少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜
181話 言葉の力。
戦いも終わり、飲み物の用意も終わる。
「ふぅ……スキルだったな。先に言っておくが私のスキルは、そんな派手な能力では無いからな。」
「その前置きして、実は……。」
「無いから。強いスキルが欲しいなら龍神を倒せば良い。まぁ倒せるならスキルも要らんだろう。」
もう持っている訳だけど。皆んなは僕らが女神や龍神のスキルがある事は知っている。人言ったりはしたく無いから、この場もそのままやり過ごす。
「でだ。精霊とも話して決めた事なんだが。これからある言葉を言う。皆には直感で選んでもらう。」
「直感ですか。」
言葉を選ぶって何か意味はあるんだろう。精霊とも話して決めたと言っているし。
「精霊と話した?」
「あぁ。私に力を貸してくれるのは火と闇だけどな。」
それぞれの手から赤と黒の炎が上がる。人魂の様にフェンスの周りを飛び回り始めた。
「では聞き逃さない様に……。戦火・灯火・防火・烈火・砲火・耐火。さぁ選んで。」
「僕はレッカで。」
「ソラヤは決めるの早いですな。わたくしは宝華で。」
「直感ね〜。なら私は対価で。」
「皆んな早いな。俺は防火だな。」
僕に続いてクロイと母さんと父さんが答える。僕は烈火を選んだ。直感って言ってたし、ら行の響きが何となくかっこいいからって理由で。クロイ達は何でか知らない。
「う〜ん。う〜ん。」
「ブルーム。こう言うのは何となくでいいのよ。私は戦果で。」
「直感と言っていたしね。私は桃花を選ぼう。」
「決めた!私はレッカにする。」
悩んで決めたシー。ナイトとローゼはすんなり決まる。意外にも皆んなばらけるもんだな。
「メイクさんはどうします?」
「私は等価にする。」
『私は断然!戦火だ!ほら、マレットが最後だぞ。』
「え?じゃ〜僕は……対価ですかね。」
「これで全員ね。ちょっと纏めるわね。」
空中に赤い炎が文字を書く【戦火】と。
「あら?戦火って書くのね。火じゃなくて成果の方だと思ってたわ。」
『どちらでも良い。戦うのだ。』
「この文字はそのままだな。前で道を切り開く者へ。効果はSTRプラスだ。」
ナイトとリナ。前に出て戦うって感じ2人にはぴったりだな。
空中に赤い炎が文字を書く【灯火】と。
「基本的に火がつくんだな。灯すに火な…初めから分かっていたし。」
「分かってたんだ。ローゼさん凄い。私は等しい価格の等価を思ってたよ。」
「この言葉は火を持ち上げると言う意味らしい。皆を支え助けてやってくれ。効果はDEXプラスだ。」
ローゼとメイク。支えてくれる役割か、少し似た雰囲気もある2人である。よく気がつくしぴったりだな。
空中に赤い炎が文字を書く【防火】と。
「……。」
「この文字には防ぐと言う意味がある。皆をこの力にて守る為、効果はVITだ。」
静かに受け取る父さんは動じず。最近の父さんはなんか貫禄が出たきた気がするね。
空中に赤い炎が文字を書く【烈火】と。
「これ選んだのは、僕とシーだけか。」
「どんな意味があるのかね?」
「この烈には燃え盛る炎を切り抜ける様な意味がある。そんな君達にはAGIプラスだ。」
文字にはそれぞれステータスの恩恵があるのか。シーが戦うじゃないのは少し意外だったが、今の自分に欲しい力だったのかもしれないない。
空中に赤い炎が文字を書く【砲火】と。
「砲の字でしたか。」
「この文字は石を包み投げる。離れても攻撃できるINTがプラスだ。」
ここまで適当に選んでいるはずの言葉だけど、皆んなが上げたいものにぴったり当てはまる。そうなると次の言葉は……。
空中に赤い炎が文字を書く【耐火】と。
「耐火ね。成る程、うんうん。」
「そのまま耐え凌ぐと言う意味だ。何より心を強く持つ必要がある。なのでこれはMNDだ。」
やはりそうか。直感と言っても皆んな知らないうちに引っ張られるのかな。言葉は昔から強い意味を持って、人と人を繋げるとかあったもんな。代表的なのは名前だと思うけど。
