クラスメイトは魔法少女。俺、黒幕。
魔法少女
「出席番号2番。青山いずみさん」
「はいはい」
面倒そうに立ち上がったのは、青いサイドテールの女の子。
何故かふて腐れたように教壇に立ち、見上げる俺達クラスメイツを一通り見渡した。
すらりとした華奢な体格に見えるけど、結構太ももとふくらはぎは程よい肉付きをしている。
美味しそう!!
何かスポーツをしているのだろうか。
「私は青山いずみ(あおやまいずみ)。静岡出身よ。魔法少女になんてなりたくなかったけどね。地球の為と言われて仕方なくここに来たわ」
青山さんはあまり魔法少女になる事に、あまり乗り気ではなかったらしいね。
先代の魔法少女達が魔王を滅ぼしてから1000年経った今年。
世間で言う、サウザンド・イヤーと呼ばれる、魔法少女としての素質を持った女の子が現れる年。
その世代に生まれた俗にいう選ばれし者が魔法少女としての運命を歩み、魔王を倒すと言われているらしいのだ。
「続いて、出席番号3番。緑川明乃さん」
「はい」
おお!聞こえたのは、高校1年生とは思えない、大人びた艶やかな声。
前から3番目の席から教壇へ歩くその姿までもが美しい。
一朝一夕でとても見に付くとは思えない、その気品のある振る舞い。腰まで伸びた髪の毛が大人っぽい。
きっと、どこかのお嬢様なのだろうと俺は推測する。
「緑川明乃と申します。生まれ育った北海道からやって参りました。何かと至らない点があるとは思いますが、仲良くして下さると嬉しいです」
真正面から見て俺が驚いたのは、北海道から一緒に上京してきた、その2つの豊満なミルクメロン。
本場の乳牛もびっくりするその巨大なツインマウンテン練乳仕立てで、俺をどうしようというのか。
「次は……出席番号4番 黄名鈴香さん」
「はーい。あたい、黄名鈴香(きなすずか)って言いまーす」
続いて壇上に上がったのは少し小柄なショートヘアーが活発な印象で可愛らしい。
結構腕っぷしと肩回りががっしりしている。
この子もきっとスポーツをしているはずだ。
そういう筋肉のつき方をしている。
しかし。黄名って子、歩きながら喋り始めちゃった。せっかちさんやなー。
「趣味は食べる事です!  東京の美味しいものを食べられると言う事で、この学園に入学しました」
そう言いながら、壇上の上で黄名鈴香さんは少し上に視線を移しながら指を軽くくわえている。
「やっぱり一番美味しかったのは、名古屋の鰻弁当かなぁー?   鰻がフワフワで、タレも深みがあってたまらなくてさー!」
黄名さんはさらに、上京した時に食べた駅弁で、どれが一番美味しかったかという話をし始めた。
「あと、上野駅の幕ノ内も美味しくて……あと牛タン弁当とか。こんなに大きなそぼろ弁当も食べた事あるのだ!」
自己紹介だっつってんのに、延々と駅弁の話が続く。
楽しそうに話を続ける。黄名さんの口元。
そこに、ご飯粒が付いている事に気付いているのは、俺だけなのだろうか。
「はいはい」
面倒そうに立ち上がったのは、青いサイドテールの女の子。
何故かふて腐れたように教壇に立ち、見上げる俺達クラスメイツを一通り見渡した。
すらりとした華奢な体格に見えるけど、結構太ももとふくらはぎは程よい肉付きをしている。
美味しそう!!
何かスポーツをしているのだろうか。
「私は青山いずみ(あおやまいずみ)。静岡出身よ。魔法少女になんてなりたくなかったけどね。地球の為と言われて仕方なくここに来たわ」
青山さんはあまり魔法少女になる事に、あまり乗り気ではなかったらしいね。
先代の魔法少女達が魔王を滅ぼしてから1000年経った今年。
世間で言う、サウザンド・イヤーと呼ばれる、魔法少女としての素質を持った女の子が現れる年。
その世代に生まれた俗にいう選ばれし者が魔法少女としての運命を歩み、魔王を倒すと言われているらしいのだ。
「続いて、出席番号3番。緑川明乃さん」
「はい」
おお!聞こえたのは、高校1年生とは思えない、大人びた艶やかな声。
前から3番目の席から教壇へ歩くその姿までもが美しい。
一朝一夕でとても見に付くとは思えない、その気品のある振る舞い。腰まで伸びた髪の毛が大人っぽい。
きっと、どこかのお嬢様なのだろうと俺は推測する。
「緑川明乃と申します。生まれ育った北海道からやって参りました。何かと至らない点があるとは思いますが、仲良くして下さると嬉しいです」
真正面から見て俺が驚いたのは、北海道から一緒に上京してきた、その2つの豊満なミルクメロン。
本場の乳牛もびっくりするその巨大なツインマウンテン練乳仕立てで、俺をどうしようというのか。
「次は……出席番号4番 黄名鈴香さん」
「はーい。あたい、黄名鈴香(きなすずか)って言いまーす」
続いて壇上に上がったのは少し小柄なショートヘアーが活発な印象で可愛らしい。
結構腕っぷしと肩回りががっしりしている。
この子もきっとスポーツをしているはずだ。
そういう筋肉のつき方をしている。
しかし。黄名って子、歩きながら喋り始めちゃった。せっかちさんやなー。
「趣味は食べる事です!  東京の美味しいものを食べられると言う事で、この学園に入学しました」
そう言いながら、壇上の上で黄名鈴香さんは少し上に視線を移しながら指を軽くくわえている。
「やっぱり一番美味しかったのは、名古屋の鰻弁当かなぁー?   鰻がフワフワで、タレも深みがあってたまらなくてさー!」
黄名さんはさらに、上京した時に食べた駅弁で、どれが一番美味しかったかという話をし始めた。
「あと、上野駅の幕ノ内も美味しくて……あと牛タン弁当とか。こんなに大きなそぼろ弁当も食べた事あるのだ!」
自己紹介だっつってんのに、延々と駅弁の話が続く。
楽しそうに話を続ける。黄名さんの口元。
そこに、ご飯粒が付いている事に気付いているのは、俺だけなのだろうか。
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