以心伝心
第二十五話 初バイト
七月九日。由美から受け取った紙には十二時〜十五時と書いてあった。バイトのシフトだ。
軽く、サンドウィッチを食べて歩いて5分のバイト先に向かった。仁人は少しでも、正体を分かりにくくするために、マスクをして出かけた。帽子などはさすがにするわけにはいかない。もう、七月なので暑いが仕方ない。
「こんにちは。」
と雑誌コーナーにいた、店員さんに話しかけた。
「今日からバイトに入る事になっている、朝倉仁人です。よろしくお願いします。」
「いとこ」という設定なので、由美の「朝倉」という名前を借りている。
「今日から初めての子が来るって聞いていたけど、君か!よろしくね。」
と言って店のバックヤードに案内された。
「ここに座って待っていてください。」
と言われたので、大人しく座った仁人。すると、
「店長!新人の子が来たみたいですよ!」
と店長を呼びに行ってくれたらしい。そして、男性が現れた。
「こんにちは。店長の天城宗一郎と言います。朝倉君、今日からよろしくね。」
とても、明るい表情で仁人を出迎えてくれたのは店長さん。仁人は今日から、この人にお世話になるということになる。。
「朝倉仁人です。17歳、高校三年生です。改めてよろしくお願いします。バイトの経験はゼロですが、自分なりに頑張りますので……。短い期間ですが、よろしくお願いします。」
そういうと「無理はしなくていいからね。」と笑顔で店長さん言ってくれた。どこまで優しいのだろうか……。
仁人は七月二十八日を過ぎれば、未来に戻ることになる。いや、戻されてしまうだろう。なので、バイトをするのは今月だけという事になる。
そして、店長さんが手で「こっちにきて」と部屋の外の方へ、合図を送っている。すると、一人の少女が現れた。ツヤツヤの髪をなびかせ、低身長だからこそだろうか、髪がすごく長く感じた。いうなら美少女。満点の笑みでこっちを見ている。
「天城葵と言います。十八歳、大学生です!今日からバイトを始める朝倉仁人君の育成係となりました。よろしくです。」
十八歳とは思えない可愛い声で自己紹介をしてくれた。
そして、仁人は一つピンときた。今、自己紹介してもらった二人の苗字は「天城」つまり、
「失礼ですが、娘さんですか?」
と仁人は店長に聞いた。
「そう。うちの娘の葵。改めてよろしく。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
まずは、制服に着替える。学校以外で制服は着ないので、とても新鮮。
仁人は葵に説明を受けながら作業をすることになった。葵は丁寧に教えてくれる。仁人は教えて貰っている事をメモに取る。
コンビニのバイトは楽そうに見えるが、意外とやる事が多い。レジ打ちだけでなく、商品の品出し、陳列、商品の受注、機械の管理、代行サービスの受け付け、チキン揚げなどの軽い調理など。
そして、初日の3時間のシフトはあっという間に過ぎた。たった3時間だが、かなり疲労を感じた。
「お疲れ様。また次はいつだっけ?」
と店長に確認される。
「七月十一日、明後日。9〜15時です!」
と仁人は答えた。
「はい。ありがとう。ではまた。」
と店長とはお別れした。
仁人が着替えて、外に出ようとすると
「待って!」
と葵が話しかけてきた。
「ちょっと一緒に行きたいところがあるんだけど。」
と言われ、言われるがまま10分ほど歩いた。
到着したのは山遠川の河川敷だった。
軽く、サンドウィッチを食べて歩いて5分のバイト先に向かった。仁人は少しでも、正体を分かりにくくするために、マスクをして出かけた。帽子などはさすがにするわけにはいかない。もう、七月なので暑いが仕方ない。
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「今日から初めての子が来るって聞いていたけど、君か!よろしくね。」
と言って店のバックヤードに案内された。
「ここに座って待っていてください。」
と言われたので、大人しく座った仁人。すると、
「店長!新人の子が来たみたいですよ!」
と店長を呼びに行ってくれたらしい。そして、男性が現れた。
「こんにちは。店長の天城宗一郎と言います。朝倉君、今日からよろしくね。」
とても、明るい表情で仁人を出迎えてくれたのは店長さん。仁人は今日から、この人にお世話になるということになる。。
「朝倉仁人です。17歳、高校三年生です。改めてよろしくお願いします。バイトの経験はゼロですが、自分なりに頑張りますので……。短い期間ですが、よろしくお願いします。」
そういうと「無理はしなくていいからね。」と笑顔で店長さん言ってくれた。どこまで優しいのだろうか……。
仁人は七月二十八日を過ぎれば、未来に戻ることになる。いや、戻されてしまうだろう。なので、バイトをするのは今月だけという事になる。
そして、店長さんが手で「こっちにきて」と部屋の外の方へ、合図を送っている。すると、一人の少女が現れた。ツヤツヤの髪をなびかせ、低身長だからこそだろうか、髪がすごく長く感じた。いうなら美少女。満点の笑みでこっちを見ている。
「天城葵と言います。十八歳、大学生です!今日からバイトを始める朝倉仁人君の育成係となりました。よろしくです。」
十八歳とは思えない可愛い声で自己紹介をしてくれた。
そして、仁人は一つピンときた。今、自己紹介してもらった二人の苗字は「天城」つまり、
「失礼ですが、娘さんですか?」
と仁人は店長に聞いた。
「そう。うちの娘の葵。改めてよろしく。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
まずは、制服に着替える。学校以外で制服は着ないので、とても新鮮。
仁人は葵に説明を受けながら作業をすることになった。葵は丁寧に教えてくれる。仁人は教えて貰っている事をメモに取る。
コンビニのバイトは楽そうに見えるが、意外とやる事が多い。レジ打ちだけでなく、商品の品出し、陳列、商品の受注、機械の管理、代行サービスの受け付け、チキン揚げなどの軽い調理など。
そして、初日の3時間のシフトはあっという間に過ぎた。たった3時間だが、かなり疲労を感じた。
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「七月十一日、明後日。9〜15時です!」
と仁人は答えた。
「はい。ありがとう。ではまた。」
と店長とはお別れした。
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