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(旧)こっそり守る苦労人

ルド@

生徒会のお願い 後編

零の教室
佳奈視点


「ねぇ、生徒会の人たちってどんな人たちかしら?」   


放課後下校時間になりクラスの人たちはそれぞれの場所に移動していく中、珍しくいつものメンバーが全員部活が休みで、一緒に下校する事になって、私はふと思ったことをみんなに聞いてみた。(因みに本日は部活連が会議なので、運動系の部活は軒並み、休みになっているのだ。自主的に残っているの人もいるが)  


「「「「あー」」」」


なんだかみんな変な声出してる・・・楓ちゃんや桜井さんまで(桜井さんは名前で呼ばれるのを何故か嫌がってるので苗字で呼ぶようにしてるの・・・何が嫌んだろう?カワイイのに)も何か遠い目をしてる!


いったいこれは!?   


「どっ、どうしたの?みんな」


呼び掛けてみるが、みんな口を閉じたまま動か・・いや、石井君が他の子と目配せしてみんなが頷くと、ゆっくりと口の開いて話そうする・・・・なんだか、口の周りにガムテープでもあるみたいだわね。 




「いや・・・なと言うか、まずオレの姉貴が副会長で」チラ(美希ちゃんを見る)  
「わワシの部活の同期が書記じゃ」チラ(楓ちゃんを見る)  
「え、っと料理部の副部長さんが会計です。」チラ(桜井さんを見る)    
「う〜〜んと、たしか隣のクラスの久保って言う石井君の相方の兄が2人目の書記だよ。」(私に視線を移す)


「・・・・え?・・・うん?」 


つまり・・・どういうこと? 
私が戸惑ってるとみんながうんうん頷く(なんか、仕方ないよって言われてる様な優しい目)


「「「「うん、とにかくすごいメンバーだと思えば分かりやすい(よ、です、のじゃ)」」」」   


は・・ハモったわ!・・・ってこれで終わり?  
まだあるんじゃ・・・そう聞こうとしたら・・・  




「「「「・・・・・(冷汗)」」」」ジーーー 


無言の視線・・・・・・いや・・・圧力!?・・いえこれは恐れだわ!!! 
そう!これは!圧力という名の恐れ!!!  
まっまさか!このメンバーがここまで恐れてるなんて!!!
生徒会っていったい・・・
私はどうにか聞けないか試してみようとするが・・・


「「「「・・・・・」」」」ジーーーー!!! 


「えええと、そ・・そうなん・・だ」 


い言えな・・かった、数々の修羅場を潜り抜けてきた私でも、このなんとも言えない圧力には、勝てなかったわ(汗)。
それにしてみんなここまで恐怖してる生徒会に泉君行ってるけど・・・・だいじょうぶかしら? 
 



********
生徒会室 


「・・・・球技大会?」
「そう、球技大会よ」


沙耶さんオレの言葉に頷き言います。


球技大会
それは年に5回ある我が校のイベントのひとつだ。
入学してすぐ行われた、新入生歓迎会?である『鬼ごっこ』もそのひとつだ。


で、根塊は球技大会だが・・・どんな内容だろう?
俺が困っていると由香さんが球技大会について説明してくれた。 


「零くん球技大会はね、各学年ごとに競って行われる行事でね、毎年行う競技は違うけど2種目あるの。 
各学年ごとに順位を決めていって、優勝クラスをだすの。  」


なるほど2種目ですか・・・ うむ   


「よくある内容ですね?
で?それと俺が呼ばれた理由って何ですか?」 
「そ、それはね?」


何か返答に困っていると由香さん・・・どうしたのでしょう?
そうしていると横から比奈さんが引き継いできた。






「あのね?この球技大会、クラス対抗戦だけじゃなくて各委員会同士や部活動同士の対抗戦もあるのよ・・・レイくん」  


うん?気のせいか?なんか最後の部分だけ、言い方が何だか甘い?ような・・・それと比奈さんがやたら俺の座ってる席の右隣にいるのだが・・・近付いている気が・・・・というか・・・近過ぎません? 




「そうなんっすよ零っち。
部活の連中だけでなくて、委員会つまり、あっしら生徒会も参加しないといけないんっすよ。」


そう言って莉緒は俺の左隣へ移動して座ってる・・・・だから近いよ?






「け、けどよ?お前だって部活入ってるだろ?3つぐらい・・・アレはどうするんだ?」


部活と委員会どっちも所属してる生徒は割りと多い、その場合どうするのか? 




