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(旧)こっそり守る苦労人

ルド@

クラス戦 後編

久保・・ 和樹・・は問題児だ・・・・・。  
こいつと知り合ったのは高校に入ってすぐあったイベント、新人歓迎会での鬼ごっこ・・・・でだ。 
アレは本当に後悔したよ・・・あの時にいろいろ頑張ってしまって、久保や水野率いるB組と絡んでしまったのが失敗だった・・・・  


「ゴチャゴチャ言ってねーで」
 

久保の奴はニヤニヤしながら、


「早くヤローぜ?零!」


闘志を剥き出しにしてる。


暑苦し・・・ 


「だからうるせーって言ってるだろ。」
「こっちさっきから疼いて仕方ねーんだ!」
「一生疼いてろ」 


そして俺を巻き込むな武だけにしろ。  




バッサリいう俺に溜息をつく久保 


「そっちも相変わらずツレねーな?」


拗ねた様に言う久保に俺は胸焼けを起こしそうになる。




「・・・焦らんでも、すぐ始まる。」
そう言って久保に忠告する
「俺にやられる準備はしとけよ?」


俺の言葉に暫くポカ〜ンとした顔になるが   
 

「クククッ!楽しみだ!」


ニヤリと嫌な笑みを浮かべ喜ぶ久保であった。 






・・・・ところで 


「あの〜?水野さん?」
「・・・なに?」 


先程から何故か機嫌の悪い水野に少しビビりながらも質問してみる。


「あ、あのー何か俺、怒らせる様な・・・・・・ことしましたっけ?」
「(ピク)・・・・。」


一瞬だが俺の言葉に何か反応した水野だが、黙ったまま考え込んでしまう。


 

「・・・・・。」
「・・・・・。」


ち、沈黙が苦しいッ何か喋って!
そんな心の声が聞こえたのか、今日初めての笑顔になった水野が話し掛けてくれた。 


・・・・気のせいかな?何だか怖いんだけど・・・あの笑顔


  

「なるほど?ーーーー覚えてない・・・・・っと?」


ニコッっと俺に問いかけてくる水野・・・・み、水野さん?何か、め、目が全然笑ってないんだけど?  


「え、え〜と?決してそういう訳ではな・・く、ちょっとした手違「忘れたと?」・・・・・・・・・はい」


白状しました。自首します。
何か両手首を水野の前に上げている俺がいる。 
流石の水野も手錠は持ってないが  


 しかし一体何を忘れているんだ?俺
もう一度聞いてみるか?  


「あの・・・出来れば教えていただ「絶対イヤ」そうですか」
無理でした。まあ忘れてる俺が悪いんだが 
「・・・けど」 


俺に背を向けて水野が呟く。


「この試合であたしに勝ったら、良いわよ?教えてあげても」  


ちょっと照れた声で言う水野に俺はしっかりと答える。


「分かった全力でやるよ。」
「そうしなさい。でないと負けるわよ?あんた達」


だろうな、俺はそう答えそうになるのを堪えた。










「さて、諸君これが最後の試合だ。」
C組「「「「・・・・・。」」」」


試合開始直前
俺は皆と一箇所に集まり、みんなに確認を取る。


「と言っても、まだ午後にも試合がある奴がたくさんいるだろう?俺もそうだ。」


みんなの顔みながら俺は言う。




「だから、この試合は捨てて体力を温存する。」
C組「「「「・・・・・・。」」」」
「なんて考えてる馬鹿はいねーだろうなぁ!?」
C組「「「「いないわッ!!!」」」」  
「ここまで来たんだ!軽く優勝してーーー午後に控えようぜ!!!!」
C組「「「「おおおおおお!!!!」」」」 


みんなの闘志を確認して俺は小さく頷く。
うんうん!ヤル気に満ちてるなーーーこれならイケる! 


*みんなと零は言っているが、一部の女子・・・藤堂や転校生などがこの状況について行けず、苦笑して終始その光景を眺めいていのだった。 










『それではこれより最終試合を始めたいと思います。』


アナウンスが聞こえた時には俺たちC組とB組は既にコートにおり、位置に着いていた。


「勝たせて貰うぜ?零ーーーーそして武」


不敵に笑う久保に俺と武は鼻で笑い 


「寝言は寝てから言え」 
「返り討ちにしてやるよ。和樹」 






『それでは最終試合ーーー始め!!』


開始してすぐ俺は手元持っていたボールを


「寄越せ零!」


武にパスしていた。
4試合目からボールは2個となりスタート時互いに一個ずつ持っているのだ。 


ぶちかませ!」
「ラァ!!」


俺がそう武に言うとあいつは、最初からすぐ近くにいた、この試合要注意人物である久保へ向けてボールをぶん投げる。 


だが 


「ハッ!!」


久保は最も簡単に武の高速の弾丸シュートを受け止め 


「返してやんぜッ!!」


太っい腕を振り上げて、プロ野球選手ヨロシクみたいに超豪速球の球を投げる久保
はっ早い!  


