最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

12話頭脳戦と計画始動

~アンドート公国地下5階
    ガリバーロード(新たなる道)~

地下5階にいる囚人は海へ出る入り口に差し掛かっていた。老若男女、約10万のカルデラから連れてきたものや、元々の【住民】などが鎖をつけられて、ただただ南と東を繋げる扉へと向かっていった



~アンドート地下3階階段前~
あれから2時間はたった…地上は15時ってとこか。水のかさは、約3m。
辺りに壊せそうな壁なし、ただしジンが起きてくれれば別だが…しかもたぶん地下5階の人達出てるな。今はジンが起きるのを待つだけ。それにしても階段の罠は引っ掛かったな
下を確認すればよかった。上の階段がないってことは地下1、2階は隔離されてるってことか。
「ぷはっ!死ぬかと思った!水…?しょっぺ!」
「やっと起きたね。あと少しで天井なんだよ。早く壁を壊して」
「あのな~!俺は怪我人だぜ?そんなことできるわけ」
「待て今なんていった?」
「あ?俺は怪我人、」
「もっと前!」
「水がしょっぱい?」
なめていないから分からなかった!これは海水!そのまま引いているってことは下からの管を逆流すれば地下五階の人たちに追い付ける!
「ナイス、ジン!」
「なんかわかんないけど壁を壊すのか?」
「ジン、まず壁を壊して地下5階の人たちを探してくれ。俺はルークと王女を探しに上にいく!」
「わかった…ぜ!」バゴーーーーーン!
「じゃまた」
「「カルデラで!」」





さてと…まずは隔離された地下2階だ。階段はどこからでもないってことは、何かしら道を開ける手段があるってことは。この魔道具の出番だ。魔道具No.3!秘密路検査機
これで魔力を流し込むと、ピピッ!
ここか~。バゴーーーーーン!
へ?ぐはっ…
「悪い!見えなかった…!それにしてもここは地下3階か?」
「そうだが、地下2階の住民か?」
「そうそう!カルデラ王国の囚人だよ。
元五聖人!」
五聖人!?
「いやー地下1階から大分遠かったよー2階の奴と1階の奴全員ぶっ飛ばさなきゃいけなかったし」
バッ!
「そんな構えなくて良いよ。俺は外へ出たいだけだ。知ってる?」
「こっから見える水浸しのところに管がある。そこを通れば海に出る」
「マジ!ありがとう。皆教えてくんないんだもんなー」
間違いなくこいつは…イルカイルと比べ物にならないほど強い…!俺たちより強い奴がいる1、2階の人を軽く倒すなんて…!そして閉じ込めたってことはあいつより強い奴がいるってこと。四聖人のあと二人のなかにいるのか…ヤバイな
「なぁ、そこに5歳で強い奴、いたか?」
「ん?地下1、2階には5歳なんていないぜ?仲間がいるのか?」
「いや、勘違いだった。それにしてもお前より強い奴がいるのか?」
「たぶんいないよ。抑えるときも四聖人全員でかかってきたから。そのくらいないと」
四人を相手に!?
「俺も外に出るとする」
「じゃ一緒に行こう!」
「ブツブツブツ」
「げ、シトップ…」
「誰だ?」
「四聖人で一番強い奴…なにしゃべってるか分からないし、素性も明かさない」
「ブツブツブツ」
「あら?私の計画を邪魔したのは貴方ですのね?サムン=ネプチューン」
「女王様、光栄です、またあえて」ニヤッ
「ブツブツブツ」
「またお前か迷惑かけやがってっていってるわよ」
いや、わかんの!?ブツブツブツっていってるだけじゃね?
「先行ってていいよー。邪魔だし」
ぐっ、確かに俺はこんなやつらと比べたら邪魔だな…っていうかー!
ジャキン!
「オォー!良い刀持ってんじゃん!」
「そうだよ。これは良刀、煌刀の下の下世界に100工あるかないかの代物だ~!」
「ブツブツブツ」
「天翔竜よりは大したことない。だって」
いや、わからないし!さっきから思ってたけどブツブツブツじゃ合わない!
「天翔竜ってなに?」
「アンドート公国が狙ってる刀。マルシー島にあるから取ろうとしたら俺が捕まった。煌刀だ」
「こ、こ、こ煌刀!?」
「やっぱここ頼むわ!」
「え?ちょ!」
マジか…ヤバい…



活躍記録
①罠から脱出
②リープ、元五聖人のサムンと会う
③リープ、シトップと女王に遭遇
④リープ、絶体絶命part2
⑤また今回もルークと王女の出番なし






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遂に王女と遭遇しましたね。計画には狂いも無く、このまま公国の思うがままになるのでしょうか。主人公も2話連続で出ないというわけで次回は出る…たぶん!
リアルに夏休みの課題を終わらせたいので頻度が下がるかもしれないです!すいません
アンドート襲撃編は起承転結に表したら
今回で結が始まったところでしょうか。
ではまた~

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