけれど、どうしてでしょうね。
なにやら講義だけではなく、休憩時間やお昼の対処の仕方まで話し始めていらっしゃいますが、皆様随分熱心に・・・。
「この時間、わちきも講義がないでありんす。一緒にカフェで時間をつぶすというのはどうでありんすか?」
「それならわっちがお供するでありんす。メンヒジル様は下がっていなっせ」
「っ・・・。そうでありんすか」
「お2人がご一緒してくださるのなら心強いのですが」
「わっちたち二人ででありんすか?それは…、いえセイラ様がそういいはるんでしたら」
「わちきに異存はないでありんす」
異存はないけど不満はありそうですわね。まったくどの国も多少なりとも問題は抱えているものでしょうけれど、この国のこの学園にその問題を持ち込まれるのは困ってしまいますわ。
「セイラ様、メンヒジル様はいずれどこぞの男に嫁ぐ予定でありんす。今はともかくいずれ身分が…、の。あまり目をかけなくてもいいんでありんすよ」
異母妹とはいえ、正室の子供に随分と冷たいことを言いますのね。ヌルガ様自体が正室になにかと嫌がらせのようなものを受けていると聞いたこともあり舞うし、根が深いのでしょうか?
ヌルガ様は第一王女ということですが、王位継承権は男兄弟が優先されるはずですので、あまり状況はメンヒジル様と変わらないと思うのですが、まさかいかず後家にでもなるおつもりなのでしょうか?
それとも高位の貴族や王族が行くと噂の貴族神官になるおつもりなのでしょうか?
わかりませんが、あまり好ましい性格はありませんわね。貴族・王族としては間違っていないのでしょうが、なんというかその根っこにあるものの色が私の好みではないともうしましょうか・・・、難しいですわね。
「昼食はどうするヨ。皆で食べるノ?」
「そうですわねえ、これだけの人数となると籍の確保で予約をする必要がありますわね」
この部屋にいる人数ですと6人ですものね。通常のカフェの席は4人掛けですし、個室などを用意してもらう場合は椅子などを足してもらう必要がありますわ。
「わちきは昼食はアイトリーはんと食べる約束があるから遠慮するでありんす」
「私もレーテ姉様とご一緒のお約束が」
「となりますと・・・」
「妾とペレト様、・・・ヌルガ様は約束はないのかの?」
「もちろんあるでありんす」
「だったらアタシとアルスデヤ様とセイラ様の3人で食べるネ」
「それでしたら予約なども簡単に取れますわね」
結局昼食はいつもの形にまとまりそうですわね。
ヌルガ様とご一緒にお昼を食べていらっしゃるのは、女性のご友人もいらっしゃいましたが、男性のご友人がほとんどでしたわよね。
そう考えるとヌルガ様も将来のことをちゃんと考えているのでしょうか。
「ではさっそくきょうから開始ですわね。セイラ様、次の授業では私とペレト様とアルスデヤ様がお守りいたしますわ」
「ありがとうございますわ、皆様」
ともあれ、カイン様対策は順調なようですので、なによりですわ。
小説のような婚約破棄は構いませんけれども、この私を飼い殺しにしようとするなんて、冗談ではありませんわ。
カイン様、12公爵家の人間のことをわかっていらっしゃらないのでしょうか?残念ですわ。
「浮気者にはふさわしい末路よの」
カイン様との接触を出来る限り避けるため、親しくしている方々にご協力をいただくために皆様に事情をお話ししましたら、側室制度のあるところでは多少苦笑されましたが、ご協力いただけるとおっしゃっていただけました。
もっとも、国交がございますのであからさまな真似はできないのですけれどもね。
「わっちは少しぐらい目こぼししてもええと思いますけど、女心は複雑なものですし、しかたありませんな」
「ヌルガ様は側室腹だからネ、こういう話しは苦手なら席を外してイイヨ」
「なっ。そんなこといってはいないどす」
「ふーん」
