家出中の美女を拾ったら、僕が好きなあの子のお姉さんだった
47 ハイスペックな灯里さん
そして、今日から2学期が始まる。
俺と真由美ちゃんが慌ただしく朝の支度をする一方で、
「ふわぁ~……」
灯里さんはのんきにあくびをしていた。
「あ、そっか。大学生はもう1ヶ月も夏休みがあるんだっけ?」
「そうだよん☆」
灯里さんは得意げにピースサインをする。
「くそ、何て羨ましいんだ」
「お姉ちゃん、良いな~」
真由美ちゃんも言う。
「あ、そうだ。じゃあ、灯里さんは暇でしょ?」
「ほぇ?」
「この部屋、掃除しておいてよ。あと、今日の夕飯も作っておいて」
「えぇ~? 灯里ちゃん、そんなの出来ないよ~!」
「じゃないと、ここから追い出す」
「翔ちゃんのバカ~!」
朝から灯里さんの喚く声がうるさい。
「ぐすん……分かったわよ。こうなったら、トコトンやって、翔ちゃんたちを驚かせてあげるわよ!」
デデーン!
灯里さんは大きな胸を大きく張って言った。
「いや、あまり気合を入れ過ぎて失敗とかしないでね?」
「ふっふっふ」
「もはや不安しかない」
「翔太くん、そろそろ行かないと」
「あ、そうだ。じゃあ、灯里さん。くれぐれも、家を壊さないでね?」
「当たり前だよ~。でも、おっぱいが勝手に壊しちゃうかも」
ボイン♪ ボイン♪
「ていうか、この夏休みの間にまた大きくなったんじゃないか?」
「うん。だってこの前に計ったら、3ケタ超えてたから」
「なっ……マ、マジですか?」
「ちょっと、翔太くん?」
「その話、もっと詳しく……あっ」
「はいはい、学校に行きましょうね~?」
笑顔の真由美ちゃんに首根っこを掴まれて、僕は引きずられて行く。
「行ってらちゃ~い♡」
そして、笑顔の灯里さんに見送られる。
やはり、不安しかない。
◇
「いや~、楽しかった夏休みも終わっちまったな~」
「そうだね~」
学校に着くと、僕は大樹とそんな他愛もない話をしていた。
「でもアレだろ? お前は夏休み中、ずっと須藤とヤリまくっていたんだろ?」
「なっ……何を言っているんだよ!」
「良いよな~、学園のみんなが憧れる須藤が彼女だなんて」
大樹は言う。
「あはは……」
言えない。
その上、真由美ちゃんのお姉さんである灯里さんとも付き合っていて、3人で毎日のようにエッチしまくりだなんて。
「そう言う大樹は、夏休み中に彼女とか出来たの?」
「いや、さっぱりだ」
「ドンマイ」
「その余裕がムカつくな」
◇
学校からの帰り道。
僕と真由美ちゃんはどこか浮かない顔だった。
「灯里さん、本当に大丈夫かな?」
「ねー、心配だよね」
「逆に家の中がメチャクチャになっていたら……灯里さんって、おバカでドジッ子だからなぁ」
「主におっぱいのせいでね、ふふふ」
「ま、真由美ちゃん、落ち着いて」
「はっ、ごめんなさい」
真由美ちゃんはぺろっと舌を出す。
そして、自宅のアパートに帰って来た。
「た、ただいま~……」
僕は恐る恐る、玄関ドアを開けた。
「あ、翔ちゃん、真由美。おかえりな~い♡」
エプロン姿の灯里さんがいた。
そして、彼女の周りはキラキラと輝いていた。
部屋全体がピカピカになっていた。
「「えっ、ウソ……?」」
僕と真由美ちゃんは同時に驚いた顔になる。
「こ、これ全部、灯里さんがやったの……?」
「そうよ~」
「家事代行サービスでも頼んだとか?」
「だから、違うってば~! おっぱいパーンチ!」
ボイン!
「ぐはッ……これが3ケタの感触か」
「ちっ」
「ねえねえ、これ言わせて」
灯里さんはコホンとする。
「お風呂にする? ご飯にする? それとも、あ・か・り?」
うふん、と最後に付け加えた。
「じゃあ、お風呂に入りたいです」
「や~ん! 翔ちゃんのいけず~!」
ボインボインボイン!
