結構マジでやってます。
140話 規格外らしいです。
海王種との対峙するこの状況。
「きりんさん、この状況どうします?」
「私と和歌は石投げていたが。翔もやってみるか?」
「そうですね…他の方々は?」
「私達は石投げてもあまり効果は無いわよ。2人の援護で石とか拾ってくるだけね。」
俺もとりあえず石投げてみるか。
先輩達が出来たんだし俺も出来るだろう。
もし届かなかったら嫌だし、ちょっと本気で投げてみるかな。
「すぅ…は!」
―ヒュン…チュン、ガン!バキ…ギギギ…。
「…良し。」
「良し、じゃ無い!魚に当てるだけでいいのに、ついでに桟橋の柱1本折るってどういう事?」
「勢い余って?2人が届いて俺が届かなかったらやだなって、それでちょっと本気で投げました。」
「和歌に投げさせた時に貫通した事考えてたわよね?自分がそうなるとは思わないの?」
「あれは和歌先輩だし。俺は魚にめり込むかなっと思いまして。」
「はぁ…貴方達のストッパーは翔みたいだけど、翔自身にはいないのね。」
「坂俣さん、それだと俺がなんかおかしい様に聞こえるんですが?」
「自覚しなさいよ。あんたも規格外なの。」
俺が投げた石は予想を大きく外し、魚に当たり貫通した後も勢い衰える事なく柱を粉砕。
坂俣さんに規格外と言われ、少し怒られました。
「翔くん、お空に行くように投げれば大丈夫だよ。」
「翔よ。次は跳んで上から投げて海に着弾すれば大丈夫だ。」
「空に行くようにの意味はよく分かりませんが、俺が落ちてる時掠った石が和歌先輩のだって事は分かりました。」
「うん!ごめんね!」
「そんな全力であや…」
「よし、次いこっか。」
「…そうっすね。」
2人のアドバイスはさて置き、角度気にすればいい訳だが。
少し弱めに投げればいいだろう。
―ヒュッ…ぽちゃん。
「弱過ぎか。」
―ヒュン…コツン。
「距離感はこれくらいか。ならちょい強めに。」
―ヒュン…ドゴッ。
「こんなもんか。」
「…あんた器用ね。」
「そうですかね?また壊したら怒られますし。」
「ふん。あんなの怒ったうちに入らないわよ。」
石の調整も出来て引き続き3人で投げ続けている。
多少ならダメージはありそうだが、このままだと日が暮れるな。
『魚風情が調子にのるなよ!』
「「「え?」」」
「「「……。」」」
聞き覚えのある声に固まる俺達と言葉にならない顔の天河海の人達。
―ドゴーン!ドゴーン!
ルフィス学園長の声が響いた後から、大きな音と共に物凄い水飛沫が上がる。
『どんどん行くぞオラー!!』
『が、学園長〜弾も無限じゃないのでそんな撃ち込まれてー』
『知った事か!今撃たずにいつ使うのだ。ふはははは。』
「…坂俣さん、あの声はルフィス学園長ですか?」
「…まぁそうね。こうなれば後は任せるしかないわね。」
「そうですね…なんか付け入る隙も無いですしね。」
楽しそうなルフィス学園長の声と水飛沫が続く中、俺達は見守る事にした。
「ねぇ〜天。あの爆発はどうして?」
「火薬詰めた鉄の玉を魔法で撃ち出しているのよ。分かりやすく言えば大砲って事ね。」
「へぇ〜爆弾みたいなの見た事ないから無い物だと思ってた。」
「天河森だと森があるから使わないんじゃ無いかしら?」
「あ〜そっか。燃えたら大変だしね。」
確かに火器系は森じゃご法度だろうし、遠距離だと弓矢くらいしか無いのはそこがあったのか。
剣や槍に斧と言った接近戦武器しか無いし、魔法があるからその辺無いと思い込んでた。
「あ、でもミサイルとかは流石に無かったわね。どこかにはありそうだけど。」
「ふーん。大砲よりは強そうなのに無いんだね。他には何か武器があるのかな?」
「さぁ?その辺りは奏人が詳しく調べてるみたいだし、私は大砲くらいしか知らないわね。」
「ん?呼んだ?」
「和歌が大砲見た事なくて、他に何か武器あるの?って話よ。」
「あぁ。文献とか調べたけどそれくらいだよ。この世界ではエンジンみたいなシステム無いみたいだしね。」
「だから車とか無いんだ。あ、でも船はあるんだ。」
「あれは木材浮かせて、魔力でスクリュー動かしてるみたいだよ。」
「そうなんだ。そう言えば翔くんも難しい本読んでたよね?」
「えーまぁ。でも、大砲とか船の記述とか無かったですよ。」
「お、翔さんは調べたりする人なんですね。それは色々話を聞きたいですね。」
別世界から転移したのは天河海だと奏人さんと坂俣さんだけで、生きるのに困らなければいいと言う考えからあまりそんな話はしないみたいだ。
それはこっちも同じなんだけど。
先輩に話すと難しい話は任せるよ〜って自分で考えるだけだったし。
『ふははははは。お、逃げるか?甘いぞ!』
『ちょ!学園長、追いかけたまま発射されますと…』
―ドゴーン!バキ、バキバキ!!
