少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜
160話 守るべき存在①
城前は天使を兵士の人が必死に抑えている。
「援護するよ。私とナイト姉で一撃離脱で後はお願い。」
「は〜い。」
戦いの水を指すようで悪いけど、こっちは余裕があるわけじゃ無いから。
―ゴス!
―ゴス!
「かはっ…。」
「っぐ…。」
「仮面の!?すまん!」
「次!」
「ブルーム気合い入っているわね〜」
「ナイトもピシッとしなさい。」
「戦いは冷静によローゼ。」
「ナイトのは冷静とは、ちょっと違うと思う。」
―ゴス!
―ゴス!
―シュルゥゥ…スパン!
「喋りながらもあの戦い……凄い。」
「俺らも負けてられないぞ!」
「「「うぉぉぉ!!」」」
しばらく戦い天使もだいぶ数が減ってきた。
―ドゴォォン!
「あそこは王の間!?仮面の!ここはもう大丈夫だ。王の元に行ってくれ。」
「さっき爆発した所が王様のいる所?」
「おそらく。部隊長が警護しているので、大丈夫だと思いますが。皆様がいるとさらに安心なので。」
「分かった。」
言われてただ真っ直ぐ道なりに走っていく。
「お城もめちゃくちゃね。」
「栄理、転ぶなよ。」
「分かってまっ…きゃ!」
「おっと。言わんこっちゃない。」
「むぅ、ありがとう。」
エイママがつまずくくらいお城はボロボロ。
「こんなにボロボロにして何が目的なんだろう?
「目的は分かりませんが、殲滅したいんじゃないでしょうか?」
「天使が人間を?」
「王の間に行けば、多少状況は見えてくると思いますがね。」
急いで爆発してた部屋に行くと、床に倒れこむ人とそれを守る剣を持った人。
「はぁ!てや!」
「なんなのこのおじさん!早くやられなさい!」
「クロイ!敵を離して!」
「ほほ。お安いご用です。風よ…渦巻け。」
剣で応戦していた人を中心に風が捲き上る。
「今度は何よ!」
文句を言いつつ距離を取る天使達。そして風が止む。
「離しましたぞ。」
「もっとやり方が〜。もういいや。エイママ!」
「豪、クロイ来て。」
「任せろ。」
「誰も近づけさせませんよ。」
何も言わなくてもエイママはゴウパパとクロイを連れて、倒れた人の回復と支援に行く。
「私達はあの天使達ね。」
「4人いるけどどうする〜?」
「1人は我が相手をしよう。」
「さっき戦ってた……。
「「え?」」
声をかけてきた男の人に固まる私とローゼ。
「2人とも固まってどうしたの〜?」
「ってナイトも会ってるでしょう!?」
「ん〜?素敵なおじ様。どこかで見たような?」
「はっは。おじ様で十分です。」
「「国王様だよ!」」
「あ〜王様か……おじ様、戦えるのね。」
「あぁ。これでも若い頃は一騎当千とも言われておったぞ。」
「あら。素敵ね。それじゃ相手も待っているみたいだし、ちゃっちゃと戦いましょうか。」
「そうだな。」
国王様をおじ様ってナイト姉が後で何か言われないか心配。今はそれどころでは無いけど。
「先手は貰うわよ!」
「っぐ!?」
ナイト姉が1人を殴り飛ばし、回復するエイママ達から離す。
「む。おじ様も1人貰い受ける!」
「っく!」
剣で斬りはらい、同じく距離を取る国王様。本当に国王なのか疑問になる。
「私達も行くぞ。相手は強者だ、油断はするなよ。」
「ローゼもね。」
「神のミサである私達を舐めすぎよ!光よ!」
「目にもの見せてあげるわ!光よ!」
2人が同時に魔法を詠唱し始める。しかしそれを待つ様な油断はしてあげない。
―シュルゥゥ、スパン!