「くッ!〜〜〜ッ!」
「武ッ」  


何とか受け止める武だが、予想以上に衝撃が重いのか、片膝を折れてしまい転びそうなる。


「こ〜のぉ筋肉ゴリラが!!」
 「誰がゴリラだ!!?」
「テメェーのことだ!腐れゴリラ!!」
「うんだと!?このドM中毒者が!!」
「ドMだと〜!?この」  


何かボールも投げずにアホな口喧嘩の応酬をしだしたバカ2人 


「何駄弁ってんだお前ら!?寄越せ武!」


あまり時間は掛けていられない。
そう考え武からボールを奪う俺 


「零!?」


そのまま久保方へラインギリギリまで接近 


「来やがれ!!零ッ!!」 


ボールを受け止める為、構える久保 
それを待ってたッ!
投げる直前でフェイントかける俺になッ!?と驚きの声を上げる久保 
動き回ってなければ、フェイントひとつで簡単に隙を作れる!


「口喧嘩したけりゃー試合が終わってから「何余所見よそみしてるの泉?」ッ!?」 


不意に別方向から声が聞こえたと思ったら、俺の中の警戒警報が勢いよく鳴り響いた。


「ッ!うわッ!」


再び投げるの中断して無理矢理しゃがみこむとその上をボールをひとつ通り過ぎて横の相手外野へと飛ぶ。


「水野ッ!」
「隙を見せたらるわよ?」 


俺が投げる直前に斜めから奇襲を仕掛けてきた水野は、俺の顔を見ながらニヤっと笑みを浮かべる。


「こえーよ」


さっきまで隣側で攻防が起きていたのは分かっていたが、まさか気配をあそこまで消して近付いてくるとは・・・・流石の風紀委員ーーー風紀委員関係ないか普通の風紀委員会・・・・・・・・なら・・・面倒な  




そんな彼女の登場に俺とは別の理由で、文句を言う久保 


「コラッ!水野!ジャマすんじゃねーよ!楽しめねーじゃねーか!?」 


楽しめるかがお前の基準か暴れん坊の中毒者ラースジャンキー   


「ウッサイ変態ゴリラ」
「へ、変態ごりッ!?」 


冷たく久保をあしらう水野
何かショックを受けてる久保  


「これはチーム戦ーーーあんた1人のために勝利を棒にする気かはないわ。」
「クッ!」


水野の正論に顔を歪む久保


そんな久保に水野が続けて


「アンタはこれまで通り暴れていい、こっちはこっちで勝つ為に動くからーーー宜しくね?」
「チッ仕方ねーか」 


渋々納得する久保・・・納得されちゃってる
以前までだったら絶対不可能だった筈だ。
この短い間に水野の奴、久保を調教してやがる。(久保の奴は自覚してないが) 




「オイ零ヤバイぞ。あっち頭脳派の星野や村田以外にも、奇襲の得意な水野に1年最強の戦闘力の和樹だぞ?」  


 武がこっちに近寄り、俺に相談してくる。


「それだけじゃないな。」
「川原」


全体の指揮をしていた川原が4人ほど付き従えこちらにやって来た・・・・魔王・・女王みたいだな、菊池先輩じゃないけど


「あっちにはスピードなら桜井さんに匹敵する男子陸上部のエース木崎に体力なら男子にも匹敵する仙波さんがいる。あの2人中学時代の同期なの」


川原が嫌そうな顔で敵ゾーンを見ている。苦手なのか? 
そんな川原を置いて俺も追加で説明する。


「他にも体力も運動能力も高い水泳部の鈴がいるあいつは手強いぞ?
そしてB組女子の中ではあの水野を超えてダントツで、更に1年女子の中でトップの運動能力を持つ莉緒がいる・・・・絶望的だな」 
「運動系最強の1年男女が揃ってるとか無理ゲー?」


俺の言葉に武が敵ゾーンを呆れ顔で見ながら言ってくる。 








「絶望するのは、はやいだろ泉、石井?
要は最低その2人をどうにかすればコッチにも勝機はあるということだ。」
・・・まぁそうだが・・・・・仕方ない  


「て、なると、やっぱ試合前の作戦で行くしかないか」
「そうなるか〜!やだなぁ」  


俺と武が嫌だな〜とごねていると 


「なにを文句を、男だろ!?さっさと動け!」


川原が俺と武の背中をバンッ!と叩き、命令する。 


「「へ〜い」」


おかしいな〜?
最初、あんなにヤル気に満ち溢れてたのに、いざ面倒ごとが舞い込んでくるとヤル気
が・・・ 
と、考えててもしょうがない。作戦開始だ。






「どういう事だ武?」
「まぁそうゆう事だ。」


武と久保が右側で睨み合い。 


「へぇ〜?そう来たんっすか」
「楽しもうぜーー莉緒」 


俺と莉緒が真ん中正面に立つ 
結局こうするしか無い。
厄介なこの2人を先に倒せば、残りのメンツにしても上手く対処できるし、最悪制限時間まで保てば勝てる筈だ。


そして、その2人を倒す役を俺と武が受け持つことになった。
C組の中で最も勝てる可能性がある組み合わせだとみんなに言われたので、仕方なく了承したのだが・・・・早速後悔してきた。 






