転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜

ドラ猫

第二十二話 奴隷

ゴブリンたちを捕食した後、俺は自分の巣へ向かった。桜が進化可能になって巣で待っているからだ。

ちなみに俺はというと、

個体名:改煉
 種族:ライトニングサラマンダー
 ランク:B
 レベル:56/80
 状態:通常
 HP:201,000
 MP:230,500
 攻撃:199,800
 防御:183,600
 速さ:235,000
 固有能力:叡智者Lv.6 暴食者Lv.10
     雷霆魔法Lv.10 空間支配Lv.10
     石化眼Lv.10 猛毒空間Lv.1
                   雷化Lv.10 重力空間Lv.3
     スキル :人化Lv.7 氷魔法Lv.10 
                   大地魔法Lv.9
                   嵐魔法Lv.9 炎魔法Lv.9
                   金剛力Lv.9 隠密Lv.10 
                   基本四元素魔法Lv.10
                   闇魔法Lv.6 超回復Lv.2
     分身Lv.6 超再生Lv.6
     暗黒魔法Lv.3 覇気Lv.3
                   下級悪魔召喚Lv.3 剣術Lv.2

と、いう感じになってる。

桜は、

 個体名:桜
 種族:フレアスモールバード(変異種)
 ランク:D
 レベル:40/40
 状態:通常
 HP:3100
 MP:3280
 攻撃:2980
 防御:2850
 速さ:3080
 固有能力:音魔法Lv.8 色彩操作Lv.7
     炎化Lv.9 雷魔法Lv.3
                   魔力感知Lv.5
 スキル:鑑定眼Lv.8 炎魔法Lv.5
                火魔法Lv.10 人化Lv.2
    超再生Lv.2 分身Lv.2
    痛覚耐性Lv.2 超回復Lv.1

という感じだ。

(桜、進化先はどうするんだ?)

(えーと、フレアバードしかなかったから、フレアバードにするよ。)

(そうか。じゃあ、おやすみ。)

(うん。おやすみ。)





桜が寝ている間、俺はずっと人化をすることにした。現在のレベルは7なので、かなり人間に近づいていると言っていいだろう。あとは、角としっぽと羽がなくなるのと、体を薄く覆っている鱗が無くなれば完璧だろう。顔立ちは鱗がなかったらすでに人間だ。

人間に見た目が近づいたということは、服が必要になったということだ。 

服はどうしようか、、、うーん。しょうがないから、そこら辺の植物で作るしかないかー。

そうだ!あれを使ってみようか。

(オートモード!)

このオートモードは、叡智者が代わりにおれの身体を動かしてくれる。機械的な動きになるから、効率的に作業できる。

じゃあ、作業を始めてくれ。

【はい。マスター。】






そんなこんなで、桜の寝ている2時間くらいずっと人化していたら、レベルが8になった。鱗もだいぶ薄くなり、顔付近に至っては、目の周りに部分的にあるだけで、あとはないと言っていいだろう。

(おはよう、桜。)

(お、おおはようう。ど、どうしたの?)

(そっちこそどうした?)

(な、なんか兄さんがすごくカッコよくなってるじゃない。)

(ああ、そのことか。今や人化のレベルも8になってな。すでにほぼ人間と変わりない。)

(そ、そうなんだ、、、ぜ、前世の顔と一緒なの?)

(うーん。それがよくわからないんだよな。ちょっと面影はある気はするけど、完全に同じではないと思う。)  

(そ、そうなんだ。私も人化のレベル早く上げたいな、、、そうだ!ステータス確認しなきゃ!)

【桜のステータスを表示します。

 個体名:桜
 種族:フレアバード(変異種)
 ランク:C -
 レベル:1/50
 状態:通常
 HP:5100
 MP:5040
 攻撃:4930
 防御:4580
 速さ:5010
 固有能力:音魔法Lv.9 色彩操作Lv.8
     炎化Lv.10 雷魔法Lv.4
                   魔力感知Lv.7
 スキル:鑑定眼Lv.9 炎魔法Lv.7
                火魔法Lv.10 人化Lv.3
    超再生Lv.3 分身Lv.3
    痛覚耐性Lv.4 超回復Lv.2】

(私、もっと強くならないと!!)

(そうだね。応援するよ。)

(ねぇ、兄さん。今日は一緒にレベル上げ行かない?ちょっとランクが高いやつにも挑戦したいんだ。兄さんには空間支配があるって言っても、安心感が違うからね。)

(そうだな。俺も今日は桜と一緒に過ごしたかったし、ちょうどいいな。)


こうして、俺と桜は二人でレベル上げに行くことにした。このあと、さらなる出会いがあるとも知らずに、、、






桜とレベル上げを始めて、半日経った。俺のレベルは、9上がって65になり、桜のレベルは15上がって16になった。まあ、一回狩ったことのあるウサギみたいなやつと、猪みたいなやつとかを倒してたから、新たなスキル取得はなかったな。

でも、ずっと人化してたおかげで、レベル9になった。人間との相違点は、あと、羽が小さく生えているくらいだ。でも、服で隠せるので、普通の人間には人間に見える。


そんなことを考えていると、、これは、、、馬車か?人間が乗ってるな、、、

興味が出た俺はより集中して空間支配を使う。

ん?何かがおかしいな?なんだ?この鎖は、、、これは、奴隷なのか?しかも、人間に似てるけど、ところどころ違うところがあるな。例えば、猫とか犬の耳が生えていたり、耳が長かったり。

【マスター、亜人である獣人とエルフであると思われます。現在、奴隷状態にあるようです。】

なんでだ?見るからに、少年と少女じゃないか。そんな子たちが、奴隷になるなんて、、、

【馬車が向かってる先を考えると、不当に奴隷にされた可能性があります。】

それは本当か!なんでそんなことするんだ!まあ、でも不当かどうかはまだわからないんだ。ちょっと、会って話してみるか。




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