オリジナルマスター

ルド@

人物紹介と次章の紹介(ネタバレ注意)。

【第10章の人物紹介】

ジーク・スカルス
職 業:冒険者(ランクSSの超越者)、学生
特 徴:黒髪の普通顔で体格も普通(普段)、赤い髪と瞳をしたイケメンの青年(ジョド変装中)
詳 細:怠惰な学生であるが、最強の魔法使いにしてSSランク冒険者。第三の魔眼の影響で『冷酷な戦士』となって大戦に勝利したが、反動で心のうちに『幻想の鬼神』を生み出していた。未完成だったこともあり、いつ暴走してもおかしくなかったが、完全に暴発する前に師と仲間達によって鎮圧される。暴走中に何度か覚醒したことで、新たな原初魔法を無意識に身に付けていた。

ジーク「大変申し訳ありませんでしだ! あと……このあとどうしましょう!? 一番見つかるとヤバそうな《無双》さんに遭遇しちゃったよ!?」


アティシア・スカルス(旧姓はコーラ)
職 業:冒険者
特 徴:アイリスと瓜二つで水色の髪をした大人っぽい女性。ジークたちより少し年上。
詳 細:アイリスとは腹違いの姉であるが、父親の所為で母供に追放されてしまう。シィーナが住む田舎村で生活するが、元々体が弱かった母はジークと出会って間もない頃に不治の病で亡くしてしまう。幼少期は孤高な性格だったジークのことを弟のように面倒見ていたが、いつしか家族の愛情から特別な愛情に変わる。……本人が鈍かった為に何も進展しなかったが。
腹違いの妹ことアイリスが住む街が大戦で巻き込まれると知って、反対されながら無理やり参加する。ただし、それによってジークを参加させてしまい、彼の運命を大きく変えてしまったと激しく後悔した。さらに人質に取られて足を引っ張った挙句彼を失いかけるが、所持している原初魔法で命を代償にして命を救う。
しかし、幼い頃に受けた実験の影響か、アイリスの中にあった魂の一部が静かに覚醒する。数年の時とジークとの再会によって、意識が少しずつ目覚めて、彼を救うために彼に喝を入れた。

ジーク「色々と言いたいことがあるけど、とりあえず一言だけ…………────長いわァァァァアアア!! 色々と裏設定を伝えないといけないのは分かるけど長い!! 悲しい話とか辛い話とかあるけど、とにかく長い!! 現れた時は凄い感動したけども!! あり過ぎてこれまでの詳細内容の最多だよ!!」


アイリス・フォーカス
職 業:学生
特 徴:透き通ったような水色髪をした女性。
詳 細:サナの友人であり、同じく貴族の娘。料理好きで穏やかな性格であるが、少しずつ覚醒していたアティシアの魂に引き寄せられて、ジークに対して異様な独占欲と愛情が出て暴走。振られたショックで引き籠っていたが、無事に復学する。ジークの暴走とシィーナの説明から、内に眠っているアティシアの魂を自覚する。意識したことで初めて互いの想い共有するが、暴走したジークを止める方法を聞いていなかった為に、その後の起きたことに盛大に頭が沸騰中であった。

ジーク「何も訊かないにするけど……とりあえず謝っておこう」


ティア・エリューシオン
職 業:聖国第二王女、騎士
特 徴:長い緋色の髪をポニーして、美麗な顔立ち、長身でサナを上回る胸部と引き締まった腰回り、理想のスタイルをしている。
詳 細:聖国の第二王女で騎士。王族としての使命感もあるが、暴走したジークを止めたいと戦いに参加する。

ジーク「本当にご迷惑をおかけしました。だから責任取らされそうで怖い!!」


シャリア・インホード
職 業:ギルドマスター、元冒険者(ランクSの達人)
特 徴:妖精族、金髪幼女(ロリ)&大人バージョン(そのうち公開)
詳 細:ウルキアの冒険者ギルドの長。聖国でも有名な異名持ちでランクSの元冒険者。《妖精魔女》と呼ばれたランクSSに届く実力者。暴走したジークを助ける為に大人バージョンで立ち向かうが、燃費が非常に悪い。……当分は我儘モード全開であろう。

