最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

11話ジン激闘、壱からの再出発

~アンドート公国地下三階階段前~
「体力使いたくないから一瞬で終わらすぜ」
「それはこっちの台詞だ!カルデラに強いやつがいること見せてやる」ニヤッ
銃モード!
「魔道具ねー、ま、楽勝だろ」ビュン!
嘘だろ…!!…後ろ!
ドゴッ!
ぐはっ…!!!速すぎだろ…
「まさか、もう終わりか?威勢の良い奴はどこ行ったんだよ!」
バーーン!
「は、防弾チョッキ来てるから効かねぇぜ?」
防弾チョッキ!?カルデラより遥かに文明が…
バーーン!
「はぁ…ガッカリだ。なぁ教えてやるよ」
「お前らに教えてもらうことなんて何も…無い!」
「まぁ聞け、」
バーーン!
「俺は昔、バキューと親友だった。だが、ある事件が起きてから何故かすれ違うようになっちまったんだ。」
「何が言いたい!」
「どんなに仲がよくても友情ってのは
案外…そよ風が当たれば吹き飛ぶもんだ。
…どうだ?四聖人として向かい入れようか?そしたら五聖人になるな!」
「は!笑わせんな。リープとルークはもう親友以上の存在だ。たとえ竜巻が来ても!津波が来ても!絶対に崩れねぇ!何があったか知らねぇが、今は……男の勝負だ!」
「ふ、よく言ったジン」
「お前起きるの早いな…ってか聞いてたのかよ!」
「あ~それよりその魔道具、もう一段階進化するよ~。MP、全力で注ぎ込んでみて」
「全力で?」
MPを…全力で!!
パキッ…パアッ
「なんだ!光魔法か…?」
これは……剣?
「ってまた剣じゃねぇか!」
「ただの剣じゃないよー、それは魔素の塊とジンが思った最強の武器を創造したもの」
俺の最強の…武器。ってデカ!俺の身長に近いじゃね!?
「こりゃ傑作だ!さっきよりはマシな顔してんじゃねぇか!今度は期待外れにさせんなよ!縮地・瞬!」ギュン!
「重ッ…よいしょお!」
ズン!
「さっきより段違いに、強い!?この剣硬ぇ!」
ジャキ!ギギギギギ
「調子に……乗るなーーーー!!」
バシーーーーーーーン!
「速いし、馬鹿力かよ…」
「ジン…お前が言えたことじゃない…」
ブンブンブンブン!
なんか重さにも慣れてきたな
「こっちも本気で行くぜ!縮地・音速」
バーーン!
いや、縮地の音じゃねぇ!鈍ッ!
キーーーーーーーーーン!!ブワッ
「俺の技も見せてやる!
必殺!甲殻旋風剣!」
「絶対今考えたな」
ブォンブォンブォンブォン!
ビシュッ、ピシャッ、ピッ、
やっと四聖人に互角に、
ドゴッ!
カハッ…
自分の腕を犠牲に殴ってきやがった!?
「たかが、四聖人、
されども四聖人」ニヤッ
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
おえっ!
「ん~ジンと四聖人の根比べだなぁ。どっちが真の脳筋か」
ドガーーーン!
ブォンブォン!

シーン
「止まった!っ決着は?」
「「まだまだ終わらせないぜ!」」
これは長引きそうだ。やれやれ
「奥義!串刺し!」
「それに関しては技でも何でもない…当たるけが…」
グサッ
「カハッ…捕まえたぜ!」
バキーーーーーン!
「あーーーー!?リープの魔道具が!」
「そんなの気にすんな。また作る」
「サンキュな」
「よそ見してると痛い目見るぜ!」
「俺はいつでも相手を見ている!」
メリッ!
ドガッ!
「相討ち…」
バターーン
バターーン
スタッ
「はぁはぁ…終わりだイルカイル!」
スパーーン!
足払い!?ドシーーン!
「誰が終わりだって!?この野郎」
「お前だよ!」
ズバッ
「腕を切った!」
「腕くらいくれてやるよ。その代わり、身ぐるみ置いてけぇ!」
グッ、バシーーーーーーーン!
ぐはっ…ばたっ
「俺の…勝ちだ…はぁ…はぁ…」
「じゃ次は俺だね」
ばたっ
「あれ…倒れた」
ジャーーーーーーーー
「水!?嘘だろ…!完璧な罠だったか。四聖人の1人お構いなしってか……ジンも倒れたし…子供に担ぐ力なんて…無いぜ!?」



活動記録
①新たに最強の剣モード発見!
②ジンの友情を見たリープ
③根比べの結果
    ダグラム=ジンVS四聖人イルカイル
                        引き分け!
④リープ絶体絶命!?



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いやぁ、前回の作者コメントで次はいつコメントするか話しましたが、正解は4、次回でしたね!
さて前回、今回とバトルシーンばかり。最終局面が近づいてきました
次回はリープの活躍と…おっとここまでにしておきましょう。つい楽しくて話しそうになります。

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