「さて。適当に選んでもらった割に、自分の個性を伸ばすスキルを選んじゃう皆様なので。もう一つはこちらで決めます。皆様にはVITをプラスの闇を。ゴウさんだけはSTRですからね。」
赤と黒の火の玉が僕らの周りをくるくる回り始める。
「ソラヤどうだ?スキル欄に何か増えたかな?」
「えっと……ありますね。【烈火の夕闇】ですか?AGI+VITにボーナス。」
「成功したみたいだな。他の者も確認してみてくれ。」
全員自分のステータスをみて確認できた。皆んなそれぞれ名前が違うけど効果は同じ。
「2項目+25ずつか……。」
「あまりドカンとは無いが、こんなもんだ。」
「いや、これはこれで凄い事ですよ。50とかLv9分のポイントですから。」
「そう言ってくれるとありがたい。娘と息子を頼みます。」
頭を下げるフェンス。黒焦げにはしていたけど、やっぱり心配なんだろう。
「分かりました。今度は皆んなで遊びに行きます。」
「母上。フリージュ姉は僕が守ります!」
「ん。頼れる弟だわ。無理しないようにお姉さんが気をつけなきゃね。」
「えぇ。気をつけて……いってらっしゃい。」
「「いってきます!」」
そして森へと繋がる扉に足を運ぶ。
「ふぅ……スキルだったな。先に言っておくが私のスキルは、そんな派手な能力では無いからな。」
「その前置きして、実は……。」
「無いから。強いスキルが欲しいなら龍神を倒せば良い。まぁ倒せるならスキルも要らんだろう。」
もう持っている訳だけど。皆んなは僕らが女神や龍神のスキルがある事は知っている。人言ったりはしたく無いから、この場もそのままやり過ごす。
「でだ。精霊とも話して決めた事なんだが。これからある言葉を言う。皆には直感で選んでもらう。」
「直感ですか。」
言葉を選ぶって何か意味はあるんだろう。精霊とも話して決めたと言っているし。
「精霊と話した?」
「あぁ。私に力を貸してくれるのは火と闇だけどな。」
それぞれの手から赤と黒の炎が上がる。人魂の様にフェンスの周りを飛び回り始めた。
「では聞き逃さない様に……。戦火・灯火・防火・烈火・砲火・耐火。さぁ選んで。」
「僕はレッカで。」
「ソラヤは決めるの早いですな。わたくしは宝華で。」
「直感ね〜。なら私は対価で。」
「皆んな早いな。俺は防火だな。」
僕に続いてクロイと母さんと父さんが答える。僕は烈火を選んだ。直感って言ってたし、ら行の響きが何となくかっこいいからって理由で。クロイ達は何でか知らない。
「う〜ん。う〜ん。」
「ブルーム。こう言うのは何となくでいいのよ。私は戦果で。」
「直感と言っていたしね。私は桃花を選ぼう。」
「決めた!私はレッカにする。」
悩んで決めたシー。ナイトとローゼはすんなり決まる。意外にも皆んなばらけるもんだな。
「メイクさんはどうします?」
「私は等価にする。」
『私は断然!戦火だ!ほら、マレットが最後だぞ。』
「え?じゃ〜僕は……対価ですかね。」
「これで全員ね。ちょっと纏めるわね。」
空中に赤い炎が文字を書く【戦火】と。
「あら?戦火って書くのね。火じゃなくて成果の方だと思ってたわ。」
『どちらでも良い。戦うのだ。』
「この文字はそのままだな。前で道を切り開く者へ。効果はSTRプラスだ。」
ナイトとリナ。前に出て戦うって感じ2人にはぴったりだな。
空中に赤い炎が文字を書く【灯火】と。
「基本的に火がつくんだな。灯すに火な…初めから分かっていたし。」
「分かってたんだ。ローゼさん凄い。私は等しい価格の等価を思ってたよ。」
「この言葉は火を持ち上げると言う意味らしい。皆を支え助けてやってくれ。効果はDEXプラスだ。」
ローゼとメイク。支えてくれる役割か、少し似た雰囲気もある2人である。よく気がつくしぴったりだな。
空中に赤い炎が文字を書く【防火】と。
「……。」
「この文字には防ぐと言う意味がある。皆をこの力にて守る為、効果はVITだ。」
静かに受け取る父さんは動じず。最近の父さんはなんか貫禄が出たきた気がするね。
空中に赤い炎が文字を書く【烈火】と。
