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(旧)こっそり守る苦労人

ルド@

苦労人の新たな日常 後編

英次・・」  


「やぁ零」


俺がそう呼ぶとニコリとしながら応える。
相変わらず笑顔だな、ニコニコしてるだけでそれ以外分かんねー 、糸目だし何が考えてるかが読めねー  




「おー英次か、珍しいなお前から話しかけるなんて」


武が不思議そうに俺も思った事を言う。
だよね・・こいつ・・・全然自分から進んで動くタイプじゃないもんな・・・普段も俺か武、もしくは隣のクラスの久保とかが誘わないとほとんど1人だしよ・・・・いや何時も1人って事はないか?時々女子に話しかけられてる時もあるしよ、まぁ見た目・・・だけは割とイケメンだからな・・・・ただ本人はシャイなのか照れ屋なのかヘタレか知らないが、女子と関係を持とうとしないんだよな、話しかけられても、うまく躱すしよ。


だから武も驚いて聞いているのだ。
そんな武の問いに頰を指で掻きながら英次は言う。


「うーんまぁ偶にはね」 


・・・・のほほん、とした感じで応える英次でした
・・・うんやっぱり分からん、こいつ中学時代からこんな感じだが、未だによく分からん・・・元父親の柊さんもあいつは普通の人間と違って、自分の事を隠すために行うポーカーフェイスが自然に出来てるから表情から読み取るのは、私でもほぼ不可能だ、って言ってたもんな・・・何もんだよおまえは  




「とりあえず座れよ?」


「うん、ありがと」


俺が促すと武の隣の席に座った。
因みに今皆んなの座っている席の順番は長方形のテーブルで向かいに美希、桜井、藤堂、転校生で俺の方には、今座った英次、武、俺、由香さんの順に座っているのだ・・・久しぶりに人数が多いな、普段は大体俺と武の2人だけ、時々クラスの美女3人と一緒に食べていたが、最近は転校生が来て人数が増えて、由香さんが来て、最後に英次か・・・改めて見ると凄いメンツだな・・・ 


俺が色々考えてると英次が転校生の方を見てお辞儀をして挨拶しだした。
「そっちの人とは、話すのは初めてだよね」


「あ・・そうね初めまして、白石よ」


「うん、僕は大野 英次・・英次って呼んでね」


「?、分かったわ」


このやり取りに俺、武、美希、桜井が顔を少し顰めてしまう・・・いや由香さんもちょっと眉を寄せてる・・・知ってたのか?武から聞いたのか?まぁ知らない仲では無いからな、中学同じだし、一応弟の友達だからな知ってるか  


・・・そうなのだ、あいつ苗字で呼ばれるのが嫌いなんだ・・・中学2年までは柊だったが離婚して今は母方の大野に変わってるが、それ以来学校の奴らにも名前で呼ばせてる・・・  




「流石零だね〜こんな美女にいっぱいだよ」


俺が少し気を遣ってる事も知らないでアホな事を言いやがる・・・やめろっての 


「変な言い方すんな、そんなんじゃね」


「相変わらず愉快だね君は」


「相変わらず読めねー奴だな」


そうだよこいつはこう言う奴だった・・・めんどくさがり屋だが、面白い事があるとすぐ参加してくるのだ・・・こーゆう所は桜井と同じだな・・・一人称僕だし・・・あーこれ言うと桜井がキレるから言いません・・・


「え〜〜〜と」


「おーとりあえず食おぜ、な?」


何故だろう?、転校生が困ってると・・・武が食事にしようと言ってきましたが・・・何故転校生が困ってるのか?・・・あぁ、さっきまで英次に話し掛けられて放置されてたからか、済みませんね。


「そうですね、食事にしましょう、泉さん」


「そうだねボクもお腹が空いたよ。泉君」  


「うん食べましょう泉君」 


他の方々からも言われてしまいました、たしかにもう結構時間が過ぎてしまっている、まだ余裕はありますが、それでも焦って食べたくはないな、まだ英次に言いたい事もあるがとりあえず食事にしますか 




