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(旧)こっそり守る苦労人

ルド@

球技大会直前

球技大会まであと1日の金曜日
いつもの朝食・・・・なんだが


「に・い・さ・ん♫
おはようございます☆」  
「お・おはよう・・」
 

やたらご機嫌が良い妹?
・・・・なぜ? 


いやたぶん昨日のお話が原因か?


女の匂いがうんぬんで朝質問されて後回しになったんだ・・・で学校が終わって家に帰ってから・・・・・あれ? 


・・・・・なにあったけ? 




うん、おかしいですよね?自分の事なのに
しかし不思議です?覚えてない・・・起きたばかりだから寝ぼけてるのか?  


「飯の前にお茶貰ってもいいか?」 
「はいどうぞです☆」  




何だか寝ぼけてるみたいなので、お茶でも飲みながら、ちょっと記憶を振り返ってみる。
 



えーとたしか・・・まず家に帰るとニコニコしながら・・・・・・料理を作ってる妹・・・・魔女さん?
 

調理が終わるとテーブルの上には、何時もよりも大量に並ぶ・・・料理・・・・料理? 


そしてそれを呆然(実際は目の前の光景に青ざめてます。)と見ている俺をニコニコしながら微笑んでいる妹・・・やっぱり魔女さん? 




・・・変だな?我が家がいつの間にか魔女の家になってる・・・ 


そのあと飯を食べながら葵からいくつか質問をされた気がするけど、あんまり覚えていない・・・・
なんかペラペラ喋ってた気が・・・主に女性関係で・・・・ 答えるたびに妹の機嫌が悪くなっていった気が・・・・・ 
 

あっそいえば最後に葵から”私のことどう思ってますか?”とか聞かれた気が・・・・なんて答えたっけ? 




「食べましょう兄さん♫」
「あっ、おう・・・」


まぁいいか? 
いいのか? 


********
昼の時間




「なんて言うか初めてだね・・・2人で昼食なんて」


「ん?そうだなぁ」


今日は珍しくいつものメンツが集まってない。


今集まってるのは俺と転校生だけ、武は部活会の集まり、美希は空手部、桜井は陸上部、藤堂は美化委員会(藤堂は剣道部だが、美化委員にも入ってる。)の集まりに参加している。・・・・球技大会の件だ。


本来であれば俺も生徒会の方へ行く予定だったが、由香さんと和人さんが面倒な会議はイイと言って参加する必要は無くなった。(沙耶さんはかなり、ごねてたけど)


放課後に生徒会室に行けばいいらしいので、現在教室で同じく予定がない転校生と一緒に昼食をとっている。


「球技大会かーー私ってこういう行事ってあんまり参加したことないのよね。」
「あれ?そうなのか
前の学校ではなかったのか?」
「確かにあったけど、私・・以前行ってた・・・て言うか今まで通ってた学校・・・どれもまともに登校したことないのよ・・」 
「・・・・サボり?」 


結構直球なことを発言をする俺に転校生は苦笑しながら説明する。 


「あはは、みたいなものかしら、実は・・私って結構コミショだったのよ昔・・・小さい頃に色々あってね、親しい人以外だとどうも壁作ちゃって・・・・今まであっちこっち転校して来たけど、どの転校先の学校でも全然馴染めなくて・・・まぁ仕事とか休む事もあったし仕方ないけどね・・・だから結局通信教育で済ませてたわ。」




転校生の話を聞いて、当たり前のことに気がついた。
いや違う彼女の表情から察してしまったんだ。


「(・・・そうだ、聞かなくても分かることだったのに・・)」 


自分のとんでも無い鈍さに歯嚙みして心の中で自分を罵倒する。 


「(何してんだ俺は?・・・俺の方がバカじゃねえか)」   
忘れがちだが彼女は異能者なのだ。俺と同じまともでない人間・・・・・・・・、そんな彼女がちゃんとした人生を送れてる可能性なんて限りなく低い。


ひどい言い方かも知れないが、それが現実だ。短に異能者もしくはその関係者でもいない限り、殆どの異能者は覚醒して、すぐ地獄を見る。仮に居たとしても、そのあとちゃんと元の生活を送れるかどうかは、分からない。不可能な場合の方が多いだろう。   


そして彼女は言った”小さい頃に色々あった”とつまり彼女は・・・・
いや止めようこれ以上はよろしくないな。






・・・にしても 


「・・・ちょっと意外だな・・・今のお前を見てると、そうはお前ないが・・」
「ハハッうん、結構頑張ったからね!、学校はともかく、仕事ではチームワークが大事だから・・・仕事の時だけはちゃんとしよって決めてるの」