「坂俣さん。俺が言うのもあれなんですが橋が…。」
「あーなれば誰も何も言えないわよ。だってあの人が責任者だもの。」
「そうっすね。」
海王種との死闘(?)で桟橋が吹き飛ぶ。
橋やら大砲で退路を断たれた海王種は、ルフィス学園長によって蜂の巣…。
町や人に被害がないから良しとしときましょう!うん、それがいい。
こうして一連の救援要請は何事もな…くは無いが終わった。
「きりんさん、この状況どうします?」
「私と和歌は石投げていたが。翔もやってみるか?」
「そうですね…他の方々は?」
「私達は石投げてもあまり効果は無いわよ。2人の援護で石とか拾ってくるだけね。」
俺もとりあえず石投げてみるか。
先輩達が出来たんだし俺も出来るだろう。
もし届かなかったら嫌だし、ちょっと本気で投げてみるかな。
「すぅ…は!」
―ヒュン…チュン、ガン!バキ…ギギギ…。
「…良し。」
「良し、じゃ無い!魚に当てるだけでいいのに、ついでに桟橋の柱1本折るってどういう事?」
「勢い余って?2人が届いて俺が届かなかったらやだなって、それでちょっと本気で投げました。」
「和歌に投げさせた時に貫通した事考えてたわよね?自分がそうなるとは思わないの?」
「あれは和歌先輩だし。俺は魚にめり込むかなっと思いまして。」
「はぁ…貴方達のストッパーは翔みたいだけど、翔自身にはいないのね。」
「坂俣さん、それだと俺がなんかおかしい様に聞こえるんですが?」
「自覚しなさいよ。あんたも規格外なの。」
俺が投げた石は予想を大きく外し、魚に当たり貫通した後も勢い衰える事なく柱を粉砕。
坂俣さんに規格外と言われ、少し怒られました。
「翔くん、お空に行くように投げれば大丈夫だよ。」
「翔よ。次は跳んで上から投げて海に着弾すれば大丈夫だ。」
「空に行くようにの意味はよく分かりませんが、俺が落ちてる時掠った石が和歌先輩のだって事は分かりました。」
「うん!ごめんね!」
「そんな全力であや…」
「よし、次いこっか。」
「…そうっすね。」
2人のアドバイスはさて置き、角度気にすればいい訳だが。
少し弱めに投げればいいだろう。
―ヒュッ…ぽちゃん。
「弱過ぎか。」
―ヒュン…コツン。
「距離感はこれくらいか。ならちょい強めに。」
―ヒュン…ドゴッ。
「こんなもんか。」
「…あんた器用ね。」
「そうですかね?また壊したら怒られますし。」
「ふん。あんなの怒ったうちに入らないわよ。」
石の調整も出来て引き続き3人で投げ続けている。
多少ならダメージはありそうだが、このままだと日が暮れるな。
『魚風情が調子にのるなよ!』
「「「え?」」」
「「「……。」」」
聞き覚えのある声に固まる俺達と言葉にならない顔の天河海の人達。
―ドゴーン!ドゴーン!
ルフィス学園長の声が響いた後から、大きな音と共に物凄い水飛沫が上がる。
『どんどん行くぞオラー!!』
『が、学園長〜弾も無限じゃないのでそんな撃ち込まれてー』
『知った事か!今撃たずにいつ使うのだ。ふはははは。』
「…坂俣さん、あの声はルフィス学園長ですか?」
「…まぁそうね。こうなれば後は任せるしかないわね。」
「そうですね…なんか付け入る隙も無いですしね。」
楽しそうなルフィス学園長の声と水飛沫が続く中、俺達は見守る事にした。
「ねぇ〜天。あの爆発はどうして?」
「火薬詰めた鉄の玉を魔法で撃ち出しているのよ。分かりやすく言えば大砲って事ね。」
「へぇ〜爆弾みたいなの見た事ないから無い物だと思ってた。」
「天河森だと森があるから使わないんじゃ無いかしら?」
「あ〜そっか。燃えたら大変だしね。」
確かに火器系は森じゃご法度だろうし、遠距離だと弓矢くらいしか無いのはそこがあったのか。
剣や槍に斧と言った接近戦武器しか無いし、魔法があるからその辺無いと思い込んでた。
「あ、でもミサイルとかは流石に無かったわね。どこかにはありそうだけど。」
「ふーん。大砲よりは強そうなのに無いんだね。他には何か武器があるのかな?」
「さぁ?その辺りは奏人が詳しく調べてるみたいだし、私は大砲くらいしか知らないわね。」
「ん?呼んだ?」
「和歌が大砲見た事なくて、他に何か武器あるの?って話よ。」
「あぁ。文献とか調べたけどそれくらいだよ。この世界ではエンジンみたいなシステム無いみたいだしね。」
「だから車とか無いんだ。あ、でも船はあるんだ。」
「あれは木材浮かせて、魔力でスクリュー動かしてるみたいだよ。」
「そうなんだ。そう言えば翔くんも難しい本読んでたよね?」
「えーまぁ。でも、大砲とか船の記述とか無かったですよ。」
「お、翔さんは調べたりする人なんですね。それは色々話を聞きたいですね。」
別世界から転移したのは天河海だと奏人さんと坂俣さんだけで、生きるのに困らなければいいと言う考えからあまりそんな話はしないみたいだ。
それはこっちも同じなんだけど。
先輩に話すと難しい話は任せるよ〜って自分で考えるだけだったし。
『ふははははは。お、逃げるか?甘いぞ!』
『ちょ!学園長、追いかけたまま発射されますと…』
―ドゴーン!バキ、バキバキ!!
「坂俣さん。俺が言うのもあれなんですが橋が…。」
「あーなれば誰も何も言えないわよ。だってあの人が責任者だもの。」
「そうっすね。」
海王種との死闘(?)で桟橋が吹き飛ぶ。
橋やら大砲で退路を断たれた海王種は、ルフィス学園長によって蜂の巣…。
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