幼馴染み百合カップルの異世界転生〜異世界転生で百合カップルから男女カップルへ〜

りゅう

チートかな?最速ランクアップ!





千尋
職業:グランドマジックキャスター
レベル:86
体力:538
攻撃力:142
守備力:685
魔力:2500
技術力:965
武器適性:574
運動力:220
知力:1248
スキル:魔法攻撃力上昇、魔法詠唱時間無視、魔導の加護、魔法ダメージ半減、初撃回避、防御魔法耐久力10倍化、強化魔法効力倍化、状態異常無効化、水上歩行、即死回避、炎水雷魔法威力上昇、魔力自動回復、魔法重複詠唱、固有結界展開、愛情の加護(固有スキル、レベル1)、♾(固有スキル、レベル50)
武技:なし
魔法:サンダーボール、ファイアーボール、ウォーターボール、キュアー、ハウンド、シールド、マジックリフレクション、フライ、テレポート、龍の雷鳴、花園の楽園、体力感知、気配感知、水龍の咆哮、火龍の遠吠え、ゴーレム生成(レベル30)、強化魔法:攻撃力、強化魔法:守備力、強化魔法:運動力、マジックドレイン、マインド、シャイン、ホーリーランス、審判の光、グラビティ、バインド、ゲート、サーチ、ストレージ、ブースト、バウンド


千奈美
職業:聖騎士
レベル:86
体力:985
攻撃力:1095
守備力:843
魔力:540
技術力:124
武器適性:973
運動力:1527
知力:185
スキル:聖騎士の加護、物理攻撃ダメージ半減、初撃回避、水上歩行、空気歩行、状態異常無効化、武器適性付与(槍・拳・盾)体力自動回復、気配感知無効化、即死回避、固有結界展開、愛情の加護(固有スキル、レベル1)、光焔の加護(固有スキル、レベル50)
武技:蓮撃、フルカウンター、攻撃力上昇、急所感知、身体能力上昇、イージスの盾、光焔の剣、光焔の鎧、光焔蓮斬
魔法:シャイン、審判の光、気配感知、体力感知、ブースト

