結構マジでやってます。
13話 ここはできないところ?
さて朝食も終えて。皆で運動できる場所に来たわけだが。
「それではこれより新人2名の魔道訓練を行う。ルカ、ラケットを2人に渡して。リコ、ロー、ヘレンはコートの準備。」
俺と先輩はルカさんからラケットを貰う。他の3人はコートの準備をしている。
てか、皆に指示を出しているあの人は誰だろう?俺と先輩は思わず固まる。
「ふふ。2人ともやっぱり驚いたわね。きりんは戦闘が絡むと人が変わったように頼もしくなるのよ。いつもはぼんやりさんなんだけどね。はいこれ。とりあえず持ってて。」
「ははは。誰かと一瞬思いました。ありがとうございます。」
「た、隊長さんって感じですね。ありがとうですー。」
ルカさんから俺達はラケットを受け取る。
持った感じはいつものラケットだが、俺と先輩はいつもと違うところに気がつく。
「これ、ガットがないですね。持った感じは一緒ですが。」
「ホントだねー。ちょっと振ってみてもいいですか?」
「ああ、構わん。フォームも見るので素振りしてみてくれ。」
俺と先輩は網野さんに言われて素振りをしてみる。
ひゅん。ひゅん。ひゅん。
「あら、様になってるわね。基礎は問題なさそう。じゃ、ラケットの使い方はルカに習って。私は向こうの3人と訓練してくるわ。」
「はーい。いてらっしゃい。さてーやりますか。」
「「はい。お願いします。」」
「そんな畏まらなくていいわ。あときりんもあれで頼りになるいい子よ。」
網野さんは言葉遣いが違うだけでイメージがぜんぜん違う。ちょっと怖かった。
向こう側に行くと言って、ちょっとホッとしてたり。
逆にルカさんは気を抜いた言葉遣いでフォローや気配りが出来る人だと思う。
そう言えばあまり喋らないヘレンさんの通訳みたいな事もしてたな。
「じゃ、始めに。見た目通りラケットにはガットがないわ。魔力を込めると生成されるの。この通り…ね。」
ルカさんの握るラケットにはガットがある。光ってますけど。
「ガットって糸じゃないんですね…」
「翔くん糸じゃないよ。主にはナチュラル、ナイロン、ポリエステルとかだよ。光ってるし、どれも違うと思うけど。」
「魔力を使って繊維を生成してるからね。じゃーやってみましょう。2人はガットを知ってるなら、それをイメージしてみて。」
ここまでさらっとやって見せてくれましたが。バドミントンは経験あっても魔法は使った事ないんですけど。ガットをイメージね。
「…何にもならない。イメージしてどうすればいいんですか?」
「まーそうだろうね。簡単にはできないと思ったよ。」
「できたー。あ、消えた。むむむ…こうかな。」
俺は何も起きなかった。ルカさんは簡単に出来ないと言ったが。
先輩は出来たみたいだ。その場で素振りして感触を確かめている。
「そうか。握ってるだけじゃあれか。振ってみて…あ、できた。」
「えーー!?そ、そこは出来ないところだよー。私が教えたかったのに…」
「「??」」
先輩の見真似で素振りしてみたら、俺もできた。
それを見たルカさんは少ししょんぼりしていた。
難しい事…なのかな?立ち止まると、ラケットは元のガットが無い物になる。
「あのールカさんー。これどうやって維持するんですか?振ってないと消えちゃいますー」
「!!!しょ、しょうがないなー私が教えてあげよう!うん。」
先輩の疑問に輝いたようにやる気を出すルカさん。
フォローや気配りが出来る反面。教えたがり?寂しがりなのか。子供っぽいところがあるんだな。
2人で何やら話してる。いや、俺もやり方教えて欲しいのですが。
俺と先輩はルカ先生のラケット講座をしばらく聞くことにする。
「それではこれより新人2名の魔道訓練を行う。ルカ、ラケットを2人に渡して。リコ、ロー、ヘレンはコートの準備。」
俺と先輩はルカさんからラケットを貰う。他の3人はコートの準備をしている。
てか、皆に指示を出しているあの人は誰だろう?俺と先輩は思わず固まる。
「ふふ。2人ともやっぱり驚いたわね。きりんは戦闘が絡むと人が変わったように頼もしくなるのよ。いつもはぼんやりさんなんだけどね。はいこれ。とりあえず持ってて。」
「ははは。誰かと一瞬思いました。ありがとうございます。」
「た、隊長さんって感じですね。ありがとうですー。」
ルカさんから俺達はラケットを受け取る。
持った感じはいつものラケットだが、俺と先輩はいつもと違うところに気がつく。
「これ、ガットがないですね。持った感じは一緒ですが。」
「ホントだねー。ちょっと振ってみてもいいですか?」
「ああ、構わん。フォームも見るので素振りしてみてくれ。」
俺と先輩は網野さんに言われて素振りをしてみる。
ひゅん。ひゅん。ひゅん。
「あら、様になってるわね。基礎は問題なさそう。じゃ、ラケットの使い方はルカに習って。私は向こうの3人と訓練してくるわ。」
「はーい。いてらっしゃい。さてーやりますか。」
「「はい。お願いします。」」
「そんな畏まらなくていいわ。あときりんもあれで頼りになるいい子よ。」
網野さんは言葉遣いが違うだけでイメージがぜんぜん違う。ちょっと怖かった。
向こう側に行くと言って、ちょっとホッとしてたり。
逆にルカさんは気を抜いた言葉遣いでフォローや気配りが出来る人だと思う。
そう言えばあまり喋らないヘレンさんの通訳みたいな事もしてたな。
「じゃ、始めに。見た目通りラケットにはガットがないわ。魔力を込めると生成されるの。この通り…ね。」
ルカさんの握るラケットにはガットがある。光ってますけど。
「ガットって糸じゃないんですね…」
「翔くん糸じゃないよ。主にはナチュラル、ナイロン、ポリエステルとかだよ。光ってるし、どれも違うと思うけど。」
「魔力を使って繊維を生成してるからね。じゃーやってみましょう。2人はガットを知ってるなら、それをイメージしてみて。」
ここまでさらっとやって見せてくれましたが。バドミントンは経験あっても魔法は使った事ないんですけど。ガットをイメージね。
「…何にもならない。イメージしてどうすればいいんですか?」
「まーそうだろうね。簡単にはできないと思ったよ。」
「できたー。あ、消えた。むむむ…こうかな。」
俺は何も起きなかった。ルカさんは簡単に出来ないと言ったが。
先輩は出来たみたいだ。その場で素振りして感触を確かめている。
「そうか。握ってるだけじゃあれか。振ってみて…あ、できた。」
「えーー!?そ、そこは出来ないところだよー。私が教えたかったのに…」
「「??」」
先輩の見真似で素振りしてみたら、俺もできた。
それを見たルカさんは少ししょんぼりしていた。
難しい事…なのかな?立ち止まると、ラケットは元のガットが無い物になる。
「あのールカさんー。これどうやって維持するんですか?振ってないと消えちゃいますー」
「!!!しょ、しょうがないなー私が教えてあげよう!うん。」
先輩の疑問に輝いたようにやる気を出すルカさん。
フォローや気配りが出来る反面。教えたがり?寂しがりなのか。子供っぽいところがあるんだな。
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