色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった

三葉空

43 小悪魔ビッチ、再び

夏休みに入ってから、ずっと結菜と二人きりで過ごして来たけど……

「あ、結菜ちゃん。久しぶり~!」

女子たちが笑顔で手を振って来る。

「みんな、久しぶり」

結菜もまた笑顔で言う。

「あぁ~、久しぶりに見たけど」

「やっぱり、結菜ちゃんは可愛いな~」

「しかも今日は……ムフフ」

男子たちは一様にエロい顔をしている。

そう、今日はクラスメイトたちとプールに来ていた。

「よう、湊人」

「何だ、恵一か」

「お前、この夏休みは結菜ちゃんとヤリまくりか?」

「ああ、そうだな」

「おまっ、素直に答えすぎだろ」

「恵一は、彼女できたか?」

「出来てねーよ」

「だろうな」

「殴るぞ?」

恵一が軽く拳を構えるけど、

「ミーくん、早くぅ♡」

「ああ、今行くよ」

「ちくしょう!」







「「「おおおおおおおおぉ!」」」

プルルン♪

「「「か、可愛い上に、おっぱい超デカい……」」」

エロ男子どもは結菜に目が釘付けだった。

「俺の嫁なのに……」

俺は少しばかり独占欲をにじませてしまう。

だから、今日のクラス会は少し乗り気じゃなかったんだ。

「わあ、結菜ちゃん可愛い~」

「おっぱいおっきぃ~」

「ぽよぽよ~」

「あんっ、もうやめて~」

まあけど、結菜も楽しそうだし。

たまには良いか。

「湊人くん」

ふいに呼ばれて振り向く。

「あ、小鳥遊……」

そこには水着姿の小鳥遊蘭がいた。

「ねえねえ、どうかな?」

「あ、うん。お前、スレンダーでスタイル良いな」

「ありがとう。けど、湊人くんは、結菜たんみたいに巨乳が好みでしょ?」

「べ、別にそんなことはないぞ」

「そっか」

いかん、以前にあんなことがあったから、どうしても意識してしまう。

心なしか、小鳥遊も小悪魔な笑みを浮かべているし。

「あ、蘭ちゃん」

すると、結菜がやって来た。

「やっほー、結菜たん。久しぶり~♪」

小鳥遊はサラっと笑顔で言う。

「久しぶり」

「う~む、相変わらず、すごいおっぱいだね~」

「きゃっ」

「うへへ、旦那さんの前で堂々とモミモミしちゃうよ~」

「や、やめて~」

小鳥遊は本当に遠慮なく結菜のおっぱいを揉みしだきやがる。

「おい、小鳥遊。結菜のおっぱいは俺のモノだ」

「あら、ごめんあそばせ」

意外にもあっさりと手を離す。

「結菜、大丈夫か?」

「う、うん」

「全く、ラブいことで」

「お前なぁ」

「ほらほら、ボケっとしていないで。みんなで遊ぼうよ♪」

小鳥遊は笑顔で言う。

「うん、遊ぼう」

結菜は笑顔で頷くけど、俺は内心でずっと警戒していた。







プールにて、みんな思い思いに楽しんでいる。

普通に泳いだり、浮かんだり、流されたり。

「いやっほ~い!」

特に、ウォータースライダーで遊ぶ奴らは元気いっぱいだ。

「おい、湊人もやれよ」

恵一が言う。

「ああ、そうだな」

「ねえ、ミーくん」

「ん?」

「だったら、アレが良いな」

結菜が指差す先にあったのは、別のウォータースライダー。

それは何やら小さなボートみたいな物に乗るタイプだった。

「ちょっと聞いたんだけどね、あれカップルで乗ると楽しいんだって……」

「そ、そうなのか。じゃあ、やろう」

俺は結菜と手を繋いでいく。

「おい、湊人?」

「悪い、恵一。俺は結菜とあっちの方に行くわ」

「リア充しね」

イーッと睨まれつつ、俺たちはラブい方のスライダーに行く。

「はい、次のカップルさんどうぞ~」

そう言われて、俺と結菜はボートに乗り込む。

「安全のために、彼氏さんはしっかりと彼女さんを抱き締めてあげて下さいね~」

スタッフさんに言われて、

「じゃあ、結菜」

「うん」

俺は結菜はむぎゅっと抱きしめる。

ポヨン。

柔らかいおっぱいに触れて、ドキリとしてしまう。

「じゃあ、いってらっしゃ~い」

俺たちを乗せたボートが滑り出す。

「きゃっ」

「結菜、怖くないか?」

「ちょっとだけ……でも、ミーくんが居るから平気だよ」

「結菜……俺に任せろ」

それからも、俺は結菜を抱き締めたまま。

あっという間に、ゴールインする。

「うおっ!」

けどその際、ボートが勢い良く飛んでしぶきを上げた。

そのまま、ぐりんとボートが転覆する。

「……ぷはっ。結菜、大丈夫か?」

「……う、うん。平気だよ」

結菜の顔を見て俺はホッとする。

けど、すぐ異変に気が付いた。

「ゆ、結菜……」

「きゃっ……」

結菜の水着が取れていた。

俺はとっさに両手で結菜のおっぱいを隠す。

「大丈夫ですか!」

スタッフさんが声をかけてくれる。

「そのまま、ゆっくり来て下さい。更衣室にご案内します」

「あ、はい」

俺は結菜をプールサイドに上げる。

「じゃあ、ミーくん。ちょっと行って来るね」

「ああ」

俺はスタッフと一緒に行く結菜の背中を見送った。

「湊人くん」

「おわっ!……何だ、小鳥遊かよ」

「見たよ~。堂々と結菜たんのおっぱいを揉んじゃって」

「いや、違うから。俺はただ、結菜のおっぱいを隠すために……」

「ねえ、二人きりになると、あの時のことを思い出さない?」

小鳥遊の声に、軽くゾクリとした。

「お、おい……」

「せっかくだし、たまには……ちょっと浮気しちゃう?」

やはり、彼女は小悪魔な笑みを浮かべていた。






          

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