ヌルガ様とペレト様はどうも相性が悪いようですわね、以前から少し言い合いはありましたが、最近余計に仲が悪くなっているような気がしますわ。
「結婚制度は各国によって違う故、反発があるのは仕方がないことじゃな。妾は協力する故、安心するがよい」
「私もご協力いたします。カイン様には御恩がありますけれども、それよりもセイラ様には返しきれない御恩があります」
「わちきはご協力させていただくでありんす。男の浮気心に悩まされるのは古今東西の共通した悩みでありんすな」
アルスデヤ様はやる気満々といった感じに、ケーテ様は恩はあるけれどもどちらかと言えば私に天秤が傾いているといった感じに、メンヒジル様は自分も思うところがあるのか前向きにという感じにご協力いただけるようですわね。
「アタシはもちろんセイラ様の味方ヨ!」
「わっちだって」
「仕方ないで参加するならしないほうがましネ」
「わかったでありんす!わっちも協力するでありんすよ!」
「無理にならしないでイイヨ。ヌルガ様は側室腹だから日陰の身になる人を増やさないぐらいな勢いでなくちゃダメネ」
「くぅ…、わかったでありんす!」
ペレト様って、ヌルガ様の扱いに慣れていらっしゃいますのね。
ヌルガ様とはあまり親しくかかわることがありませんでしたから、少し意外ですわ。
「して、具体的にはどのようなことをするのかの?接触をしないようにするというだけというのでは難しいの。今まで同じ講義では今まで隣の席であっただろう」
「そうなのです。でも、カイン様と被っている講義はここにいらっしゃる皆様のどなたかもうけていらっしゃるでしょう?ですから私の隣に座っていただくとか」
「まちや。それは例えばわちきを挟んでカイン様とセイラ様がいるということでありんすか?」
「そうですわね」
頷くと、メンヒジル様は青ざめて首をフルフルを振って両手を前にあげて「無理」と言ってくる。
そんなに私たちの間に入るのは難しいのでしょうか?
「セイラ様の隣に座るんだけでもわちきにはしんどいんやけど、カイン様は無理なんでありんす」
「まあ・・・」
もしかしてメンヒジル様は勘が鋭い方でいらっしゃるのでしょうか?確か巫女が生まれやすい血筋でいらっしゃいましたわね。
なるほど、半神のカイン様に近づくのは確かにお辛いのかもしれませんわ。
「無理はさせられませんわね。その場合他の席に移ったほうがいいでしょうか?」
「アイトリーはんにカイン様を引き留めてもらええと思うでありんす。女子だけではやっぱり厳しいと思うでありんすよ」
「そうですわね。ではアイトリー様にはメンヒジル様の説得をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「承ったでありんす」
頷いていただけたのでほっと安心して、皆様にとりあえず一週間分の受講予定表を見ていただく。
ほとんどが上位授業なので、カイン様と被っている者には丸印を付けていくと、思ったよりも案外少なくてこれなら何とかなると思って顔を上げて、皆様のお顔が微妙な苦笑になっていることに気が付いて首をかしげてしまう。
「セイラ様、こんなカリキュラムを受けてるノ?」
「ええ」
「なるほど、後期になってから講義が合わないと思っておったら、これではのう」
「なにかありまして?」
「半分が上級生が受ける講義ヨ」
「そうじゃな。ほんに、常識というものがずれておるの」
「そうでしょうか?いつ魔物の襲撃で抜けが出るかわかりませんし、出かける用事が出来るとも限りませんので、修得できるものは早々に片づけてしまったほうがいいとおもいますのよ。他の方々もこんな感じに前倒しで単位を取得しておりますもの」
別に珍しくはないと言えば、全員が首を横に振った。
留学生の方を集めているので、やはり文化の違いがあるのでしょうか?