「あぁ分かったよ、とりあえず食べるか」


「うん僕も」 


俺の返事に合わせて英次も応える・・・と言うか殆どおまえが原因で遅くなったんだぞ?、分かってるのか?・・・・・ダメだニコニコしてるだけで全く読めない、凄いポーカーフェイスだなぁ、こいつマジでポーカーとかやらせたら強いんじゃね?・・・・・そういえば前に1度俺、武、久保、英次でトランプでババ抜きやったけど、全然表情、読めんかった。


そんな事を思い出しながら、俺は定食ランチを食べようとするが、




「うむそうじゃ零よ
どれか食べてみたいのはあるか?」


と、美希が言いました。


次の瞬間、場が凍りました。


・・・・・忘れてた 




「・・・どういう事・・・零くん?」


凍り付いているテーブルを更に凍らせる様な冷たい声が聞こえます隣から、モチロン由香さんです、今だけは彼女の顔はもの凄く恐くて見たくありませんが、俺はゆっくりと彼女の方を向きます、そこには・・・・口元は笑ってるけど、目が全然笑ってない由香さんがいます・・・・め、目から光がないすよ?由香さん・・・落ち着けこう言う時こそクールに・・・既に寒いですが・・・・そんなギャグはいいから!、とにかく弁解です!、何か言わないと!  


「え・・いや・・あー」


ダメだーーーー!!!!
口が凍ったみたいに全然喋れません!
あっ!ヤバイ!由香さんの周りから冷気みたいのが出てきてるのが見える!!! 
アカン!これはアカン!
何とかしないと、でもどうすれば!? 


「姉貴、今日は零が食堂の飯だから、
美希の奴が分けてくれてるだけだ」  


そんな俺に救いの手が・・・たけし〜〜〜!!! 


流石弟だ!あのオーラを浴びても、話しかけれるのは世界中探してもおまえだけだよ!!
感謝する!友よ! 




・・・・まぁさっき見捨てた事は忘れないがな 


「ふ〜〜ん、ほんとなの?
ミキちゃん?」 


武の言葉を聞いた由香さんは1番席が離れている美希に本当かどうか問い掛ける、問い掛けられた本人美希は、ビック!と体を震わすが、何とか話す。


「う、うむ、そうなのじゃ」


武の言葉に同意する様に美希も頷き応える。
さっきまで由香さんのオーラに押されて話せなかったんだなぁ


「ふ〜〜ん」
由香さんがジロリと俺を見てきたので俺も頷きます。


「あぁ・・ありがとうな美希」


俺も由香さんに返事して美希に礼を言う。  


そのやり取りに由香さんは、本当だと考えたようで、周りの冷たいオーラが消えて、目からも光が戻り何時もの由香さんに戻りました。




ふぅ、と皆(英次と桜井以外、転校生は何が何だか分かってない)息を吐き安心するが、次の瞬間また場が凍り付きます。




「ふ〜〜〜んじゃあ零くん
良かったら私の分も食べない?」


「え!?」


凍りましたよ、場が! と思ったら武が呆れた顔で割り込みます。


「姉貴よ、それは俺が作ったモンだろ」


「あっ!」


ナイスです武! 
流石友よ! 
・・・しかし無視した事は忘れません 


「意味ないだろ?」


「う〜〜〜」


「はは・・大丈夫ですからね?由香さん」


何とか、なりそうですね・・・安心です。


「ふふふふふふ」


あー美希がスッゴイ嬉しそう・・・
余程嬉しいのか笑い声が変だぞ? 


「うーーん、あっ!忘れてた!」


「?、何ですか?」


由香さんが何か思い出したかの様にして、持って来ている鞄を漁り出す。 
すると、鞄から水筒を取り出した。
・・・・何だろう?




「あのね?、零くんが最近暑くてダルそうにしてるって
武から聞いたんだけど?」


・・・・・はい? 


「・・・・武?」


「あー」


オイ?目線逸らすな?どう言う事だ? 


「ふふん〜実はね零くんの為に
由香お姉さん特製の栄養ドリンクを
作ってきました〜!」


俺「・・・・」


武「・・・・」 


オイ?武?おまえは俺をどうしたいんだ?
助けたいのか?それとも滅ぼしたいのか? 


そんな俺の心の問い掛けを視線として飛ばしているのだが、本人は目を伏せて、静かに首を横に振るだけ・・・なにそれ?諦めろと? 


