色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった

三葉空

16 エッチで可愛い嫁の扱い方

結菜と初めて結ばれた夜が明けた朝。

結菜はいつも通りに台所で朝ごはんを作っていた。

「あ、ミーくん。おはよう」

「おはよう、結菜」

昨日、俺の欲望が爆発したせいであれだけ回数をこなしてしまったのに。

それでも変わらずに朝ごはんを作ってくれるなんて。

「結菜、ありがとう」

「へっ? ミ、ミーくん?」

俺はつい、その可愛らしいお尻を揉んでいた。

だが、そこにあまり性欲はない。

ただ、感謝の気持ちしかない。

「ありがとう、結菜」

「んあっ! ミ、ミーくん……朝ごはんが作れないよ」

「あ、すまん」

俺はパッと手を離す。

すると、結菜はなぜか物欲しそうな顔で俺を見た。

「ん?」

「もうちょっとだけなら……触っても良いよ?」

「結菜……やっぱり、エッチな子だな」

俺が言うと、結菜の白い顔が目に見えて真っ赤に染まる。

「もう~……ミーくんのバカ!」

軽く怒った結菜だが、俺がお尻に触れると、

「あんっ♡」

すぐに大人しくなった。

ついでに胸も揉むと、完全にクタっとなってしまう。

「しまった、やり過ぎた、すまん」

「だ、大丈夫……ちょうど、ミーくんの大好きな結菜のおみそ汁が出来たよ」

「結菜……お前は朝から最高の嫁だな」

「うふふ、嬉しい。ミーくんに褒められた♡」

俺は朝から頭が半分とろけていた。







いつも通り、屋上。

「で、どうだった?」

恵一はニヤつきながら言う。

「無事に結菜とエッチが出来たよ」

「かぁ~、ちくしょう、この野郎め!」

恵一は俺の胸の辺りを軽く殴って来た。

「で、結菜ちゃんってエッチの時はどんな感じなんだ?」

「ん? いつも以上に可愛いかな」

「死ね、クソリア充が!」

「やだ、生きる」

「ちっ! あ、そうだ。結菜ちゃんが実はムッツリだって話を教えてくれよ」

「え~、嫌だな~」

「おい、約束を破る気か」

「分かったよ。けど、誰にも言うなよ?」

「安心しろ。親友を信じろ」

腹の立つスマイルを浮かべる恵一に俺は耳打ちをした。

「……マジか? あの結菜ちゃんが?」

「ああ、そうだよ」

「クソ、何で俺には可愛くて巨乳な幼馴染がいないんだ!」

恵一は心底悔しそうに唸っていた。

「まあ、お前は実はイケメンだから(中身が)。その内、彼女が出来るだろ」

「お~お~、余裕だね~、湊人く~ん?」

それから、恵一はしばし俺にやっかみ絡みをして来た。







今日、俺の帰りは少し遅かった。

今度、野球部の助っ人を頼まれたので、練習に参加したからだ。

本当は少しでも長く結菜と一緒に居たいから断るつもりだったけど、結菜が手伝ってあげてと言うので仕方なく受けることにした。

「ただいま~」

俺は玄関ドアを開けて目を丸くした。

「お帰りなさい、ミーくん♡」

そこにはまた、裸エプロン姿の結菜がいた。

「こ、こら、結菜。そんなにしょっちゅう裸エプロンをしていたら、風邪を引くぞ?」

「大丈夫だよ。後でミーくんがたくさん温めてくれるから♡」

「ゆ、結菜……」

頬を赤らめる俺のカバンを受け取り、

「ねえ、ミーくん。ごはんにする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」

「えっと、じゃあ、ごはんで」

すると、一瞬だけ沈黙が生じた。

「ねえ、ミーくん。ごはんにする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」

先ほどよりも『わ・た・し?』の部分が強調されていた。

「結菜、メシが先だ」

「もう~、何で何で~?」

結菜は半べそをかきながら俺の胸をポカポカと叩く。

「私はこんなにミーくんとエッチがしたいのに、ミーくんは嫌なの~?」

「そうじゃないよ。俺もメチャクチャ結菜とエッチがしたい」

「じゃあ……」

「けど、出来るなら最高の状態でエッチがしたいんだ」

「最高の状態?」

「きちんとメシを食って栄養を補給し、風呂に入ってサッパリきれいになって……最後にドーンと」

「ミ、ミーくん……♡」

結菜は赤らめた両頬を押さえる。

「そうだ。前の準備段階は風呂に入った所からスタートすれば、上がってすぐに本番が出来るぞ!」

「ミーくんすごい、天才だね!」

「よーし、今晩のメシは何だ?」

「カツカレーだよ♡」

「スタミナが付きそうだな!」

「いっぱい食べて♡ デザートは私だよ♡」

「アハハ! 結菜って結構バカだよな!」

「もう、ミーくんの意地悪さん♡」

今日も俺と結菜は仲良しだった。






          

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