「あ〜大丈夫っす。」


莉緒が言うと、比奈さんが補足説明してくれる。


「各委員会の役員は、基本として部活対抗戦には出られない決まりになってるの。
それにルールとしてもクラス戦、部活戦、委員会戦の中から2つまでしか選べないの、そしてクラス戦は全員参加が決まってるの。」   
「そーゆう事っす。
因みに部活の方で部員数が足りない場合とかは、代役を立てるか、委員会の方と交渉するか、最悪不参加っすね。」






・・・厳しくね?そのルール
そう思っていると今度は和人さんが説明し出した。


「まぁそんな事態にはそうそうならんがな、部活戦と委員会戦は人数の事を考えて、少人数で行えれる競技に決まっている。」




なるほど〜つまり・・


「つまり、2つの内、ひとつは少人数制の競技って事ですよね?」 
「あぁ、毎年違うが、それは間違いない、ついでに言うなら去年の委員会戦は3人チームの変則バスケだったが、今年は何かは、まだ分からん。」




分かってきたぞ。
つまり、クラス戦は2つの競技、大多数の人が行う競技と少人数で行えれる競技のに分かれてる。
そして、部活戦、委員会戦は、その少人数で行う競技で試合を行うということか・・・けど 


「数人でいいなら、委員会の方は余力が充分にありますね。
そう考えると、委員全員が参加するのは無理なのでは?」


部活戦、参加不可にする必要ない気がするが?




「寧ろそれで良いと言う意見が多い、午前中にクラス戦で体力を殆ど使ってしまって、午後からまた試合だからな、精神的にも体力的にも厳しいから、ミニゲーム位が丁度いいらしい。」


オレも生徒会としてバスケに参加したが、平気だったがなっと和人さんは言うが、俺はこのルールの裏にある各委員会・・・いや教員もか?とにかく部活会を除くそいつらの狙いが分かった。(多分和人さんは知らない)   


つまりこれは保険だ。生徒の  


部活会の連中が他の委員会に所属している部活の部員に、部活戦に強制的参加させないためのな・・・


・・・ついでに各委員会の戦力ダウンも封じてる。
  



なかにはいるからな、部のため〜とかで熱くなって、無理矢理出させる先輩とか部長とか・・・そのための抑止力か・・・まぁそれでも、普通に部活の方で戦いたいって奴もいるだろうがな




逆に表向きの内容としては・・・恐らく 
各部活や委員会のパワーバランスを整えるためのルールだろうな。
こうすれば、過剰な戦力のあるチームを出せないようにできるから。 


「ここからが本題なのゼロ君」 


色々と考えてると沙耶さんが気を引き締めて、喋ろうとする。








「話を戻すけど、お願いがあるの。  
ゼロ君・・・生徒会の助っ人として委員会戦に出てくれない?」












・・・・・え? 


「は?」


俺が固まっていると由香さんが 


「さっきも言ったように委員は全員必要ではないの、つまり生徒会役員も参加するんだけどね?全員じゃないの」 
「?・・・はい、聞きました。」 
「だから、私たちはより強力なメンバーで迎え撃とうとして準備してきたんだけど・・・問題が発生したの」 


問題? 
いったい何が? 
由香さんが俯いてしまったので、助け舟の比奈さんが 


「各委員会から、いえ部活会から異議があったのよ。
書記の久保先輩は部活会の副委員長だから、生徒会のメンバーとして出るのはおかしいって」
「は?でも・・たしか去年」  


比奈さんが俺の疑問、大きく首を上下に振り、言います。 


「そう!去年は久保先輩が生徒会メンバーとして出てくれたおかげで優勝できたんだけど、今年はダメって言われちゃったの、部活会・・・主にアソコの委員長さんがね〜」


あーあの人か・・・俺はあんまり面識はないが(武が部活会に所属していて、その関係で少し知ってるだけだ。)負けず嫌いなのは知ってる。(武が言ってた。)
  

それが理由か・・・・ち、ちっちゃい理由だな(笑)
 

なんとか笑いを堪えると和人さんがため息混じりに話していく。 


「あの委員長ガキからの抗議ワガママのせいで、先日各委員会との会議があってな、協議の結果、公平にすべきとなり、オレはクラス戦だけになったんだ。」 


当然部活戦は無しと、まぁ当然だな。
というか和人さん・・ガキって(小笑)   




「そうなるとウチの人員の中で、1番の戦力である久保先輩が出られないっす」


和人さんが説明を終えると左隣にいる莉緒が腕に密着・・・絡まってきて
え?・・なに(汗)  




「そうなるともうヤバイのよ、女子だけだと当然不利だからって事で、特別に助っ人は認められてるけど、他所の委員会の子は当然無理だし、部活関係も同時に行われるから厳しい、部活にも委員会にも所属してない子たちも、体力的にムリって言われちゃって」  


莉緒に続いて比奈さんも右隣から腕へ絡まってきたぞ!
ちょっ!?  




