転生したら鶏だった？～最強を目指します～
1話 転生
いきなりだが皆は朝起きたら鶏になってたことってあるか？
自分でもおかしなことを言ってる自覚はある。
だったらなぜ聞くのかと思うだろう？
理由は簡単、今の俺は『朝起きたら鶏になってた』状況だからだ。
‐‐‐‐‐‐‐数十分前‐‐‐‐‐‐
朝起きたらなぜか視界が暗い。
何も見えないくらい真っ暗だ。
完全に目が覚めているのに何も見えないので、驚いて手を動かそうとするがうまく動かせない。
数分ほど試行錯誤してやっと動かせたが違和感を感じる。
だが、その違和感の原因が何なのかわからない。
それよりも今は視界が暗い原因を調べることが先だ。
十分程調べてわかったことは、自分がドーム状の何かに閉じ込められているということだけだ。恐らくタマゴだろう。
今はここから脱出するのが最優先だ。
俺はとにかく手足を動かしたり、体をじたばたさせたりする。
数分程暴れていると、バキバキと謎の音がしだした。
このまま続けていれば出られると本能で直感した。
暫く続けていると、バリっとひときわ大きな音がし光が差し込んできた。その眩しさに驚いて声を出したら
「コケ、コケェェ」
と鶏のさえずりみたいな声が聞こえた。
そこまではいい。
そこまでは。
問題なのは、俺は「うわ、眩し」と言ったはずなのに鶏の鳴き声みたいな声しか聞こえなかったことだ。
原因を考えて俺は一つの可能性に思い至る。
その可能性が間違いであることを願いながらもう一度声を出す。
「コケ、コケェェェェェ」
俺は恐る恐る自分の手を見る。そこには淡い朱色をした鳥の手があった。
「コケェ、コケコケ、コケェェェェェェェ（俺鶏になってんじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ！）」
そう、俺は鶏になっていたのだ。
夢だよな？
夢であってくれ！
最後の望みをかけて手（羽？）で自分の顔を叩いてみる。
・・・・・・だが現実は非情だった。痛みを感じる、つまり夢ではなかったのだ。
落ち着け、おれ！
深呼吸、深呼吸するんだ。
スゥーハァー、スーハ―。
良し。
いや、全然良くねえけど落ち着いた。
えっと、俺は朝起きたら鶏になってた。
今いるのは多分森か？
目に見える範囲には草木が生い茂ってるし森なんだろう。
周りを見るが親鳥らしい鳥も見当たらない。
というか他の生物自体見当たらない。
…………………そう言えばなんでヒヨコじゃないんだ？
とりあえず、異世界だからと自分を納得させることにした。
することもないし昨日のことを思い出してみる。
昨日は確か、学校終わりにバイトに行ったな。
で、バイトが終わった後、特に事故にあったりせず家に帰ったな。
で、飯食って風呂入った後に漫画を読んだはず。
そして寝たと。
昨日の晩飯のハンバーグ美味かったな・・・・・・じゃなくて、何で鶏になったのかということについての手がかりも特に思いつかないんだよな。
昨日までのことを振り返ったが鶏になった原因はわからないし、何か違和感を感じるのにその正体がわからない。
長いこと考え続けて違和感の正体がわかったとき俺、俺は驚愕した。
そういえば何で自分と家族の名前が思い出せないんだ？
自分が何していたとか、通ってた大学とか、友達の名前なんかははっきりと覚えているのに、自分と家族の名前だけ思い出せない。
その後、暫く考え続けたが思い出すことはできなかった。
わからないこと考え続けても仕方がないし今後のこと考えようと思ったとき、
「ビギャァァァァーーーーーー」
上空で甲高い悲鳴が響き渡った。
なんだ？ と思って上を見上げると、黄色い毛で覆われている鳥を咥えた巨大な怪鳥が目に入った。
「ビギャァ・・・・・・」
怪鳥に咥えられた鳥が弱弱しい声をあげ、がくりとこと切れた。
怪鳥は鷲のような猛禽類に似た体つきをしており、首から上は白で首から下は黒だ。
だが、一番おかしいのはその大きさだ。
結構距離があるのに物凄くでかいのだ。
なんだ・・・・・・あの怪鳥・・・・・・。
俺が心の中で思ったとき、
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
種族：ブラック・グリフォン Lｖ92
名前：なし
状態異常：なし
体力 ：２５３６/２６２７
魔力 ：９５７/１６４３
攻撃力：１３７８
防御力：８６９
魔法力：８７６
素早さ：１８５９
ランク：A
固有スキル
【飛翔LvMax】 【体力自動回復Lv６】 【魔力自動回復Lv４】
スキル
【咆哮Lv７】 【ファイアボールLv５】 【爪撃Lv８】 【嘴攻撃Lv８】 【毒爪Lv５】 【麻痺爪Lv４】 【威圧Lv６】 【気配察知Lv６】
耐性スキル
【状態異常耐性Lv６】 【炎耐性Lv８】 【物理耐性Lv２】 【魔法耐性Lv２】
称号
【天空の王者】 【突然変異】 【殺戮者】 【大食い】 【最終進化者】 【執念】
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・・・・自然と頭の中に文字が浮かび上がってきた。
