アクターズ・ラプソディ

切磋琢磨(ぶたまろ)

第一幕『超能力者(アクターズ)』

3089年 今、世界は地球温暖化を抑制し地球冷寒化を乗り越え、それでも起こり続ける災害をしのいできた。これらを2791年に乗り切った。このように災害に遭うたびに人間は強くなり、次第に超能力を発現させる人間が出現するようになった。世間はそれをアクターズと呼んだ。

 「ここが東京…!夢の地!来た来た!」(あ、やっべ、つい舞い上がって口に出しちまった………一瞬で田舎者って思われたな)

〜status<ドウシマ ジュウヤ>〜
Age:18   Height:175.3cm   
Body weight:64.3kg
ウェスタンアクター
瞬発力と動体視力など感覚が鋭いアクターズ。
Annexed〈幕間〉
一時的に脳を活性化させ、自身の速さを上げる。これによって周りが遅く見える。現在は4秒まで使える。

 とりあえず、俺は早く『救世主オペラ座』に行かなきゃな!夢の救世主オペラ座だ!これからは沢山の人を助けてやる!

補足:救世主オペラ座
救世主オペラ座とは超能力者アクターズ案内役オペレーターからなる悪人Ruffiansと戦う組織である。現在、東京には20もの救世主オペラ座がある。

 (よし!行くか!地図もちゃんとあるしなっ!これなら完璧だ)歩き出した。堂嶋は人混みに慣れてはいないが特に何も起こらず無事に拠点に到着した。しかし、唖然とした。拠点であるはずのビルが………ボロいのだ。
 (あれ?場所間違えたか?い、いや。俺の体内方位磁針はここで合ってるはずだ………)すると、堂嶋は後ろから肩を叩かれ、声もかけられた。
 「ねえ、どいてくれる?私、ここに入りたいんだけど」そこには綺麗な黒髪翠眼の女性がいた。
 (綺麗だなぁ………て言うかここに入りたいって言ったのか?)
 「え、あ、あぁ、すみません。邪魔でしたね。どうぞ」
 女性は特に何も言わずに中に入っていった。(やっぱり、救世主オペラ座の誰かなのか?)
 そして堂嶋はビルに足を踏み入れた。
 「ここからだ。頑張るぞ!」




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