「っぎ!?」
ローゼの鞭が相手の顔面を捉える。
―ゴス!
「かはっ!?」
「余所見してると舌噛むよ?」
魔法は発動される前に相手の懐に潜り込んで一撃を入れた。魔法を貯めていたと思われる光は飛散して蹲る天使。ローゼは鞭で相手を放り投げ、距離を取ってくれている。なら私は自分の相手に集中するだけ。
―ゴス!ガス!ズガ!
「っぐ、が!?がは!」
「寝ている暇はないよ。まだまだこれからなんだから……。」
「ひぃ!!」
♢
「私も助太刀に。っぐ!」
「ほら、まだ動かないの。治るものも治らないよ。」
「……すいません。」
先に治した騎士の人が、すぐに立ち上がろうとしてまた膝をつく。
「ここは……は!国王様!っぐ。」
「2人して同じ事しないの。今は見ていなさい。」
全く男の子はじっとしていられないんだから。クロイと豪を見習って欲しいものね。
「いつもはサポートのローゼもいい動きですね。」
「ほほ。彼女はもともと一人で戦ってきた人。視野も広いですし。あのくらいの相手には引けを取りませんよ。」
「2人は冷静よね。」
「慌てる事もないだろう。」
「援護は出来るようにしていますが。必要無さそうですね。」
2人がいてくれるから、私も回復に専念出来るんだけどね。本当に頼もしい家族だわ。
「我々が不甲斐ないばかりに申し訳ありません。」
「助け合いは必要だし。結果的に国王様も楽しそうでいいんじゃないかな?」
遠くで天使と戦う国王様は…。
「ふははは!足りんぞ!神の使いはこんなものか!!」
「「こ、国王様……。」」
声を上げ剣をブンブン振るう国王様。こっから見ていても分かるくらい楽しそう?無邪気って感じがする。
「ナイトとブルームはもう終わったみたいだな。」
「「え?」」
♢
「「ただいま。」」
「おかえり。2人とも早いわね。」
「私はそんな長期戦するタイプじゃないし。相手魔法主体で接近戦苦手ぽかったし。」
「ブルームも?私のもそうだったの。脆かったわ。」
「「……。」」
言葉の出ない2人の兵士さん。いや、相性の問題だよ?そんな化け物を見る目で見るのは失礼だぞ。
「おや。2人も終わっていたか。」
ローゼも無事に倒してこちらに向かってくる。
「どうだった?」
「どう?普通に締め上げ意識を奪っただけだが。」
「「……。」」
「な、なんだその目は。別に私は普通だろう?」
「私はって何?それじゃ私やナイト姉が、普通じゃないみたいじゃん。」
「別に私はどっちでもいいけど〜」
わいわいしていると国王様が戻ってきた。
「いやー久し振りに体を動かしたから、錆び付いていたようだな。時間かかってしまったよ。」
「「国王様!ご無事で!」」
「お前達も無事で何よりだ。天井落ちてきた時は危なかったぞ。はっはっは。」
国王様から話を聞けば、突然爆発して天井が落ちて来たのを2人が助けたとか。え?この人達、天井落ちて来てこの怪我だったの?
「騎士って硬いんだね。」
「まぁ鎧もあるからな。今は瓦礫の下にあるが。」
「2人がいてくれなければ、我は潰れていたぞ。ん?」
国王様が何かに気がつき立ち上がり遠くを見る。同時にローゼも立ち上がり遠くを見つめる。
「ローゼ何かある?」
「……危険察知!前方!高魔力の反応。来る!」
「全員俺の後ろに!風土の盾!皆を守れ!」
―ブォン………ズガァァァ!!
