絶対孤独

せだ きるや

39 同化

来る明日と
戻らない昨日と
区別のない今日の隙間を
乾いた笑いで埋める間に
時間だけが無慈悲に過ぎてく

生きる気にはなれないけど
死ぬのもつまらなく思えて
とりあえず生きていこうと
笑っているうちに
今日は昨日のような明日へと

静かに同化していく

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