「これ選んだのは、僕とシーだけか。」
「どんな意味があるのかね?」
「この烈には燃え盛る炎を切り抜ける様な意味がある。そんな君達にはAGIプラスだ。」
文字にはそれぞれステータスの恩恵があるのか。シーが戦うじゃないのは少し意外だったが、今の自分に欲しい力だったのかもしれないない。
空中に赤い炎が文字を書く【砲火】と。
「砲の字でしたか。」
「この文字は石を包み投げる。離れても攻撃できるINTがプラスだ。」
ここまで適当に選んでいるはずの言葉だけど、皆んなが上げたいものにぴったり当てはまる。そうなると次の言葉は……。
空中に赤い炎が文字を書く【耐火】と。
「耐火ね。成る程、うんうん。」
「そのまま耐え凌ぐと言う意味だ。何より心を強く持つ必要がある。なのでこれはMNDだ。」
やはりそうか。直感と言っても皆んな知らないうちに引っ張られるのかな。言葉は昔から強い意味を持って、人と人を繋げるとかあったもんな。代表的なのは名前だと思うけど。
「さて。適当に選んでもらった割に、自分の個性を伸ばすスキルを選んじゃう皆様なので。もう一つはこちらで決めます。皆様にはVITをプラスの闇を。ゴウさんだけはSTRですからね。」
赤と黒の火の玉が僕らの周りをくるくる回り始める。
「ソラヤどうだ?スキル欄に何か増えたかな?」
「えっと……ありますね。【烈火の夕闇】ですか?AGI+VITにボーナス。」
「成功したみたいだな。他の者も確認してみてくれ。」
全員自分のステータスをみて確認できた。皆んなそれぞれ名前が違うけど効果は同じ。
「2項目+25ずつか……。」
「あまりドカンとは無いが、こんなもんだ。」
「いや、これはこれで凄い事ですよ。50とかLv9分のポイントですから。」
「そう言ってくれるとありがたい。娘と息子を頼みます。」
頭を下げるフェンス。黒焦げにはしていたけど、やっぱり心配なんだろう。
「分かりました。今度は皆んなで遊びに行きます。」
「母上。フリージュ姉は僕が守ります!」
「ん。頼れる弟だわ。無理しないようにお姉さんが気をつけなきゃね。」
「えぇ。気をつけて……いってらっしゃい。」
「「いってきます!」」
そして森へと繋がる扉に足を運ぶ。
「少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
1,391
-
1,159
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
3万
-
4.9万
-
-
14
-
8
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
398
-
3,087
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
265
-
1,847
-
-
213
-
937
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
29
-
52
-
-
65
-
390
-
-
3
-
2
-
-
10
-
46
-
-
47
-
515
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
187
-
610
-
-
83
-
250
-
-
10
-
72
-
-
86
-
893
-
-
477
-
3,004
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
7,474
-
1.5万
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
6
-
45
-
-
7
-
10
-
-
17
-
14
-
-
3,224
-
1.5万
-
-
9
-
23
-
-
18
-
60
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント