転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜

ドラ猫

第五話 大脱出!

【個体名:no name
 種族:ライトニングスモールフィッシュ
 ランク:E+
 レベル:1/30
 HP:198
 MP:312
 攻撃:256
 防御:138
 固有能力:捕食者Lv.1鑑定Lv.6
     雷魔法Lv.4 空間把握Lv.1   スキル:魔力感知Lv.5 魔力操作Lv.4】



すげー強くなってるな。一気に三桁行ったし、MPに至っては300を超えてる。
だが、この目の前にいる奴には叶いそうにないな。

今奴はこの洞窟の入り口を壊して広げようとしている。そんなに俺を食べたいのかな?

さて、ずっとはここに入れないだろうし、どうにかしないと、ただし待つのみって感じだな。

そういえば、この"捕食者"ってなんだ?
捕食がなくなってるから、捕食が進化してこうなったのか?あ、あと、ステータス表示に攻撃と防御が加わってるし、空間把握ってスキルも増えてるな。

捕食者を鑑定できるか?

【ユニークスキル《捕食者》
《捕食》が稀に成長進化したスキル。
能力は、捕食した相手から経験値を得、また、能力を奪うことができる。】

おおお!すごい強いスキルじゃないか!
相手から能力を奪えるなんて!

それじゃあ、これからやろうとしてることの利益がさらに増えるじゃないか!

っとその前に、

(空間把握を鑑定!)

【エスクトラスキル《空間把握》
自分の周辺の空間での物体の動き、物質の位置などがわかる。】

うん。こっちも強力だな!自分の周辺の空間の広さが気になるけどな。

お?すでにこのスキルは発動されてるのか?常備スキルなのかもしれないな。

うん。結構広いじゃないか。洞窟の外の結構遠くの方まで魚とかの動きがわかる。見てないのに。魔力感知じゃここまで精密にはわからないからな。

それにしても、相変わらずシャーク君は、洞窟を壊そうとしてるな。壊れるのも時間の問題だな。早くしないと。

あとは、雷魔法がレベル4になったな。なんかできることが増えたのか?

【ユニークスキル《雷魔法》
レベル3:エレクトロボール 
    エレクトロショット
レベル4:エレクトロブースト
    エレクトロショック】

なるほどな。エレキがエレクトロになって威力が増えた感じかな。エレキですら強力なんだから、エレクトロになったらどんだけすごいことになっちゃうだか。


よし。一通り、スキルの確認もできたから、アイススモールフィッシュを食べるか!本当は、経験値だけのつもりだったのに、スキルまでゲットできるんだからな!
じゃあ、一応鑑定しとくか。

(鑑定!)

【種族:アイススモールバス
 ランク:E -
 レベル:6/18
 HP:0/231
 MP:315
 スキル:氷魔法Lv.3 水魔法Lv.7
    硬化Lv.1       】


かっこ強いな。スキルも三つあるし。
これって全部取得できんのかな?まあ、食べてみればわかるか。

ガブっ、ムシャムシャ

【個体名[no name]はレベル3になりました。氷魔法Lv.1を取得しました。】


なるほどスキルはとりあえず《捕食者Lv.1》では、一つしか取得できないのか。でも、一番欲しかった、氷魔法ゲットできたからよしとするか。

さーて、だんだん時間もやばくなってきたが、氷魔法は何ができるんだ?

【スキル《氷魔法》
 レベル1:アイスショット】

そんだけか。まあいいか、ないよりはマシだ。今後に期待だな!






じゃあ、そろそろ脱出だな。

作戦は

エレクトロショットを口の中の防御の弱いとこに当てる→エレクトロブーストで逃げる

という単純なものだ。

さあ、うまくいくか。見ものだな。


ーーーズゴーンーーー

その時、シャーク君が出入り口を噛み砕いた。大きな口を開けて、俺を飲み込もうとする。

(今だ!!)
(エレクトロショット!)

ーーーGAAAAAaaaaーーー

小雷の当たったシャーク君が叫んだ。その隙を狙って、

(エレクトロブースト!)

一瞬にして洞窟を出る。

(急げ!急げ!急げ!急げ!)

まだ、シャーク君はあの場を離れられずに苦しんでいた。

(威力やばいな。行動不能とまでは行かずとも、一時的にランクBの相手に動きを止められるなら相当強い。)

(.今のうちに逃げろ!急げ!あいつは魔力感知を持ってる。半端な距離じゃ、場所がバレるぞ!)

(急げ!急げ!急げ!急げ!急げ!急げ!)

小雷を纏いながら、岩を避け、避け、避けて、、、、

(どんくらいの距離離れた?う、急に眠気が、、、、な、んだ、これは?)


急に意識が遠のいた。






???「フォ、フォ、フォ、魔力切れなされましたか。あの方が魔力切れとは、なんとも新鮮ですな。」
???「だよね!だよね!」








「転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く