少し明るくなって俺に話してくれる転校生に俺は相槌を送りながら考えてみる。
うむうむ、なるほど〜・・・つまり 


「で、学校では仕事じゃないから、頑張らないと?」
「うっ!」
「そして通信教育で進めていったと?」
「ぐっ!」


いやね〜?さっき酷いこと言った手前、あんまり言いたくはないけどさぁ、もうちょっとは頑張ろうぜ?
と言うかよ、それ  


「上司とかに怒られなかったのか?」


俺のかる〜く確信めいた質問に対し転校生は変な呻き声?を上げて黙り込んでしまう。
暫く、沈黙が続くと俺の無言の視線に耐えられなくなったのか転校生は答える。


「・・・・何度か、上司の人と先輩の人に」


やっぱりそうか。
だよな〜俺が同じ立場なら絶対言ってる・・まあ最初は言いづらいかも知れないけど長引けば絶対に言うな。 




「け、けどしょうがないでしょ?
馴染もうとしてもこっちには仕事があるんだし」
「仕事を理由にするのは関心しないな」
「うっうっ!!」 


俺がその先輩たちに変わって転校生に言う。
あんまり他人の問題に口を出すのはどうかと思うが、こいつはこの先一応協力者として俺と一緒にやっていくんだから、少しぐらいは言う権利ぐらい俺にだってある。 


「きっと、お前の先輩たちもそこら辺、気にしてるからなかなかちゃんと言えなかったんだと思うぞ?」




俺も一時期・・似たようなことがあったが


「うううっ分かってるけど・・・」
「けど同時に納得いった。」
「?」
「お前の任務だ。・・・・普通はもっと適任の人がいるはずなのに
やって来たのは・・・お前だ。」
「・・・・」




たぶん、この任務は転校生のためを思って、その上司が考えたのかも知れんな・・・まあ意図がどうであれ言う事は変わらん  


「まぁどう受け取るかはお前次第だが、やる事は分かってるな?」 
「・・分かってるわ。」 


真実がどうだろうと、仕事は仕事そこら辺はしっかりと分けてもらわんと困る。








「なら良い・・・・あっ、そうだ。学校終わった後また訓練するからな?」
「えぇ分かって、え?・・・えっ!?」


俺の言葉に了承したと思いきや戸惑う転校生 
何を驚いてるんだ?修行は大事だぞ?  


「俺は放課後生徒会に用事があるから、ちょっと遅くなるが、まぁ大丈夫だな。」
「え?え?え?」
「うん決まりだ。てなわけで・・・・よろしくな?」


ハイ決まりです。
あぁ学校後が楽しみだ〜
「(そういえば昔、【武闘】を開発して柊さん達や英次とリン達に教えたことを思い出すな〜)」 
前から思ったけど俺って人を鍛えるのが意外と好きなのかも知れん。
不意に昔のことを思い出して懐かしんでいると喉が渇いたので飲み物を買いに行くことにした。  








教室を出る中、教室の中から叫び声が・・・悲鳴の様な?  


「え、え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?ちょっと待って!?
ねぇ!?ねぇ!?本気!?本気なの!?ねぇ!?泉君!!泉くーーーーん!!!!」


周囲のクラスメイトの奇妙な視線も気にせず転校生は俺に向かって何やら叫んでいたが


面倒だったので無視しました。  


*教室に戻ると自分の席で顔を真っ赤にして入って来た俺をキッと睨んでいたのだが・・・・・なぜ? 




********
放課後生徒会室 


「あ!零くん」
「どうも由香さん」
「他の人は?」
「うん実は今日はもうみんな明日の準備でそれぞれ動いてるのよ。」


そりゃそうか・・普通に考えたら1日前なんて練習してる暇なんて無いわな。
けど・・・ 


「良いんですか?練習しなくて?」
「うんいいの、私達の立場上難しいの。
それに卓球台もラケットも数に限りがあるから」


確かに全員分は無いな・・・ウチのクラスの卓球チームの桜井と英次たちが交代でラケットと台を使い分けてた。  




「それに、私たちだけじゃなくて部活会の人たちや風紀委員会の人たちも練習してないの」


え・・それって 
俺の表情から俺の考えが分かったのか由香さんは答える。




「うん私たちと同じ、少しでも多くの人たちに利用して欲しいの」 
「なるほど」


と言っても部活会のあの子は練習したい!ってごねてたらしいけどね。と由香さんは苦笑する。
あの子って委員長さんか?どんだけ我儘なんだ?と言うかそんな我儘な子をどうやって・・・・あぁ和人さんか   


 「だから零くんも説明が終わったら今日は帰っていいよ?」
「ん、なんなら手伝いましょうか?せっかく来ましたし」
「う〜ん嬉しい申し出だけど、今回は遠慮してもらおうかな?」
「え?何故ですか?」


