スポットライト
仲人⑤
あれは2年前の事だ。僕と菅ちゃんは小野瀬会長が主宰するパーティに招かれた。各界の著名人が集まるパーティで、僕自身はそういった場はとても苦手ではあるが、菅ちゃんの「今後の仕事の幅を広げる為にも是非出席して下さい」と言われて出席したパーティだった。ただ、男2人だけというのも味気ないので、真奈美にも出席する様にと菅ちゃんが話をつけた。
小野瀬会長が誘ってくださったパーティは盛大なものだった。真奈美はその日大きく胸の開いた淡いピンク色のドレス姿で現れたが、その美しさはほかの招待客のどの女性よりも抜きに出ていた。グラスを片手に話をしていた男性軍が一瞬話をやめて真奈美に見入った程だった。
パーティは滞りなく進み、小野瀬会長から、「場所を変えて飲みなおさないか」とのお誘いがあった。小野瀬会長から直々にお誘いを頂くなど滅多にない事なので、僕も菅ちゃんも是非とも参加したかったのだが、丁度その日、二人共外すことのできない打ち合わせが入っていた。そこで会長のお誘いを丁重にお断りし、僕らの代わりに真奈美を出席させる事にした。
会長も周りの男性軍もそれをとても喜んでいた。僕たちは、真奈美に後をまかせて、パーティ会場を後にした・
翌日僕が出社すると、真奈美が受付のテーブルを拭いていた所だった。
「昨日はどうもありがとう。あの後どうだった?」
「はい、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。小野瀬会長のお噂はかねがね聞いてはいましたが、お会いするととても気さくなお人柄で、噂とは全く違いましたわ。」
そう言って微笑むと事務所へと消えて行った。
その後しばらくすると菅ちゃんが出社し、僕の部屋で打ち合わせを始めた。
小野瀬会長が誘ってくださったパーティは盛大なものだった。真奈美はその日大きく胸の開いた淡いピンク色のドレス姿で現れたが、その美しさはほかの招待客のどの女性よりも抜きに出ていた。グラスを片手に話をしていた男性軍が一瞬話をやめて真奈美に見入った程だった。
パーティは滞りなく進み、小野瀬会長から、「場所を変えて飲みなおさないか」とのお誘いがあった。小野瀬会長から直々にお誘いを頂くなど滅多にない事なので、僕も菅ちゃんも是非とも参加したかったのだが、丁度その日、二人共外すことのできない打ち合わせが入っていた。そこで会長のお誘いを丁重にお断りし、僕らの代わりに真奈美を出席させる事にした。
会長も周りの男性軍もそれをとても喜んでいた。僕たちは、真奈美に後をまかせて、パーティ会場を後にした・
翌日僕が出社すると、真奈美が受付のテーブルを拭いていた所だった。
「昨日はどうもありがとう。あの後どうだった?」
「はい、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。小野瀬会長のお噂はかねがね聞いてはいましたが、お会いするととても気さくなお人柄で、噂とは全く違いましたわ。」
そう言って微笑むと事務所へと消えて行った。
その後しばらくすると菅ちゃんが出社し、僕の部屋で打ち合わせを始めた。
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