「ヌ、ヌ、ヌ・・ドリンクじゃと」


「はわわわわ」


「あ〜〜これは何か予想してきたね〜」 


「え〜〜とこれが愛妻弁当ならぬ愛妻ドリンク?」


「流石だね零」


・・・どいつもこいつも好き放題言ってくれますね、まず美希、全然悔しがる所じゃないからな?・・藤堂・・・さっきから混乱し過ぎ・・桜井・・理解したみたいな顔してないで助けろ、転校生?アイサイってなに?イミノワカランコトイウナヨ?そして英次テメェー後で覚えとけよ?    






「・・・・」


俺が無言になってると、由香さんが哀しそうな顔をしている。


「・・・・もしかして嫌だった?」


や・・ヤバい 


「そ、そんな事はないですよ? 
ありがとうございます。」


「あ!うん!」 




・・・・断れませんでした、良い笑顔だなー由香さん
 由香さんはそのまま、水筒のドリンクをコップに淹れています。


・・・・・
「う・・うぬ・・こ、これは!」


「ははは、やっぱりだねぇ〜」  


「え、え〜とどうしましょ?」


「これが!江梨が言ってたラブコメね!」 


「・・・・スマン零」


「ハハ流石零だね退屈しないよ」


「・・・・・」


周りでは、コップに注がれたドリンクを見て、匂いを嗅いで理解した者、予想が的中していた者、どうすればいいか悩む者、意味の分からん事を言ってる者、罪悪感か謝罪する者、最後にこの状況を面白がってる者英次・・・マジでボコす。
 

「はいどうぞ☆」
「・・・・・」


俺は由香さんからコップを受け取り・・・・・ふぅ 




その後何があったか秘密な?




*武と英次について、復活後ボコボコにしました。 


******** 
夕方
喫茶店 猫まんま
学校が終わったので、転校生と一緒に来ています。
・・・ただ 
「グッタリしてるけど何かあったのかい?零」


柊さんが首を傾げながら、不思議そうに言ってきます。


「・・・何でないです」




そう何もなかった。
誰が何と言おうとなかったのだ。


「あはは、えーと泉君?」 


転校生が苦笑しながら呼んでいるので、何とか頭を働かせます。






「じゃあ始めますか
・・・・初めに何か聞きたい事あるか?転校生」  


昨日は、ほとんど俺の一方的な質問攻めだったから今回は譲ります。


「そうね・・・
まず初めに聞きたいんだけど?」 


転校生は少し思案してると、思いついた様で言ってきます。


「うん?何だ?」


「ズバリ聞くは・・・
貴方の異能ってなに?」


「・・・・」


イキナリですか・・・いや来るとは思ったが、昨日もそんな感じの時があった・・・・ 


そう思っていると転校生が右手で指を4つにして説明しだした。


「基本異能には大きく分けて4種類タイプがあるわよね?、
まず火、水、風などの自然界のチカラを発生させる【属性型】、自身の身体強化などを基本として、身体に何かしらの作用を与える【身体型】、念力や磁力などで物や人を操る【操作型】、武器を扱い能力を発動する【武器型】の4つが基本よね?更にこれらの先にある進化系の【派生型】があるけど、まだそれ以外にこの4つに該当しない特殊な異能があるわよね?それが【特異型】有名なのがテレパスとかテレポート、予知、創造などがこれに該当してるみたいだけど、あの異能もそうなの?私も任務でいろんな異能を見てきたけど、あんな異能は初めてよ?アレも【特異型】?」 


一気に説明しましたよこの転校生・・・って!ウソだろ!?異能の種類について知ってるよ!この転校生!・・・ビックリです、バカだからそうゆう事は知らないと思ったが、知ってたか


・・・さっきから本人に失礼な事、言ってるけど仕方ありません・・・この前が酷かったからな 




短い間にいろんな事あったなぁ〜と思いつつも、彼女の質問に一応、応える事にしました。


ついでに聞いてみますか
「・・・まぁそんなもんだ、と言うかおまえはどうなんだ?」


「私?・・・たぶん【特異型】かな?」
 

・・・・ぬ? 