そう思ってキョトンとした顔をしてしまったのですが、どうもそうではないとのことです。はっきり言えばそもそもこの学園の講義内容のレベルは高く、しかも個人のレベルに合わせることができるようにランク分けがされている。
低ランクをクリアして上位ランクの講義を受けることができるシステムなのにもかかわらず、一年の後期の時点で上級生が受けるような講義を受けているのが普通ではないとのことらしい。
「確かにそういった講義内容ではカイン様と被っておりませんわね」
なるほど、普通はそういう考えなのだと思いながら答えると、ペレト様とアルスデヤ様が諦めたように首を横に振った。
なんだかんだと言って、私はこのお2人と過ごすことも多いですから、勝手な事とは思いますがお友達だと思っているのですよね。
「まあよい。これとこれ、これは妾と他の誰かが伴に受講しておる。両方の席を確保すればよい。背後とまえを取られるのが面倒じゃが、隣よりはましであろう」
「コレはアタシが一緒ネ!ケーテ様も一緒だし、頑張るヨ」
「お任せください」
ケーテ様、あの一件以来すっかり憑き物がとれたみたいですわね。実際にとれたのですけれども、本来の性格が戻ってきたようで、フロレーテ様との仲も良好とのことで本当によかったですわ。
この中心配なのはヌルガ様とメンヒジル様ですわね。お母君同士の確執のせいでお互いに距離があるというか、仲が悪いというか・・・。
表立って言い争うことはないので、あまり口を出すこともできないのですが、どちらかといえば世間の評判とは逆にヌルガ様がメンヒジル様を気にしておいでですわね。
ケーテ様のようなことがなければ、口出すこともないでしょうし、まあいいでしょう。メンヒジル様の勘の鋭さというか、巫女としての素質に関しては少し気になると言えば気になるのですが、聞いて答えてくださるかはわかりませんものね。
「ともあれ、出来れば4人体制のほうがよさそうですね。前と背後、優先すべきはどちらでしょうか?」
「わっちは背後の方が危険だとおもいますけど、振り向いてきたら前もきけんでありんすな」
「わちきもそう思うでありんす」
なんだが戦闘の作戦会議のようになっていますけれど、どうしてでしょうね。
なにやら講義だけではなく、休憩時間やお昼の対処の仕方まで話し始めていらっしゃいますが、皆様随分熱心に・・・。
「この時間、わちきも講義がないでありんす。一緒にカフェで時間をつぶすというのはどうでありんすか?」
「それならわっちがお供するでありんす。メンヒジル様は下がっていなっせ」
「っ・・・。そうでありんすか」
「お2人がご一緒してくださるのなら心強いのですが」
「わっちたち二人ででありんすか?それは…、いえセイラ様がそういいはるんでしたら」
「わちきに異存はないでありんす」
異存はないけど不満はありそうですわね。まったくどの国も多少なりとも問題は抱えているものでしょうけれど、この国のこの学園にその問題を持ち込まれるのは困ってしまいますわ。
「セイラ様、メンヒジル様はいずれどこぞの男に嫁ぐ予定でありんす。今はともかくいずれ身分が…、の。あまり目をかけなくてもいいんでありんすよ」
異母妹とはいえ、正室の子供に随分と冷たいことを言いますのね。ヌルガ様自体が正室になにかと嫌がらせのようなものを受けていると聞いたこともあり舞うし、根が深いのでしょうか?
ヌルガ様は第一王女ということですが、王位継承権は男兄弟が優先されるはずですので、あまり状況はメンヒジル様と変わらないと思うのですが、まさかいかず後家にでもなるおつもりなのでしょうか?
それとも高位の貴族や王族が行くと噂の貴族神官になるおつもりなのでしょうか?
わかりませんが、あまり好ましい性格はありませんわね。貴族・王族としては間違っていないのでしょうが、なんというかその根っこにあるものの色が私の好みではないともうしましょうか・・・、難しいですわね。
「昼食はどうするヨ。皆で食べるノ?」
「そうですわねえ、これだけの人数となると籍の確保で予約をする必要がありますわね」
この部屋にいる人数ですと6人ですものね。通常のカフェの席は4人掛けですし、個室などを用意してもらう場合は椅子などを足してもらう必要がありますわ。
「わちきは昼食はアイトリーはんと食べる約束があるから遠慮するでありんす」
「私もレーテ姉様とご一緒のお約束が」
「となりますと・・・」
「妾とペレト様、・・・ヌルガ様は約束はないのかの?」
「もちろんあるでありんす」
「だったらアタシとアルスデヤ様とセイラ様の3人で食べるネ」
「それでしたら予約なども簡単に取れますわね」
結局昼食はいつもの形にまとまりそうですわね。
ヌルガ様とご一緒にお昼を食べていらっしゃるのは、女性のご友人もいらっしゃいましたが、男性のご友人がほとんどでしたわよね。
そう考えるとヌルガ様も将来のことをちゃんと考えているのでしょうか。
「ではさっそくきょうから開始ですわね。セイラ様、次の授業では私とペレト様とアルスデヤ様がお守りいたしますわ」
「ありがとうございますわ、皆様」
ともあれ、カイン様対策は順調なようですので、なによりですわ。
小説のような婚約破棄は構いませんけれども、この私を飼い殺しにしようとするなんて、冗談ではありませんわ。
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