天才ダラダラしていたら家を追い出されたけど、結局、王都の学園で無双する

スリーユウ

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「戦争か、権力者っていうのはどこまでも貪欲だな」


フェリクスはクレソン商会の執務室でゆったりと椅子に腰かけていた。


コンコンと執務室の扉がノックされた。
「失礼します、副会頭」
「で、調査の結果はどうだったの?」
「どうやら、副会頭の情報は間違いないようです。密かに物流の流れから密かに戦争の準備を進めているのが確認で来ました」
「確認ありがとう、マリアンヌさん」
「しかし、よくこんな情報を仕入れてきましたね、副会頭」
「直接、聞いたからね」
「なるほど、それで、この後はどうするのでしょうか」
「どうもしないよ」
「ほかの商会が動き始めたとの情報も掴んでおりますがそれでも何もしないと?」
「戦争が起こらなければ、そんな交渉無駄になるだけでしょ」
「つまり、副会頭は戦闘が起こらないとお考えで?」
「うーん、ちょっと違うかな、戦争を止めてくるが正解かな」


フェリクスの突然な告白に思わず、こいつ何言ってんだとマリアンヌは間抜けな声を出した。
「え?」
「ははは、普通はそんな反応だよね」
「いえ、失礼しました」


「まぁ、そうゆうことだからさ、他の商会は多分、後で戦争の為に揃えていた商品を別のものにリカバリーしてくると思うから、そこだけ抑えておいてくれてたいいよ」


簡単に言っているがフェリクスの言っていることはかなりえげつなかった。戦争の準備を商会で手伝うとなるとそれなりに資金を投じなければならないのに、それを潰すと言っているのだ。下手をするとそれだけで潰れる商会が出てくる。


「了解しました、副会頭」
「うん、よろしくね」
マリアンヌが出て行き、フェリクスはため息をついた。


「まぁ、俺もいろいろと準備しなきゃね、これ頼んだよ」


「「「あいあい」」」


クッキーの欲しがる不思議な精霊たちに手紙を渡し、フェリクスは着々と準備を進めていた。

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