「何故疑問系?」




「しょうがないでしょ?だって分かんないんだもの、 
最初は光系統の【属性型】かと思ってたけど、あんな真っ白な光は変だって言われてさ・・・それに普通の光属性は物体などに攻撃すると対象が焦げるか溶けるかする筈なのに、私のは攻撃すると何故か対象が破壊されるのよね、純粋な破壊なのよ?おかしいでしょ?」


いやいやそれよりも何やら恐い事言ってませんでしたか?
種類が分からない?
しかも、能力について明らかになってないと? 


「いや、俺としては、そのよく分からない異能を
これまで普通に使ってるおまえの方がおかしいぞ?」




俺は変なモノを見る様な目で転校生を見ていると、彼女は目を見開いて手をバタバタさせながら、反論してきます。


「ちょっ!、
そんな目で見ないでよ〜!」


いや見ないでよ言われましても 


「取り敢えず異能名は
白光はくこう】って呼ばれてるけど」


「・・・・そのまんまだな」


白い光だから『白光』・・・本当にそのままかよ
 



「そーゆう泉君はどんな名前よ?
後どういう異能よ?アレは」


あっ忘れてたわ・・・それの説明だったか・・・正直面倒だが、今後の為に説明しますが、異能名は・・・あんまり言いたくないが、別に良いか?アレは柊さんが考えたんだしよ。
 



「あーまずアレはおまえが言った様に【特異型】で合ってる。
能力は簡単に言うと、あの黒は魔獣の瘴気を消滅させるチカラがあるんだ、更に俺は、あの黒い物体を形状変化させて武器などに変えて戦ってる、因みに異能名は柊さん名で【黒夜こくや】と呼んでる。」


俺の説明に転校生は驚きの声を上げる。
「えーー!!凄いわねその異能!! 
つまり泉君の異能は、対魔獣用に特化された異能って事よね!?」 


「まぁそういう事になるか、
あの異能・・武器の形にしてるけど、人に当てても効果無いから、魔獣しか傷つけられない。」


正しくは違うがな・・・今説明しなくても良いだろう、いずれ機会があるさ。


「ますます良いじゃない。
もし魔獣が人質とか取ったら構わず攻撃できるって事でしょ?」


「まぁな」


てゆうか、ついこの前、その戦法をとってきた魔獣がいましたよ、まぁ意味なかったけど 


「あれ?でも・・・あれはどういう事?」


?何やら首を傾げて、考え込んでます。




「うん?アレって?」
 

「ホラ、あの異常な身体能力の高さよ・・・
最初てっきり身体強化系かと思ったけど、違うわよね?異能は1人ひとつだし・・・あっでも極たまにだけど2つ異能を持ってる『二つ持ちダブル』がいるけど、泉君も『二つ持ちダブル』?」  




何だ・・・そんな事か・・


「いや違う。
アレ・・は心力を使ったした身体強化だ。」 
 

「え?」


知らないのか?・・そう言えば柊さんがあの技法は前例がない、初めてだって言ってたな・・・ 




「俺は普通の異能者と違って異能の源でもある心力を操る事ができる。」


「え、でも私も操れるけど?」


「レベルが全然違うんだよ、一般の異能者は能力発動の時に心力をコントロールして操ってるが、俺の場合、能力だけでなく、自身の身体強化や感知能力の強化などに利用してるんだよ、そしてそのコントロールは能力を操る時の3倍はキツイぞ?」  


「3倍!?!?」 


そんなに驚く事か? 


「いや3倍は言い過ぎか?2倍位か?」  


個人差があるからなぁ〜
今のところ俺以外に4人使えるけど、全然違うからな・・・ 




「いやいや!!それでもおかしいよ!?
どうやってそこまで!?」


・・・・・メンドイ 


「それはまたの機会な、
それより問題はおまえの異能だ。」


「え?」


そうだよ、まず先に解決しないといけないのは、おまえの異能だよ・・・・本人自覚してないけど 


「ハッキリ言って危険だ。
威力も恐ろしいがおまえ自身が完全にコントロールできてないのはもっと危険だ。」


「うっ」


気づきましたかこの転校生バカ 


「何か指輪を使って操ってるみたいだが、
それも完璧ではないんだろ?・・・もし組んでいくなら、このままにはしておけないな」


俺が転校生バカにもわかる様に今後の目標をそれとなく言ってあげます。




「うん・・そうよね
私も指輪が無いと殆どコントロールできないわ・・・ってちょっと待って」


「?・・何だ?」


おいおいまだ分からないのか?・・・ハァ〜仕方ありません、何でも質問してみなさい。 




「どうして指輪の事・・・・・・知ってるのかしら?」 






「え?・・・・あ」


・・・・・・・・ 




「見せた事・・・・無いわよね?
あの時貴方が来た時も私倒れてたし」






「あー・・・」




まっ、待て・・  






「たしかに貴方が介入後も付けてたけど
アレについては話してないわよ。」




「・・・・え〜〜とあー」 




お、落ち着け? 顔・・恐いぞ?  