ジーク「そうか……俺の戦場はここだったのかぁー」


シィーナ・ミスケル
職 業:冒険者(Sランクの達人)
特 徴:白銀髪をした女性。
詳 細:ジークの師匠でSランクの冒険者である。《白銀の星光乙女アダーラ》と呼ばれて、ジークのことは子供頃から面倒を見た師匠であり母、もしくは姉の立場でもある。『信託の魔法』によって彼の母である神と対話。彼の正体と今後の展開を知らされて先回りするが、『魔神』側の介入とルート変更を恐れてギリギリまで見守っていた。本来ならジークを圧倒する力はないが、託された原初魔法によって弱体化したことと、魔力を限界まで強化ブーストさせて乗り切った。……反動でしばらくはまともに魔法が使えなくなる。

ジーク「もう俺も言い訳しようがないけどさ……暗躍し過ぎじゃない?」


バルト・ランサー
職 業:冒険者、元傭兵
特 徴:大柄でムキムキな体格をした濃い茶髪に鉢巻の男性。
詳 細:暑苦しい男でジークの体術と武器系の指導者。変則的な攻撃スタイルを得意としてSランクの戦闘力を持っている。変身系の原初魔法を所持しており、自身の力量もあってか、大抵の人物なら格上でも化けることが可能。その分支払われる代償も大きいが、サナに化けた際はシィーナやカグヤの力を借りた為にそれほど消耗せずに済んだ。


ジーク「失礼だけどサナに化けた時はマジでキモいと思った。やけに戦闘力が高いと思ったけど、やっぱり師匠たちからフォローされてたのか」


ギルドレット・ワーカス
職 業:冒険者(SSランクの超越者)
特 徴:割ときちんとした顔立ちの茶髪の男性
詳 細:王都を拠点としているSSランクの冒険者。《天空界の掌握者ファルコン》と呼ばれている。宿している最強クラスの魔眼と『鳥王』の羽根から作られた『天の羽衣アマノハゴロモ』、専用の剣と盾の魔道具でジークを追い詰めたが、暴走したジークによって破壊されてしまう。再生能力があるので問題はないが、今回の戦闘で一番頑張ったのは間違いなく同等の実力を持つ彼であった。

ジーク「いなかったら瞬殺だったろうな、俺の所為で。他の面々もやるけど、ギルさんがいないとあの戦いは実現しない」


ゼオ・ルールブ
職 業:ルールブ家当主、元騎士
特 徴:金髪で大柄な体格の持ち主。スーツ越しでもムキムキの筋肉で、骨格も鎧のようにガッシリとしている。
詳 細:かつては《金狼》と呼ばれた聖国の騎士。シィーナの要望から戦いに参加したが、暴走したジークに圧倒されて『古代原初魔法ロスト・オリジン』を奪取されてしまう。目的事態は達成されたが、結局奪われた魔法に関しては有耶無耶である。

ジーク「と、取ったけ? あ、取りましたね」


リグラ・ガンダール
職 業:学園長、元司令官
特 徴:仕事柄常にスーツを着ている濃い茶髪の男性。
詳 細:ルールブ家やフォーカス家に並ぶ貴族。大戦時は《知将》と呼ばれて聖国の総司令官であった。王都の裏で動いていた者たちを捕らえようと密かに《無双》と協力関係を築く。王城の異常事態とシルバーの登場に困惑したが。

ジーク「なんて人を引き連れてんだよ。この人は」


アヤメ・サクラ
職 業:冒険者(ランクSSの超越者)、剣士、弓士
特 徴:着物のような羽織を肩に着た和服姿。長い黒髪に鋭い瞳をしている。
詳 細:中立国のSSランクの超越者。最強の剣士であるが、同時に弓士でもある。性格は大人しい方で戦いも嫌うタイプであるが、国や仲間のことを第一に考えており、仲間を傷つける者や国を脅かす存在には容赦しない。知人をシルバーに殺されたことで王都まで乗り込んだが、守護したギルドレットに追い返される。聖国自体に恨みは一切ないが、シルバーのみは容認しないと自分に言い聞かせてリグラに協力した。

ジーク「恨まれてることは噂で聞いてたけど、トオルとの関係までは知らなかった」


クロイッツ・ガーデニアン
職 業:教師、元魔導師
特 徴:髪なしグラサン、賢者のようなローブを身に付けている。
詳 細:ジークの怠惰に頭を悩ませる学園の魔法教師。元王都直轄の魔導師であり、かつては《大賢者》と呼ばれた大魔導師。過去に何があったか、密かに復讐の壊滅者リベンジャーと協力し合って、ウルキアでも影で暗躍していた。街にいた際も何人かも同志にジークを見張らせて、彼の暴走したタイミングを狙って復活の儀式で《鬼神》を蘇らせた。