ゴウパパが前で盾を展開して、すぐに眩しい光がぶつかり凄い音がする。
「豪!?」
「一撃は大丈夫だ!しかしこれは……っく、耐えられるか?」
ゴウパパが使うのは新しく覚えたスキル『風土の盾』MP使って強度上げて、SPで効果時間って書いてあるのをそのまま説明してくれた。
光が止み、煙が晴れる。
「豪、平気?」
「あぁ。俺は問題ないがMPもSPもない。」
「困りましたね。あの距離だと魔法が届きません。」
「クロイが届かないのでは、ここからの反撃は無理か。む!また来るぞ!」
「ローゼ、クロイ、ブルーム。次はなんとかする。その後の事を考えてくれ……女神の加護を使う。」
前に立つゴウパパは、金色に光り出し攻撃を受ける。
―キラッ………ズガァァァ!!
『女神の加護』は1番初めに女神様に貰ったスキル。どんな攻撃も耐える事が出来る。ただ連続での使用は出来ないので、攻撃を耐えるのもこの一回のみ。
「どうするブルーム、クロイ。」
「ここを逃げても、今度は街が危なくなる。なんとかするには近づくしか。」
「遠距離、移動が速くってなるとナイトとわたくしですかね。」
「そうれならば、ナイトがクロイを連れて飛んでもらうしかないか。」
「飛ぶ?いいけど〜」
「ほっほ。またあれですか……。」
クロイが若干だけど顔が引きつる。クロイはどうやら空が苦手みたい。
「晴れるぞ!」
「ふふ。じゃ行くわ…「ナイトストップ!」…もう何よローゼ。」
「一体何発撃つ気だ……。」
「えぇ〜さっきのに突っ込むのは流石に無理だよ。豪でやっと耐える攻撃だよ?」
「困りましたね。一応氷で壁は作りましょう。」
国王様の前に立つ2人の兵士さん。焦る2人を宥める国王様。
ゴウパパが前で盾を構えて背後にはエイママ。焦ったゴウパパ始めて見た気がする。
クロイが魔法を唱える。いつもより慎重に魔力を集めて、凄く必死なのが分かる。
ローゼとナイト姉が私に被さる。嫌だよ、皆んなと別れるなんて……。
周りがゆっくり進む様に見える。
そして遠くの空が光った……。
「援護するよ。私とナイト姉で一撃離脱で後はお願い。」
「は〜い。」
戦いの水を指すようで悪いけど、こっちは余裕があるわけじゃ無いから。
―ゴス!
―ゴス!
「かはっ…。」
「っぐ…。」
「仮面の!?すまん!」
「次!」
「ブルーム気合い入っているわね〜」
「ナイトもピシッとしなさい。」
「戦いは冷静によローゼ。」
「ナイトのは冷静とは、ちょっと違うと思う。」
―ゴス!
―ゴス!
―シュルゥゥ…スパン!
「喋りながらもあの戦い……凄い。」
「俺らも負けてられないぞ!」
「「「うぉぉぉ!!」」」
しばらく戦い天使もだいぶ数が減ってきた。
―ドゴォォン!
「あそこは王の間!?仮面の!ここはもう大丈夫だ。王の元に行ってくれ。」
「さっき爆発した所が王様のいる所?」
「おそらく。部隊長が警護しているので、大丈夫だと思いますが。皆様がいるとさらに安心なので。」
「分かった。」
言われてただ真っ直ぐ道なりに走っていく。
「お城もめちゃくちゃね。」
「栄理、転ぶなよ。」
「分かってまっ…きゃ!」
「おっと。言わんこっちゃない。」
「むぅ、ありがとう。」
エイママがつまずくくらいお城はボロボロ。
「こんなにボロボロにして何が目的なんだろう?