不思議に思ったので聞いてみると 


「うーとね?明日の準備してるのは私たちだけじゃないの」


”私たちだけじゃない”・・・・なるほど 




「風紀委員がいらっしゃると?」
「部活会の人たちもね。久保先輩があの子を引っ張って来てね?」


流石和人さんだ。 
伊達に生徒会と部活会を両立してるだけはありますね。


「けどその結果、現在沙耶ちゃんと衝突してるの・・・はぁ」


衝突って・・・ 
和人さんと風紀委員長さんが沙耶さんに並ぶお子様らしいが 


「仲が悪いんでしたっけ?」


俺の質問に難しい顔をする由香さん 


「うん、一年の時からね。
出会った時からよくぶつかってるのよ。あの2人・・沙耶ちゃんとあの子・・アイカちゃん」


よくぶつかるほど仲が悪い・・・・子ども同士が気に入らない奴がいるとケンカする感じか? 
あるいは・・・ 


「同族嫌悪ですかね?」 
「それ、絶対沙耶ちゃんに言っちゃだめだよ。」


ハハハハ言いませんよ。言ったら面倒になるの分かってますから(笑) 




「ハァ〜もしあの場に零くんが現れたら、どうなるか〜」 
「・・・・・面倒ごとになるがヒシヒシと感じます。」


こっちに火の粉が飛ぶこと間違いないな。
向こうの委員長さんのことはよく知らないけどあの沙耶さんと同種・・
うん、絶対面倒になるな・・  




「でしょ?だから今日はいいよ
けど沙耶ちゃんは残念がるけどね〜」
「分かりました。」


いくらでも残念がってくれ沙耶さん(呆れ)


「ふふ、明日がんばろうね?」
「・・・はい」  
  

由香さんの満面な笑顔に俺は眩しいものでも見るかのような感覚になる。
・・・眩しいなぁ由香さん


由香さんだけじゃないか・・ 
ドッジボールの練習で楽しそうにしていた美希
俺とのマンツーマンの練習に一生懸命ついてきた藤堂 
今回初めての球技大会に少なからず楽しみにしてる転校生 
球技大会の話を聞き俺のためにを応援してれる葵 
 

・・・・眩しい・・・みんな本当に眩しいな・・・あぁ・・失いたくないなやっぱ   


明日か・・・出来るだけ頑張るか・・   


不意に脳裏に浮かぶいろんな人の眩しい笑みに普通なら心が温まるはずだが、何故か心が締め付けられる感覚に襲われながらも、明日の球技大会・・・そして自身の使命に対して改めて決意を強める零であった。   


軽い訓練です。パート2へ続く。 


おまけ
生徒会長と部活会委員長の準備中の一幕 


部活委員長「くっ!でやがりましたデスネ!?サヤ!!」    


生徒会長「フフ、久しぶり愛佳ちゃん!」


部活委員長「何度も言ってマスがちゃんで呼ぶなデス」


生徒会長「フフだが断る!!」ドン!! 


部活委員長「なっ!?ナゼデス!?」 


生徒会長「ひとつ言っておくけど・・わたしは愛佳ちゃんのことがキライ」 


部活委員長「(がーん!!)わ、ワタシだって、き、キライででデス!(半泣き)」 


生徒会長「うんそうだろうね・・・・・けどカワイイっ!」 


部活委員長「カワイイ!?」


生徒会長「キライだけどカワイイ!モフモフしたの〜!」バッ!! 


部活委員長「だ、ダメなヤツでやがりマスデスこいつっ!ぐぶっ!!」(抱きつかれる)  


生徒会長「あ〜〜〜!これがええの〜!」モフモフ 


部活委員長「へ、変態デス!変態がいやがりマス」(頭ナデナデされてます。) 


生徒会長「あ〜〜これで性格が残念じゃなきゃな〜」


部活委員長「なっ!!し、失敬!、失敬デスヨ!?何デスか!?その言いようはデス!?」


生徒会長「く〜!美希ちゃんもカワイイけど愛佳ちゃんもまたいい〜よーー!!」
 

部活委員長「い・い・加・減・し・ろ・デ〜〜〜ス〜〜〜!!!!(怒)」 


*それから30分後 




生徒会長「あははははゴメンね愛佳ちゃん」


部活委員長「ヤッパリワタシあなたがキライデス!!サヤ!!」


*因み周囲の生徒たちは『あ〜またか〜』みたいな感じで一度見て、そのあと各自の準備に移って行った。 


*彼女たちを知るものはみんな言う
『あの2人は・・・・混ぜると危険!!』と   



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