禁断恋愛

 　妖怪を保護する事務所を構える里中悠季はある日人骨を嵌めた男に襲われている陰陽師の少年、鴨神円と巴という女性を助けた。
 　悠季は事務所に二人を連れて行き保護したが事務所のスタッフである妖怪の先祖返り、雲外香月とメイドである円丈柚木に叱責を受けた。だがそんな事など関係なしに事は進んでいき、事務所に人型機械を操る交神光喜が突如乱入してきた。
 　交神は円を世界を乱す者として処理することを神に依頼されたという。
 　円は世界の均衡を崩す、象徴だった。その象徴という存在であるが故に巴は追われているのだった。
 　何とか交神を退けた悠季達は事務所から出て隠れ家に逃げようとしたが円の家の追跡者である骸という男が出てきた。
 　円と巴を散れ戻そうとする骸との先頭の最中に円と巴が何者かに攫われてしまう。
 　そこへ自身を神と名乗る少年、スサノオが表れ、二人を攫ったのは鬼達だと教えた。
 　鬼は神に戦いを挑む為に象徴という世界を変える存在を手にしようとしていると教えられた悠季達はその鬼の元へ向かう。
 　攫われた円と巴は連れ去られた先で鬼と神の確執を聞き、巴が両者の争いに巻き込まれかけている事を知る。
 　すると今度は円の親である鴨神円舞が表れ、二人を連れ戻しに来た。そこへ神と悠季達も合流することになり、四者のにらみ合いになってしまう。
 　そこで神が巴の義理の姉であり、円舞の娘であることを告げた。それを聞いた悠季はこの現状を収めるために巴を象徴から人、にするのではなく、世界への関わりを円というフィルターを通す事で巴の象徴の力を封殺することにした。
 　事務所の仲間の助力を得て悠季は円と巴の魂を繋げ、象徴の力を無力化することに成功した。
 　その後悠季は神を無理矢理に諭し、鬼と円舞も諭し問題を解決した。