「目的は分かりませんが、殲滅したいんじゃないでしょうか?」
「天使が人間を?」
「王の間に行けば、多少状況は見えてくると思いますがね。」
急いで爆発してた部屋に行くと、床に倒れこむ人とそれを守る剣を持った人。
「はぁ!てや!」
「なんなのこのおじさん!早くやられなさい!」
「クロイ!敵を離して!」
「ほほ。お安いご用です。風よ…渦巻け。」
剣で応戦していた人を中心に風が捲き上る。
「今度は何よ!」
文句を言いつつ距離を取る天使達。そして風が止む。
「離しましたぞ。」
「もっとやり方が〜。もういいや。エイママ!」
「豪、クロイ来て。」
「任せろ。」
「誰も近づけさせませんよ。」
何も言わなくてもエイママはゴウパパとクロイを連れて、倒れた人の回復と支援に行く。
「私達はあの天使達ね。」
「4人いるけどどうする〜?」
「1人は我が相手をしよう。」
「さっき戦ってた……。
「「え?」」
声をかけてきた男の人に固まる私とローゼ。
「2人とも固まってどうしたの〜?」
「ってナイトも会ってるでしょう!?」
「ん〜?素敵なおじ様。どこかで見たような?」
「はっは。おじ様で十分です。」
「「国王様だよ!」」
「あ〜王様か……おじ様、戦えるのね。」
「あぁ。これでも若い頃は一騎当千とも言われておったぞ。」
「あら。素敵ね。それじゃ相手も待っているみたいだし、ちゃっちゃと戦いましょうか。」
「そうだな。」
国王様をおじ様ってナイト姉が後で何か言われないか心配。今はそれどころでは無いけど。
「先手は貰うわよ!」
「っぐ!?」
ナイト姉が1人を殴り飛ばし、回復するエイママ達から離す。
「む。おじ様も1人貰い受ける!」
「っく!」
剣で斬りはらい、同じく距離を取る国王様。本当に国王なのか疑問になる。
「私達も行くぞ。相手は強者だ、油断はするなよ。」
「ローゼもね。」
「神のミサである私達を舐めすぎよ!光よ!」
「目にもの見せてあげるわ!光よ!」
2人が同時に魔法を詠唱し始める。しかしそれを待つ様な油断はしてあげない。
―シュルゥゥ、スパン!
「っぎ!?」
ローゼの鞭が相手の顔面を捉える。
―ゴス!
「かはっ!?」
「余所見してると舌噛むよ?」
魔法は発動される前に相手の懐に潜り込んで一撃を入れた。魔法を貯めていたと思われる光は飛散して蹲る天使。ローゼは鞭で相手を放り投げ、距離を取ってくれている。なら私は自分の相手に集中するだけ。
―ゴス!ガス!ズガ!
「っぐ、が!?がは!」
「寝ている暇はないよ。まだまだこれからなんだから……。」
「ひぃ!!」
♢
「私も助太刀に。っぐ!」
「ほら、まだ動かないの。治るものも治らないよ。」
「……すいません。」
先に治した騎士の人が、すぐに立ち上がろうとしてまた膝をつく。
「ここは……は!国王様!っぐ。」
「2人して同じ事しないの。今は見ていなさい。」
全く男の子はじっとしていられないんだから。クロイと豪を見習って欲しいものね。
「いつもはサポートのローゼもいい動きですね。」
「ほほ。彼女はもともと一人で戦ってきた人。視野も広いですし。あのくらいの相手には引けを取りませんよ。」
「2人は冷静よね。」
「慌てる事もないだろう。」
「援護は出来るようにしていますが。必要無さそうですね。」
2人がいてくれるから、私も回復に専念出来るんだけどね。本当に頼もしい家族だわ。
「我々が不甲斐ないばかりに申し訳ありません。」
「助け合いは必要だし。結果的に国王様も楽しそうでいいんじゃないかな?」
遠くで天使と戦う国王様は…。
「ふははは!足りんぞ!神の使いはこんなものか!!」
「「こ、国王様……。」」
声を上げ剣をブンブン振るう国王様。こっから見ていても分かるくらい楽しそう?無邪気って感じがする。
「ナイトとブルームはもう終わったみたいだな。」
「「え?」」
♢
「「ただいま。」」
「おかえり。2人とも早いわね。」
「私はそんな長期戦するタイプじゃないし。相手魔法主体で接近戦苦手ぽかったし。」
「ブルームも?私のもそうだったの。脆かったわ。」
「「……。」」
言葉の出ない2人の兵士さん。いや、相性の問題だよ?そんな化け物を見る目で見るのは失礼だぞ。
「おや。2人も終わっていたか。」
ローゼも無事に倒してこちらに向かってくる。
「どうだった?」
「どう?普通に締め上げ意識を奪っただけだが。」
「「……。」」
「な、なんだその目は。別に私は普通だろう?」
「私はって何?それじゃ私やナイト姉が、普通じゃないみたいじゃん。」
「別に私はどっちでもいいけど〜」
わいわいしていると国王様が戻ってきた。
「いやー久し振りに体を動かしたから、錆び付いていたようだな。時間かかってしまったよ。」
「「国王様!ご無事で!」」
「お前達も無事で何よりだ。天井落ちてきた時は危なかったぞ。はっはっは。」
国王様から話を聞けば、突然爆発して天井が落ちて来たのを2人が助けたとか。え?この人達、天井落ちて来てこの怪我だったの?
