色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった

三葉空

15 男を見せてよ、湊人くん!

俺と結菜は布団の上でちゅっちゅとキスをしていた。

今の俺は興奮するとすぐに鼻血ブー垂れる状態だから。

そんな俺を気遣って、結菜は優しく遠慮がちにキスをしてくれる。

「結菜、キスは慣れているから、もっと激しくしても大丈夫だよ?」

「うん……」

俺は結菜の豊かな胸に触れる。

「……あっ」

そのまま、今度は俺の方から結菜にキスをする。

お互いの舌を存分に絡ませた。

「……ミーくん、キス上手だね」

「そうかな? キスは結菜といっぱいしているからな」

「嬉しい……」

結菜は微笑む。

それから、優しくお互いの体に触れ合って……

「結菜、そろそろ良いか?」

「うん、良いよ……来て」

生まれたままの姿で、結菜は両手を広げて言う。

その姿があまりにも綺麗で、可愛らしくて……

「……っ!?」

俺はまた、鼻の辺りのムズつきを覚える。

「ミーくん、どうしたの?」

「……結菜、すまん」

言った直後、俺はまた鼻血を噴き出した。

「ミーくん!?」

それから、結菜に介抱してもらった俺は……

「……情けない」

布団の上で三角座りをしてシクシクと泣いていた。

「まさか、自分がここまで情けない男だったなんて。好きな女を満足させてやることも出来ないなんて……」

「そんな、私は大丈夫だよ」

「けど、結菜は毎日の日課だったひとりエッチも今は我慢してくれているんだろう? それなのに……」

すると、結菜がふわりと俺を抱き締める。

「……結菜」

「私はミーくんと一緒にいられるだけで幸せだよ? エッチだって、きっといつか出来るよ。だから、そんな顔しないで?」

微笑む結菜は、俺の頬に優しくキスをしてくれた。

「……好きだ」

「私も」

最後にまた、お互いに優しくキスをし合った。







いつものように、恵一と屋上でたそがれていた。

「で、結菜ちゃんとはどんな感じだ?」

恵一は牛乳を飲みながら言う。

「キスと乳揉みはしまくっている」

「死ね」

「けど……本番エッチは出来ていないんだ」

「もしかして、まだ鼻血を出しているのか?」

俺はコクリと頷く。

すると、恵一は手で口を押えてプププと笑い出す。

「ウケる~! あんな可愛くて巨乳な幼馴染を抱けないとかウケる~!」

俺はそんな恵一に振り向き、

「だよな」

また、遠くの景色を見つめる。

恵一は隣で小さく肩をすくめた。

「結菜ちゃんって、優しいよな。見た目の良さもあるけど、その性格の良さで学園の生徒たちみんなからも愛されているし」

「ああ、そうだな。結菜はメチャクチャ優しいよ」

「だから、お前に対してもゆっくりで良いとか言ってくれているんだろ?」

「まあ、そうだな」

「確かにそれも大事だけどさ。時には、荒療治も必要なんじゃないか?」

「荒療治?」

俺は恵一に顔を向ける。

「まあ、ぶっちゃけ、最後は根性っしょ。鼻血が出そうになっても、気合で我慢しろよ。ほら、頻尿の奴だって、ちょっと小便に行くのを我慢すると症状が改善するって言うだろ? それと同じで、お前も今はちょっと鼻血を出すことに敏感になっているだけなんだよ」

