色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった

三葉空

19 もう夫婦ですね

カキーン、と。

青い空に向かって白球が吸い込まれて行く。

やがて、大きな放物線を描いてフェンスを越えた。

「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ!」」」

チームメイトたちが大歓声を上げた。

「すげえぞ、水野! マジでやりやがった!」

「逆転満塁ホームランだ!」

「最高の助っ人だぜ!」

野球部の連中がバシバシと俺の頭を叩く。

「おーい、お前ら。集合だ!」

監督も声を張り上げつつ、笑顔だった。

「礼!」

「「「したー!」」」

そうしてベンチに戻ると、俺は改めてチームメイトたちに体中を叩かれた。

「良い体してんなぁ、おい」

「ホモかよ」

「ちげえよ!」

ギャハハハハ!

男同士の賑やかな声が響き渡る。

「ミーくん!」

その声に俺は振り向いた。

「あ、結菜」

彼女が姿を見せると、それまで騒がしかった野球部の連中がハッとした顔で一瞬だけ黙った。

しかし、すぐに……

「うおおおおおおおおぉ! 結菜ちゃんだああああああぁ!」

「我が学園のアイドル!」

「いや、学園の嫁!」

「可愛い上に巨乳ちゃん!」

「本物だあああああああぁ!」

1年生から3年生まで、余す所なく結菜の人気は広まっているようだ。

結菜は去年に入学した時からずっと人気者だけど、2年生になってからも人気は衰えるどころかさらに増している。

「あの、これ良かったら皆さんに差し入れです。はちみつレモンなんですけど……疲労回復に良いかなって。あと、おにぎりも良ければ」

結菜の真心が込められたそれらを見て、連中はさらに盛り上がる。

「いや~、マジで結菜ちゃんは嫁だわ~」

「ていうか、本当に水野とデキていたりして~」

「まさか、ただの幼馴染だろ~?」

連中はあれこれと言うが、

「あの……私はミーくんのお嫁さんです」

その一言に、

「「「えっ?」」」

連中が一斉に目を丸くした。

そして、結菜はみんなの前で俺にピトっと抱き付く。

「今はまだ高校生で仮だけど……夫婦なんです♡」

結菜が頬を赤らめて言う間も、連中は白くなって口をあんぐりと開けていた。

「お、おい、水野……マジか?」

「嘘だよな……?」

「いや、まあ……本当だ」

俺が少し照れながら答えると、連中は一斉に倒れて屍と化した。

「もう生きて行く気力を失った……」

「俺も可愛くて巨乳の幼なじみが欲しい人生だった……」

「おっぱい吸いたい……」

先ほどまでの盛り上がりが嘘のようにお通夜状態だった。

これでもし、一つ屋根の下に暮らして、おまけにエッチまでしたと言ったら、こいつらは完全にグラウンドの土に還ってしまうだろう。

だから、その辺りは黙っておくことにした。

「あの、皆さん。私が作ったおにぎり……いりませんか?」

結菜が少し悲し気な表情で言うと、屍とかしていた連中がピクリと動く。

「「「いただきます」」」

そして、涙を流しながら結菜のおにぎりを食べ出した。

「うふふ、やっぱり運動部ってすごい食べっぷりだね。ミーくんの方がもっと凄いけど♡」

「ゆ、結菜……」

「「「ぢくじょう……」」」

奴らの食べるおにぎりは、きっとしょっぱいだろうなと思った。







家に帰ると、俺と結菜は一緒にお風呂に入っていた。

「はぁ~、運動して土の汚れた後に入る風呂は最高だなぁ」

俺はシャワーを浴びながら言う。

「ミーくん、背中洗おうか?」

「おう、悪いな」

俺はシャワーを止める。

「うふふ」

「どうした?」

「ううん、私たちもすっかり夫婦みたいだなって思って♡」

「結菜の嫁力が高いからだよ」

「ミーくん……♡」

結菜が俺にちゅっとキスをしてきた。

その拍子に、ぷるんと柔らかいおっぱいが当たる。

「本当に大きくて柔らかいな。可愛いけど、罪なおっぱいだ」

「お仕置きしちゃう?」

「風呂から上がったらな」

「ドキドキしちゃう……♡」

「結菜、風邪引いちゃうから。早く洗ってくれよ」

「はい、あなた♡」

結菜はスポンジで俺の背中を洗ってくれる。

「力加減はどうですか?」

「気持ち良いよ」

「ミーくん、何かまた筋肉が付いたね」

「結菜とエッチが出来ない期間、トレーニングで気を紛らわせたからな。今日、野球部の試合で活躍出来たのもそのおかげだよ」

「うふふ。たくましくて、素敵……この体に、いつも私は抱かれているんだね」

「結菜、あまり興奮することは言わないでくれ。お風呂の最中なのに、襲いたくなるだろ?」

「良いよ、襲っても……」

結菜が艶っぽい顔で俺を見つめて来る。

本当に可愛らしい顔で、思わずキスがしたくなる。

「結菜……」

「ミーくん……」

キス顔をする結菜を間近で見て、俺は……

「えいっ」

つん、と結菜のおっぱいを指でついた。

「きゃっ」

「えいっ、やっ、とうっ」

「あんっ、やっ、はんっ」

結菜は両手で胸を押さえる。

「あはは、ごめん。その可愛くて立派なおっぱいを見ていたら、ついいたずらをしたくなって」

「もう~、ミーくんってば。お仕置きしちゃうよ?」

「へぇ、どんなお仕置きだ?」

俺はニヤニヤしながら、少し小バカにするように言う。

すると、結菜はぷくっと頬を膨らませて、

「もう~……おっぱいアタック!」

「むぐっ!?」

それは痛みなど全くない。

ぷるんとした弾力が素晴らしい。

「……結菜、おかわりを下さい」

「もう~、ワガママなミーくん♡」

それから、俺は10回くらい結菜のおっぱいアタックを食した。






          

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