最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

6話ルーク&王女VS副団長リクルス=ソーダ

四聖人!…新たな敵だな。まだまだ世界には俺より強い奴が100万といる…まずは副団長からだ!

ビュン!「久し振りだな小僧!前はビビっちまったが今回は出す前に終わらしてやるよ!火の槍!(ファイヤーランス)」
ファイヤーボール!
「無詠唱…ねぇ。でも威力は弱いな」
無詠唱はその名の通り詠唱せずに魔法を出す技、だがすぐに魔法を出す代わりに威力は半減。
「おりゃー!」
投げんの!?突くんじゃなくて投げんの!?
予想外の行動に俺は反応しきれなかった
バーーーーーーーン!
「相殺か、だが、火の槍は体を焼き尽くすぞ?」
「ウォーターボール!」
ジュー…王女様!
「あぁ?こりゃ驚いた!この国の王女様じゃねぇか。光栄です。でも邪魔は許せません、ね!火の槍!」
やばっ!スピード強化、縮地!
グググググ…!!
「なに!止めた…だと!」
「あなた…肩は?」
「勿論痛いですけど、刺さる直前に小さい火の槍を出したのでスピードが弱まりました。それに王女様のウォーターボールが合わさり軽傷で済んだというわけです」
パリーン!…あ、魔道具が割れた…!?まぁ謝るのは後だな。まだ牽制逆転した訳じゃないし。
「王女様、ウォーターウォールって出せますか?」
「え?えぇ出せるけど何に使うの?」
「いいから出してください」
「ウォーターウォール!」
ウォールウォールは魔攻を防ぐと共にこちらの攻撃も弱くなってしまう。
「たかがウォーターウォールごときで止められると思ってんのか!!火の槍!」
だが、それは[魔攻]の場合の話。水は火を消す、それ以外に表面積が大きい物質は抵抗力が強くなるからスピード減速、ウォーターウォールごときという言葉はしたがって間違えてる。宮廷魔術師のレベルなら破れるかもしれない。表面積が少ない、それはなんだと思う?

剣?確かに少ないが5歳には重いな。
火以外の魔法?確かにそれなら破れる。だが俺はまだ火と強化魔法しか覚えていない。
そう、目には目を、歯には歯を、鼻には鼻を!ってことで正解は槍、それも極細の鉄だ
錆びないように槍に強化魔法をかける。


「火の槍連射!」
バシャーーン!案の定そうなるだろうな
カチャカチャカチャカチャ
ん?何をしているかって?もちろん槍の連射用の武器だよ。だって連射には連射で答えないと。
「はっはっはっ!あと少しで破れるぞ!」
「王女様」
「ウォーターウォール!」
「終わりだ!リクルス!」
「は?ちょっと待て!それは流石に!」
連射槍!
グハッ!…バタッ
「ルーク、大分余裕そうだったわね」
「まさか…もう無理ですよ…」バタッ

~船の近く~
7分前
「はぁはぁはぁ…よし!」
バン!
「ルークは終わっただろうか?」

~カルデラ王国跡地王宮内~
5分前
「化け物…が…」
「よし!まず1人かな!で、でも…あと三人回収できるかな?」






「おールーク、じゃなくてリープか…お前…血だらけじゃねぇか!ここで…!何があったんだよ!」
「あのネガティブ野郎、強すぎる…はぁくそっ!!」
ジンは少しは仲間だと思い始めたリープがやられた、そして同時に自分もバカにされた気持ちになり心に火がついた。
四聖人のバキュー=リング。リープ=スパンをここまでにした実力とは、そしてジンの底力とは!


活動記録
①四聖人、団長、副団長との対戦開始
②ルーク&王女、副団長をやぶる
③ジン、団長をやぶる
④リープ敗れる!
⑤鼻には鼻を   ルーク=シアルス



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ついに本格的なバトルシーンとなりました!
四聖人やアンドート公国の計画とは?
リープの魔道具の秘密やバキューの能力も気になるところです!是非お楽しみに

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