ジーク「シリアスな展開なところ悪いけど。……オイ、コラ、ハゲ! 何さらっと復活させてんだ! ……言えません」


バイク
職 業:冒険者(ランクCの中級者)
特 徴:酔っ払いの中年男性、問題だらけの酒豪者
詳 細:ウルキアの冒険者ギルドで長年活動している。ランクは標準レベルであるが、豊富な経験から指導者の立場もして、若者の新人冒険者の指導をしているが、裏ではガーデニアンの部下をして、やって来たギルド会館ではジークの監視もしていた。

ジーク「酔っ払いがなに再登場してんの? 物語初期にいたモブなんて一々覚えてられるか!」


ミーア・ホーガ
職 業:匠の職人《マスター・スミス》、元冒険者Aランクの強者
特 徴:ピンク髪の小さな女の子。
詳 細:元冒険者のホーガ店の店長をしている職人。数年前まで冒険者であったが、魔物から受けた呪いで幼い姿まで若がえって引退。その後、ガーデニアンから依頼を受けて技術の腕を上げていた。ジークと知り合った時には、密かに魔力も研究していた。

ジーク「俺の知り合い……裏あり過ぎない? あの子まで何してんの?」


シルベルト・オッカス
職 業:学生、冒険者(Aランクの強者)
特 徴:黒と金の髪と瞳をしている男性。
詳 細:三年の王都の学生であり、Sランクに近いAランクの冒険者。《天魔》の異名持ちで王都のSSランク冒険者の弟子でもある。しかし、大戦で感情を歪めていた彼は面白半分でガーデニアンに密かに組んでいた。研究所を襲撃した際、真っ先に第一王女を斬りかかったが、それも面白半分である。彼はとうの昔からイカれていた。

ジーク「ギルさんの目もあるによく今までバレずに済んだよな。むしろ感心するわ」


復讐の壊滅者リベンジャー、スベン・ネフリタス、レック・ガーデニアン
職 業:魔境会、帝国第一王子、魔法使い
特 徴:白髪で全身を包帯で巻いている。大戦の際の傷と帝国の改造手術によって、身体中に呪術を植え付けられている。
詳 細:大戦の際に起きたSSランクたちの戦いに巻き込まれた聖国の兵士。帝国側に回収されて人体実験を受けるが、偶然にも宿したジークの魔力と呪術を利用して帝国を乗っ取る。以降は隠れながら恩師であるガーデニアンと計画を立て、ジークの存在を使って《鬼神》の復活を狙うが、進化したシルバーに呆気なく敗北する。

ジーク「一体何が目的だったんだ? 聖国を乗っ取りたいなら、わざわざ《鬼神》を甦らせる必要なんてないのに? ガーデニアンの息子を名乗ってたけど、何か理由があるのか?」


デア・イグス
職 業:冒険者(ランクSSの超越者)
特 徴:獣のような風貌、頰には古傷があり黒とグレーの髪をした傭兵風。
詳 細:帝国の超越者にして最凶の冒険者。四人の中で一番古参でガーデニアンたちが現役時代から異常者。シルバーとの戦いで死亡するが、『地獄界』で『魔神』と交流を持ちガーデニアンたちを利用させて復活する。完全復活ではないが、時間が経てば肉体も完全に戻る。

ジーク「ヤバい奴が復活しちゃったよ。また戦うのかなぁ? 頼むから誰か超人でも出て来てまた地獄に戻してくれないかなぁ? あ、超人って俺のことか……」


【次回予告(ネタバレ注意)】

「いつか決着を付けないとな」

色々あって大会なんてすっかり忘れ去られたかもしれないが、《無双》アヤメ・サクラを納得させるためにジークは……いや、シルバーは大会を利用することにした。

「超越者同士の決闘は不味くないか?」

なんて声もあるが、そもそも決勝戦がまともに行えるとは思えなかった。
多少の強引はあるが、エキシビジョン形式で超越者同士の戦いが試合場で行われると知り、観客から歓声と響めきが起こる中。

「ここからは本気でやろうか? ────お互いに」
「ああ、そうだな。シルバー」

二人の超越者にとって外野の騒音などどうでもよかった。

そして披露されるアヤメが操る『風の刃』と。
シルバーの派生属性の一つ【天地】が試合場を支配する。

因縁ある最強の剣士と最強の魔法使いが遂に激突する。

『魔導杯』下編こと完結編へ続く。


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