自分でもおかしなことを言ってる自覚はある。
だったらなぜ聞くのかと思うだろう？
理由は簡単、今の俺は『朝起きたら鶏になってた』状況だからだ。
‐‐‐‐‐‐‐数十分前‐‐‐‐‐‐
朝起きたらなぜか視界が暗い。
何も見えないくらい真っ暗だ。
完全に目が覚めているのに何も見えないので、驚いて手を動かそうとするがうまく動かせない。
数分ほど試行錯誤してやっと動かせたが違和感を感じる。
だが、その違和感の原因が何なのかわからない。
それよりも今は視界が暗い原因を調べることが先だ。
十分程調べてわかったことは、自分がドーム状の何かに閉じ込められているということだけだ。恐らくタマゴだろう。
今はここから脱出するのが最優先だ。
俺はとにかく手足を動かしたり、体をじたばたさせたりする。
数分程暴れていると、バキバキと謎の音がしだした。
このまま続けていれば出られると本能で直感した。
暫く続けていると、バリっとひときわ大きな音がし光が差し込んできた。その眩しさに驚いて声を出したら
「コケ、コケェェ」
と鶏のさえずりみたいな声が聞こえた。
そこまではいい。
そこまでは。
問題なのは、俺は「うわ、眩し」と言ったはずなのに鶏の鳴き声みたいな声しか聞こえなかったことだ。
原因を考えて俺は一つの可能性に思い至る。
その可能性が間違いであることを願いながらもう一度声を出す。
「コケ、コケェェェェェ」
俺は恐る恐る自分の手を見る。そこには淡い朱色をした鳥の手があった。
「コケェ、コケコケ、コケェェェェェェェ（俺鶏になってんじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ！）」
そう、俺は鶏になっていたのだ。
夢だよな？
夢であってくれ！
最後の望みをかけて手（羽？）で自分の顔を叩いてみる。
・・・・・・だが現実は非情だった。痛みを感じる、つまり夢ではなかったのだ。
落ち着け、おれ！
深呼吸、深呼吸するんだ。
スゥーハァー、スーハ―。
良し。
いや、全然良くねえけど落ち着いた。
えっと、俺は朝起きたら鶏になってた。
今いるのは多分森か？
目に見える範囲には草木が生い茂ってるし森なんだろう。
周りを見るが親鳥らしい鳥も見当たらない。
というか他の生物自体見当たらない。
…………………そう言えばなんでヒヨコじゃないんだ？
とりあえず、異世界だからと自分を納得させることにした。
することもないし昨日のことを思い出してみる。
昨日は確か、学校終わりにバイトに行ったな。
で、バイトが終わった後、特に事故にあったりせず家に帰ったな。
で、飯食って風呂入った後に漫画を読んだはず。
そして寝たと。
昨日の晩飯のハンバーグ美味かったな・・・・・・じゃなくて、何で鶏になったのかということについての手がかりも特に思いつかないんだよな。
昨日までのことを振り返ったが鶏になった原因はわからないし、何か違和感を感じるのにその正体がわからない。
長いこと考え続けて違和感の正体がわかったとき俺、俺は驚愕した。
そういえば何で自分と家族の名前が思い出せないんだ？
自分が何していたとか、通ってた大学とか、友達の名前なんかははっきりと覚えているのに、自分と家族の名前だけ思い出せない。
その後、暫く考え続けたが思い出すことはできなかった。
わからないこと考え続けても仕方がないし今後のこと考えようと思ったとき、
「ビギャァァァァーーーーーー」
上空で甲高い悲鳴が響き渡った。
なんだ？ と思って上を見上げると、黄色い毛で覆われている鳥を咥えた巨大な怪鳥が目に入った。
「ビギャァ・・・・・・」
怪鳥に咥えられた鳥が弱弱しい声をあげ、がくりとこと切れた。
怪鳥は鷲のような猛禽類に似た体つきをしており、首から上は白で首から下は黒だ。
だが、一番おかしいのはその大きさだ。
結構距離があるのに物凄くでかいのだ。
なんだ・・・・・・あの怪鳥・・・・・・。
俺が心の中で思ったとき、
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
種族：ブラック・グリフォン Lｖ92
名前：なし
状態異常：なし
体力 ：２５３６/２６２７
魔力 ：９５７/１６４３
攻撃力：１３７８
防御力：８６９
魔法力：８７６
素早さ：１８５９
ランク：A
固有スキル
【飛翔LvMax】 【体力自動回復Lv６】 【魔力自動回復Lv４】
スキル
【咆哮Lv７】 【ファイアボールLv５】 【爪撃Lv８】 【嘴攻撃Lv８】 【毒爪Lv５】 【麻痺爪Lv４】 【威圧Lv６】 【気配察知Lv６】
耐性スキル
【状態異常耐性Lv６】 【炎耐性Lv８】 【物理耐性Lv２】 【魔法耐性Lv２】
称号
【天空の王者】 【突然変異】 【殺戮者】 【大食い】 【最終進化者】 【執念】
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・・・・自然と頭の中に文字が浮かび上がってきた。
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