そんな感じで俺がちょっと過去について本日何度目かの後悔をしていると武と久保が喋り出す。


「おれはーーー零とも戦いたかったんだが」
「わがまま言うな・・・・けどな」 
「ん?」
「その可能性はーーーーまだある」
「なに?」
「単純な話だ。オレを倒して零のところに行けばいい。」
「・・・・・。」
「単純な話だろう?ーーーーーーだが
オレにーーーーー勝てたらの話だがな?」




そんな事を言われた・・・久保は   


「ククククッ勝たせる気がないくせに、そんな事言うなよ。」
心底嬉しそうに猛獣の笑みで答える。
「・・・・。」
「燃えてくるじゃねーか
・・・・・・・行くぜ?」  


それが合図だった。
久保が外野から貰っていたボールを武へとぶん投げた。








「あっしとしても零っちと勝負できるのは嬉しいっすけどね。」


そして今度はこっち
いい加減集中しないとなーーーでないと負ける。
今ボール右側で久保と武、そしてそのお互いの背後にいる数名で取り合ってる。
もう一つは、互いの司令塔、川原と木乃香の指示で敵ゾーンや外野など行き来して直実にそれぞれの敵の人数を減らしている。
タイミングが来ればパスする様に言ってあるので、莉緒を見詰めながら、待機している。因みに俺の処には背後に男子野球部のキャッチャー翔太に女子バレー部中條、男子テニス部女子テニス部コンビの佐久間と薗田カップルそして藤堂の5人居る。
何時でもボールを取れる準備をして待っている5人


「いいんっすか?」
「なにが?」


何がいいのか莉緒の言ってる意味が分からなかった俺
そんな俺に苦笑と言うか薄っすら悪戯してくる時の笑みになって 


「ウチらのお姫様カンカンっすよ?」


なんて事を言うので、少し背中から冷や汗が出てきた・・・暑いから普通の汗と見分けはつかないが 
だが、俺はニヤニヤ言ってくる莉緒に同じくニヤっと笑みを浮かべ 


「心配すんなーーー手は打ってある。」


そう言って、臨戦態勢に入った。










そして左側では・・・ 


「で、あたしの相手があなたって事?転校生さん・・・・・?」
「よろしくね?水野さん・・・・?」


零の指示で栞の相手をする事になった佳奈 


「とう言うか〜すっかりあのクラスに毒されちゃってるよね?
変なアダ名も・・・・・・付いちゃってるし・・・・・・・・?」 


そんな彼女の言葉ーーー主に最後の部分がグサッと心にナイフが刺さり、苦し乱す佳奈


「うッ・・・そ、それはお互い様でしょ?
そっち変なアダ名も・・・・・・・・・一杯あるって聞いたよ・・・・・・・・・・?」


つい、やり返したくなった佳奈は以前楓、桜井、美希コンビに彼女のアダ名について聞かされたことがあった。ついでに零にも笑いを堪えながら聞かされたことがった。
・・・・主に『爆烈娘』の部分で
 

「・・・ふふふふッい、いいわ」ギロン!! 
「うっ!?」 
「どうせあの呼び名・・・・・でしょう?
・・・・・・・・・良い度胸ね?」メラメラ    
「あっ」


佳奈は不意に彼女のアダ名の話をしていた零が笑うのを止めーーー真顔になってこう忠告していた事を思い出した。


《いいか?転校生。もし?あいつの前で話す事があったら、アダ名の話は絶対するな。》


彼は真顔まま続けてこう言っていた。


《あいつは・・・・姉と違・・・姉も一緒か、とにかく沸点が異常に低い。アダ名の話の時は特に》










「あたしを怒らせたのは同じ学生で4人
女子じゃ貴方で2人目よ・・・・・・・転校生さん・・・・?」    
《あいつは一度キレるとなかなか止まらん、美希とは別の意味でヤバいんだ水野は》 
「怒った時の対処法も聞いておけば良かった・・・・(汗)」    


佳奈の目の前で今にもアダ名の通り爆発しそうな雰囲気で 
満面な笑顔なのに凄味のある顔で構えた水野がいた。




なんかそんな流れで試合は終わりへ近付いていった。 


クラス戦決着!へ続く。


おまけ 
久保和樹の問題点


零「単細胞」
武「変態」 
久保「オォイ!?」


終わり


転校生「終わり!?」
藤堂「短いです・・・」
美希「ヤツの話なぞ、誰が喜ぶんじゃ?」 



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