「うん。こんな感じかな…」
 早朝、千尋は千尋と千奈美のステータス管理を行った。職業ポイントと引き換えにスキル、武技、魔法の習得を行ったのだ。一応、職業ポイントをある程度余らせて千尋と千奈美がバランスよくパーティーを組めるようにステータス管理を行ったつもりだが、中々満足のできる編成ができた。と千尋は自信を持っていた。
 「ちなちゃん、スキル構成とか考えたからちゃんと、自分のスキルとかは把握しておいてよ」
 「わかった。千尋のスキルや魔法も教えてほしい」
 「はいはい」
 千尋は千奈美に返事をしながら自身のステータス画面を千奈美に見せると千奈美はふむふむ。と呟きながら千尋のスキルや魔法の構成を把握していた。以前ならわからん。と言っていただろうが、レベルが上がった際に知力のステータスが上がったからかきちんと理解できているようだった。
 「とりあえず、今日は昨日のクエストリベンジしよう」
 「そうだな…そうするか」
 千尋と千奈美は今日の目標を決めて宿を出る。宿を出てすぐに千尋はゲートの魔法を発動した。スキルの魔法詠唱時間無視のおかげでゲートと魔法名を呟いた瞬間に魔法が発動した。
 ゲートの魔法は一度行ったことのある場所ならどこにでもワープできる魔法だ。千尋が魔法を発動すると千尋たちの目の前に黒い渦が現れた。その渦を千尋と千奈美が潜ると、千尋と千奈美は昨日、クエストのために来た林の中にいた。ゲートの魔法が成功したと安心しながら千尋はゲートの魔法を解除する。すると、ゲートで作り出された渦が消滅した。
 「千尋…昨日は気づかなかったが…囲まれてるぞ…」
 ターゲットの居場所を探ろうと気配感知を発動させた千奈美が千尋に言うと、千尋も気づいたようだった。どうやらここはターゲットの巣らしい…
 昨日は1匹で十分と判断されていたからか、1匹しか襲って来なかったが今日は全員が戦闘モードに入っている。クエストは5体討伐でクリアだが軽く10倍はいそうだ…倒しすぎても素材として買取可能らしいのでレベルアップの成果を確認するために襲ってきたターゲットは全部倒す。と千尋は決めた。
 今回のクエストのターゲットは一角狼、ツノは硬く、武器素材として重宝され、毛皮は冬場などには必需品となるらしい。一角狼は人を喰らうことはないのだが、農村を荒らし回り人を襲うことがあるので、討伐クエストの対象になっているらしい…人に害を及ぼすのなら倒してしまわないと…と千奈美は思い剣を構えた。はっきり言って、千奈美のレベルには相応しくない武器だが、現状千奈美の武器はこの剣しかないので、この武器を使うしかなかった。
 千奈美が武器を構えると360度様々な方向から一角狼は襲いかかってきた。
 「ハウンド」
 千尋が魔法詠唱すると千尋の掌の真上に黄色のキューブが現れた。千尋は気配感知で襲ってきた一角狼をターゲットし、ハウンドの標的に設定する。すると、黄色のキューブから細かな黄色の弾丸がターゲットにされた一角狼たちに襲いかかる。ハウンドはターゲットした一角狼を次々と貫き、逃げようとした一角狼を追尾して確実に仕留める。千尋と千奈美に真っ先に襲いかかってきた一角狼は今ので全滅した。千尋たちを包囲していた一角狼の半分は倒しただろう。
 「おい、千尋、私の出番がないじゃないか…」
 「ごめん…昨日あんなに苦戦したから魔法一つで片付けられるとは思ってなかったの…」
 千尋はレベルアップした自分の強さに感激しながら千奈美に言う。そんなやり取りをしていると残りの一角狼は二手に分かれた。千尋たちに襲いかかる組と逃げ出す組だ。
 「逃げたぞ、どうする?」
 「ちなちゃん、襲ってくるやつらの相手よろしく」
 千尋は千奈美にそう言い、ハウンドの逃げ出す一角狼をターゲットにする。逃げ出すなら逃してもよかったが、逃げようとした方向がまずい…民家がある地帯の方に逃げようとしたので被害を出さないために千尋は一角狼を仕留めることにした。千尋が放ったハウンドは容赦なく逃げ出した一角狼に降り注ぎ一角獣たちを貫いた。
 「なんかすごく呆気なかったな…」
 千尋はハウンドを解除してそう呟き、千奈美の戦闘を見守る。
 「シャイン」
 千奈美は魔法を発動させて、極光を放つ。視界を奪われた一角狼たちは突進する勢いを弱め、その瞬間、次から次へと千奈美に斬られた。すごく呆気ない形で千尋と千奈美は一角狼の群れを群ごと討伐した。
 討伐クエストが終わり、素材として一角狼の群れの亡骸を全て千尋の魔法、ストレージで回収した。ストレージは千尋の魔力空間に素材などのものを保管できる魔法だ。組合証にもストレージと似たような機能があるが、こちらの方が効率よく素材回収できたので、ストレージの魔法を使うことにした。組合証だと、片付けたいものに触れなければならないが、ストレージはターゲットすれば良いだけなのでかなり楽だ。ストレージに素材を全て片付けて、千尋はゲートを発動させる。ゲートの目的地は冒険者ギルドの手前だ。

 「え、これ全部討伐なさったのですか……」
 冒険者ギルドで受付のお姉さんにクエスト達成報告と、一角狼の素材買取を依頼した。そのために、倒した一角狼を全てストレージから出したら周囲から驚きの声が上がった。受付のお姉さんは信じられないと言うような表情で山積みになった一角狼を見つめていた。
 「えっと…クエスト達成おめでとう…ございます。クエスト達成に加えて、素材持ち込みが一定量に到達しましたので千尋様と千奈美様のランクを黄に上げさせていただきますね…お手続きのために組合証のお預かりさせていただいてもよろしいでしょうか?」
 千尋と千奈美はわかりました。と組合証を受付のお姉さんに預ける少しすると、黄色になった組合証が戻ってきた。
 「ランクアップおめでとうございます。えっと…たぶん、1日でランクアップは過去最速ですよ…黄ランクになられましたので、ギルド銀行が使用可能になります。冒険者ギルドにお金を預けていただくと、冒険者ギルドの全支部で自由にお預けいただいたお金を引き下ろしできます。ただし、引き下ろしができるのは本人様のみで、本人様がクエストなどでお亡くなりになった際には受取人の方に冒険者ギルドが責任持ってお預かり金額をお渡しします。その際に手数料としてお預かり金額の1割をいただくことになりますが…あとは、少額ですが利子が付きますので是非ギルド銀行をご活用ください」
 ギルド銀行の説明を受けた千尋と千奈美はさっそくクエスト報酬と素材の買取金を預けることにした。
 クエスト達成報酬が1000コル(10万円)そして素材買取が一角狼1匹辺り800コル、50匹素材買取してもらったので40000コル(400万円)を受け取った。このお金は千尋と千奈美は半分ずつ分けることにして、千尋は受け取ったお金の大半を預けて、千奈美は受け取ったお金の半分を預けた。
 黄ランクにランクアップして、報酬などでガッポリ稼いで千尋と千奈美はウハウハな気分で冒険者ギルドを後にするのだった。






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