「けど・・ひとりだけそんな厳しい条件に引っ掛からず、体力もあって助っ人として違和感がない人が!!」  


すると今度は背後から両肩を掴んでくる由香さんが・・・・って!しまった!!!罠だ!!しかも逃げ場ない、というか掴まれて逃げられない!? 




「ここまで言えば分かるけど・・・それが君だよ、ゼロ君!」


俺に指を指して決め台詞みたなこと言ってくる沙耶さん・・・
オイコラ、人に指差すな 


叩いてやろうするが、3人の女性に拘束されて!!! 
う・・動けん!!


「い、いや変でしょ?違和感あり過ぎでしょ?」


何とか異議を唱える俺だが


 

「そんな事ないよ零くん。
零くんが生徒会のお仕事手伝ってくれるのは、もう全校生徒が知ってる常識だもの!」
「そうだよレイ君、全然大丈夫だよ。
イケる!イケる!」
「零っち!頼むっすよ!
久保先輩がいないんじゃウチらの希望はもう零っちしかいないんっす!」 


あっさり覆されました!!!! 
しかもさらに、密着してくるお三方!?!?


ぎゃぁああああああ!!!両腕と!?後頭部にィイイイ〜〜〜!?!?


 マズイ、か、カラダがいしになっていく!!!!
なんとかせねば!!! 


「泉、オレとしても、お前なら俺の代わりとして充分生徒会のメンバーとしてやっていけると思うぞ?
自信を持て!」
 

そう言いますが!?和人さん!!
俺にも都合というものが!! 
無理だこんな仕事、断るに限る!!! 


俺は既に9割近く石化した状態で口を開き、断ろうと!!! 


「お願い出来ないかな?」ウルウル 
「頼むよレイ君」ウルウル(笑)  
「零っちお願いっす!」ウルウル  (ニヤニヤ) 


あ〜〜〜そんなウルウルした目で見るなぁーーー!!!  
って!?由香さん以外何か変だぞ!?!? 
心の中でそう叫んでいると和人さんが 


「泉よ女子がこんなに頼んでるんだ。
男として素直に引き受けるべきではないか?」


・・・それもうトドメですよ?俺にっというか男子にとって 
左右からは、もう獲物を捕らえたトラみたいな顔してる比奈さんと莉緒、背後から顔を寄せて仔犬の様な目をした由香さん。
更に離れたところから静観して、もう諦めろ的な目をしている和人さん。


そして


「ゼロく〜〜〜ん!!!(涙)」 


既に涙目の沙耶さん・・・・・ 
うん!ムリだな!断るの!(降伏) 
結構潔かった俺でした。    


面倒な会議 前編へ続く。
 



おまけ
生徒会のお願い後 
夕方 喫茶店 猫まんま
「で?引き受けることにしたと?」


「はい、まぁ最初は断ろうとしましたが、(ムリですねアレは、完全に包囲されてた)」  


「可愛いい女子たちに説得されてしまったわけね」


「まっ待てよそ、そんな事はないぞ?」 


「へ〜」


「ほ〜」


「なっ!・・なんだよ!?2人して!」


「いいえ、別にね?」


「そうだね〜別にだね?」 


「だから何なんだよ!?
っと言うか柊さんも何ですか!?」 


「いやいや何でもなよ?
ただその後どうなったっか具体的に聞きたな〜と、ね?」 


「そうですね〜是非聞きたな〜い・ず・み・くん♫」 


「(ブチッ!!!)・・・・」
 

「(あ〜キレたね)」


「なぁ〜転校生よ?
ちょっと2人で話したいことがあるからさぁ・・・・奥行くか」ガシッ!!!


「へ?ちょっちょっと、もしかして怒っちゃぅ!痛たたたっ!!強く掴まないで!!!!」


「まぁまぁ」ズルズル


「軋んでる!?軋んでよ!?」


「まぁまぁ」ズルズル


「ちょっと!?何処へ連れてくの!?ひ・柊さん!!!」


「ワタシアシタノシコミアルカラ」


「柊さん!?!?」


「まぁまぁ」ズルズル・・・ガチャ


・・・キー・・ガチャ!


  

 

『い!?いやぁあああああ!!!』


    

*扉が閉まると同時に奥の部屋から悲鳴の様な声が聞こえた気がしたが、キノセイダトニンシキシタ店長でした。  







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