いつになく真剣な顔で恵一は語る。

「だからさ……」

そして、拳で俺の胸を叩く。

「男なら四の五の言わず、とっとと結菜ちゃんを抱けよ」

俺は親友の一言に打ち震えた。

「……恵一、お前って実はイケメンなんだな」

「今さら気付いたのか」

「何で彼女がいないんだ?」

「うるせえ」

そう言って、恵一はニカリと笑う。

「おい、湊人。ちゃんとゴムは買っているのか? 大切な女とする時のエチケットだぞ?」

「ああ、夕飯の買い出しをする時、結菜の目を盗んでこっそりと買った」

「とんだムッツリスケベ野郎だな」

「自分でもそう思うよ。けど、結菜も割とムッツリスケベだぞ」

「は? どういうことだよ? 詳細プリーズ」

「じゃあ、俺と結菜がエッチ出来たら、お礼に教えてやるよ」

「よし、絶対に決めろ! 男ならな!」

正直、暑苦しいなと思ったけど。

親友のありがたみを噛み締めた。







その晩もまた、俺と結菜は布団の上で触れ合っていた。

「ふぅ~……さてと」

いつものように、キスと乳揉みを初めとした前段階は問題なくこなせた。

後は、本番を残すのみだ。

「ミーくん、無理しないで」

結菜は布団に横たわったまま、相変わらず俺を気遣ってくれる。

「大丈夫だ。今から、俺は必ずお前を抱く。覚悟してくれ」

「は、はい……」

「すまん、ちょっと偉そうな言い方になった」

「ううん、かっこいい……来て、ミーくん」

結菜は優しく俺を迎えてくれようとする。

清楚な愛らしさと、それに対してギャップのある巨乳のナイスボディを間近にして、俺はまた鼻の奥のムズつきを感じる。

「くっ……」

俺が鼻を押さえると、

「ミーくん、大丈夫?」

結菜が体を起こして言う。

「……大丈夫だ」

俺は天井を仰ぐ。

しばらく、ずっとそうしていた。

深呼吸をして、鼻の興奮を抑える。

けれども、結菜に対する熱い気持ちは抱いたまま。

俺は改めて彼女を見つめた。

「……もう、大丈夫だ」

「ミーくん……」

俺は優しく結菜を寝かせる。

「ゴムもちゃんと装着したし、準備は万端だ」

「う、うん」

「結菜、後悔しないか? これから、俺とエッチすることを」

俺が言うと、結菜は微笑んで首を横に振る。

「ずっと待っていたから……私の体も心も、ミーくんだけのものだよ」

「ありがとう、結菜」

俺は彼女の優しさを噛み締めつつも、決して甘えてばかりいない。

男として、大切な結菜を幸せにしてやりたい。

ただその一心で、初めて結菜を抱いた。







天井を見つめながら、少し実感が湧かなかった。

俺、本当に結菜とエッチをしたんだ……

隣に顔を向けると、結菜が小さく息を切らしている。

「大丈夫か?」

俺が問いかけると、

「うん……激しかったけど、嬉しかったよ」

「そ、そうか……」

俺は可愛い結菜の言葉にニンマリとしかけるが、ふと布団の方に目を向けると、赤い血が付いていた。

「あれ? もしかして俺、知らぬ間に鼻血を出していたのか?」

「ミーくん、これは違うよ」

「え、じゃあ何だ?」

「そ、それは……私の初めての証」

俺の頭の中でポクポクと木魚の音が鳴る。

そして、チーンとようやく気が付く。

「……すまん」

「な、何で謝るの?」

「いや、こんなに血を出して痛かったろうに……俺はお前とエッチを出来たことが嬉しくて、夢中になって……」

「そうだね。ミーくんのアレ、すごく立派だったから、ちょっと痛かったかも」

「も、申し訳ない……」

「けど、それ以上に……幸せだったよ」

結菜は俺にきゅっと抱き付いて来た。

柔らかく大きな胸の感触もそうだが。

何より、愛しい結菜の心に触れることが出来て、幸せだった。

「……結菜、愛している」

「……私も」

俺たちはキスをする。

「あっ」

「どうしたの、ミーくん?」

「俺のムスコが……」

今、事を済ませたばかりなのに、もう元気になっていた。

それを見て、結菜はくすりと笑う。

「もう1回する?」

「ああ。まだゴムはたくさんあるからな」

「ミ、ミーくん。さすがにコレ全部の分は無理だよ?」

「いや、もちろん。あと1回だけだ」

「うん」

結菜は笑顔で頷いてくれる。

結局、俺はその優しさに甘えてしまい。

この後、5枚使ってしまった。






          

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