美術室の幸村さん

紡灯時園

第一歩モノづくり


絵を描くだけではなく、モノづくりもするということで。
とりあえず、1つでもいいからミニチュアを作ってみよう。
わたしがミニチュアが好きなのは、普段見ている景色が小さくなって全体を見回すことができる。これがおもしろいと思うのだ。
最近ではYouTubeなどにもそういうものを作る動画が沢山出ている。

興味をもたれる1つのアイテムになるだろう。

そして今回なんのミニチュアを作るのか…。
実はもうとっくに決めている!

「小さな図書館」

……文字にすると地味に見えるのは私だけだろうか。

よし、少し盛って
「小さな大図書館」
これでいいだろう。

わたしは本が好きだ。しかし家に本棚の並ぶ部屋があるかと聞かれれば無い。せいぜい腰ほどの高さの本棚が1つのあるくらいだ。
いつか大図書館のような部屋のある家に住むのがわたしの夢でもあるのだ!
そしてその夢を、ミニチュアで叶えてしまおうじゃないか…!!

材料はすでに買ってある。百均で買った本棚になりそうな木の板で組み立てられている仕分け箱。
そして、本となる予定の自由帳。


本の作り方
1、自由帳の紙一枚をハサミで縦に3枚に分ける。
2、その三枚の紙をさらに3枚づつに切りわける。
すると長方形の同じ大きさの紙が9枚できるはずだ。
3、その長方形の紙をすべて半分に折る。
4、半分におった外側の片面にノリをつけ、他のものとくっつける。
5、4を繰り返すうちに本はできあがる。


文字だと少しわかりにくいが、作るのは簡単である。
しかし、小さいというのもあり、ノリをつけるのが大変だ。手につきまくる…。さらにはみ出したノリがページの間に付いてしまい、本が開かなくなることもある。
紙をきれいに切り、きれいに折り、きれいに貼り合わせることが大切だ。 

作るのは簡単だが、ちゃんと作ろうとすると、一冊に約30分ほどかかる。
先は長いな…。


幸村さんはちまちま作業を永遠と繰り返すのだった。

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