「もしかして・・・見てたの?
・・・とゆうか既に居たの?」 








「・・・・・・・・時間も遅いしそろそろ帰るか?」 




そうです帰宅しましょ


俺がテキパキと鞄を持ち、出入り口へ向おうとするが・・・・・ 




「まだここに来て1時間も経ってないわよ?
それに今日は夜の8時位まで大丈夫って言ったのはそっちでしょ?明日と明後日は土日で休みよね?ゆっくりできるわね〜?」


肩を掴まれて、止められました。 
て・・転校生さん・・・目が笑ってませんよ? 
あの掴まれてる部分が痛いんですが? 
あの〜?  


「さて私は片付けがあるから後は若い子達だけで」


「ひ、柊さん!?」


お〜〜〜〜い!!!柊さーーーーーん!!! 
見捨てないで〜〜〜〜!!! 




しばしの沈黙・・・・  






「さぁ時間はまだあるわ。
ゆっくりお話尋問しましょか?」  


「・・・・はい」


一ついいですか?
・・・字が変ですよ? 


その後何があったかは・・・秘密という事でお願いします・・・ 
   

 

おまけ
とある会話 
*転校生とのお話し・・・が無事に?終わり、転校生は使い物にならなくなった俺を置いて、先に帰りました。(酷くないですか?質問が終わるとポイですよ?ホントに人間ですか?)   


「なぁ零」


「はい?なんですか柊さん」 


「・・・・実は君に話したいこ「英次ですか?」!?」


「今日、珍しくあいつから話しかけて来ました。」


「!・・・そうか・・・何か言ってたかい?」


「いえ、特に何も・・・ですがこれは肯定と受け取っていいかと」


「ん?どういう」


「ですから、今回の情報を漏らした人物ですよ。
・・・間違いなく英次・・です。」 


「・・・なぜそう思うんだい?」 


「柊さんも気づいてたのでしょう?
あいつは・・・意味のない事しません」


「・・・・」


「あいつは俺に気づかれる事を分かって俺に近付いた。」


「何のために?」


「今後も何の違和感も無く俺たちに近づく為」


「・・・・」 


「あいつは・・・常に先の事を考えてる・・・目的の為に」


「・・・その目的とは?」


「それはまだ分かりません・・・ただ・・・近いうちに何あるかと」 


「あいつが?」


「いえ、英次は多分、見てるだけでしょうね・・・正確には何かが起こるかも・・です」


「起こる?」


「勘ですが、扉の件もありますし」 


「・・・・」


「とにかく、この先の為に転校生には、強くなってもらわないと、現状でも充分強いですが・・・彼女はまだ先があります。」


「・・・・零、前から不思議に思ったんだが・・・」


「?」


「何故転校生・・・なんだい?」


「・・・・・」


「・・・・・・まだ白石さんの事・・・信じてないのかい?」


「・・・・そんな事はありません」


「・・・・」


「・・・・」


「・・・・分かった・・・君がそれで良いなら・・だが、もし白石さんが信じるに値する子だと認めれたら、その時は、しっかりと彼女の名前を呼んであげなさい。」
 

「・・・・はい」


「うん!・・・しかしこの先大変だね?」


「えぇ全くです、まず転校生の能力解明と彼女自身の強化ですね、扉の調査と外部についても引き続き情報取集をお願いします。」


「あぁ分かったよ、君の協力者として全力でサポートするよ。
しんの分までね。」  


「はははは・・・・ハァ・・面倒ですねこのバイト・・・


「ハハハハ、本当に大変だね・・これから先も苦労が尽きないよ?・・・・・苦労人・・・君」 


「ハァ〜引き継ぐんじゃなかった。」


第1章 苦労人の日常 完 
第2章 苦労人と球技大会 上へ続く。   




      


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