「騎士って硬いんだね。」
「まぁ鎧もあるからな。今は瓦礫の下にあるが。」
「2人がいてくれなければ、我は潰れていたぞ。ん?」
国王様が何かに気がつき立ち上がり遠くを見る。同時にローゼも立ち上がり遠くを見つめる。
「ローゼ何かある?」
「……危険察知!前方!高魔力の反応。来る!」
「全員俺の後ろに!風土の盾!皆を守れ!」
―ブォン………ズガァァァ!!
ゴウパパが前で盾を展開して、すぐに眩しい光がぶつかり凄い音がする。
「豪!?」
「一撃は大丈夫だ!しかしこれは……っく、耐えられるか?」
ゴウパパが使うのは新しく覚えたスキル『風土の盾』MP使って強度上げて、SPで効果時間って書いてあるのをそのまま説明してくれた。
光が止み、煙が晴れる。
「豪、平気?」
「あぁ。俺は問題ないがMPもSPもない。」
「困りましたね。あの距離だと魔法が届きません。」
「クロイが届かないのでは、ここからの反撃は無理か。む!また来るぞ!」
「ローゼ、クロイ、ブルーム。次はなんとかする。その後の事を考えてくれ……女神の加護を使う。」
前に立つゴウパパは、金色に光り出し攻撃を受ける。
―キラッ………ズガァァァ!!
『女神の加護』は1番初めに女神様に貰ったスキル。どんな攻撃も耐える事が出来る。ただ連続での使用は出来ないので、攻撃を耐えるのもこの一回のみ。
「どうするブルーム、クロイ。」
「ここを逃げても、今度は街が危なくなる。なんとかするには近づくしか。」
「遠距離、移動が速くってなるとナイトとわたくしですかね。」
「そうれならば、ナイトがクロイを連れて飛んでもらうしかないか。」
「飛ぶ?いいけど〜」
「ほっほ。またあれですか……。」
クロイが若干だけど顔が引きつる。クロイはどうやら空が苦手みたい。
「晴れるぞ!」
「ふふ。じゃ行くわ…「ナイトストップ!」…もう何よローゼ。」
「一体何発撃つ気だ……。」
「えぇ〜さっきのに突っ込むのは流石に無理だよ。豪でやっと耐える攻撃だよ?」
「困りましたね。一応氷で壁は作りましょう。」
国王様の前に立つ2人の兵士さん。焦る2人を宥める国王様。
ゴウパパが前で盾を構えて背後にはエイママ。焦ったゴウパパ始めて見た気がする。
クロイが魔法を唱える。いつもより慎重に魔力を集めて、凄く必死なのが分かる。
ローゼとナイト姉が私に被さる。嫌だよ、皆んなと別れるなんて……。
周りがゆっくり進む様に見える。
そして遠くの空が光った……。
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