「ぐはッ、ぐはッ、ぐはあああああぁ!」
僕は灯里さんのおっぱいに殴り倒された。
「カンカンカーン! 灯里ちゃんの大勝利ぃ~!」
「か、完敗だぜ……」
「お、お姉ちゃんのバカ! そんな風におっぱいばかり見せつけないでよ! また私がダークサイドに落ちても良いの!?」
「うふふ、自分で言っちゃうのね」
「ていうか、鼻血で汚れたから、マジでお風呂に入りたいんですけど」
「良いわよん♡ じゃあ、3人で入りましょう♡」
「え~、でも狭いでしょ?」
「何を言っているのよ。今までも、3人で入ったことがあるでしょ?」
「だって、灯里さんのおっぱいが……」
「こーら、おっぱい星人くん♡」
「ぐぬぬ……」
上機嫌に笑う灯里さんに対し、真由美ちゃんは不機嫌そうに唸る。
僕はそんな姉妹を連れてお風呂場に向かった。
ポイポイポーイ、と。
「うわっ、すっげえ……これが灯里さんのさらに成長した……3ケタおっぱいか」
「うっふん、すごいでしょ?」
「これもう、セクシー女優クラスだよ」
「しかも、天然でコレもんよ♡」
灯里さんはこれ見よがしに成長した爆乳を揺らす。
「うぅ~、またお姉ちゃんに差を付けられたよ~」
真由美ちゃんは悲しそうに言う。
「良いじゃない。真由美はもう貧乳キャラなんだから」
「そんなの嫌だもん! えいっ、私のおっぱい大きくなれ、えいっ!」
真由美ちゃんは自分で胸を揉んで言う。
「翔太くんも、私のおっぱい揉んでよ!」
「あ、はい」
モミモミ。
「あんっ♡」
「こら、翔ちゃん! 成長したあたしのおっぱいも揉みなさい!」
モミモミ。
「やんっ♡」
そして気付けば、僕は右手に灯里さんの爆乳、左手に真由美ちゃんの貧乳を掴んでいた。
「こ、これが姉妹のおっぱいハーレム……最高だぜ」
「ふふ、やっぱり翔太くんはおっぱい星人ね」
「翔太くんはおっぱい星人だ」
「もう認めざるを得ないです」
「んっ、あんっ♡ 翔ちゃん、そろそろ体を洗って欲しいな♡」
「あ、うん」
「違った、おっぱいを洗って欲しいな♡」
「だから、もうおっぱいは良いよ」
「うぅ、翔太くん、ごめんね。私のおっぱいは小さくて、洗っても何も楽しくないよね」
「真由美ちゃん、落ち着いて」
そんなこんなで、エッチな姉妹とお風呂を楽しんだ後……
「こ、これ、灯里さんが作ったのか……」
テーブルにはキラキラと輝く料理たちが並んでいる。
「ふっふ~ん、灯里さんもヤレば出来るんだよ」
「お姉ちゃん、すごい……私よりおっぱいも大きくて家事も出来るなんて……私の存在意義って、何だろう……」
「真由美ちゃん、しっかりして! 真由美ちゃんはいつだって、僕の心の癒しだよ!」
「ぐすん、翔太くん……」
「ふっふっふ、真由美、落ち込むことはないわ。お姉ちゃんは、常に妹の先を行く存在。そして悔しかったら、このあたしを超えて見せなさい!」
バイーン!
「む、無理だよ~! あんなにおっぱい大きくなれないよ~!」
「あら?」
「と、とりあえず、いただこうか」
僕が言うと、姉妹が頷く。
「「「いただきまーす!」」」
そして、僕らは仲良く合掌した。
「ほらほら、遠慮せずに食べなさ~い」
「じゃあ、この唐揚げを……」
パクリ。
「美味い!」
「本当に? やった~!」
「いや、マジで美味いよ、コレ」
「うふふ、どうだ参ったか♡」
「おみそれしました」
僕は素直に頭を下げる。
「真由美もドンドン食べて」
「うん。でも、こんなにたくさんは食べられないよ」
「ちなみに、今日のメニューはみーんな、おっぱいが大きくなる料理ばかりなのよ」
「えっ?」
それを聞いた途端、真由美ちゃんの目の色が変わった。
そして、猛烈な勢いで料理を食べ始める。
「ふふふ、可愛い妹ね~♡」
「あぁ~、また真由美ちゃんをオモチャにして」
「さらにもっと言うと、精力も湧く料理なのよ」
「えっ?」
言われた途端、確かに僕の股間のあたりが熱くなった。
「翔ちゃん、今晩は……ハッスルしましょうね♡」
「け、結局はこうなるのか……」
「ダメかな?」
「……じゃあ、食後にその3ケタおっぱいをじっくりいただけるということですか?」
「その通りです♡」
「こら~! 二人だけで盛り上がるな~!」
真由美ちゃんが大きな声で言う。
「ほらほら、真由美。育乳、育乳♡」
「ハッ……ムシャムシャムシャ」
「だから、真由美ちゃんをオモチャにするなっての」
「何を言っているの。翔ちゃんも、あたしのオ・モ・チャ・よ♡」
「え~……」
その晩、確かに……
僕は灯里さんのオモチャにされました。
「それそれそれ~!」
ボイイイインン!
「グハッ……こ、これが3ケタの威力か……ガクリ」
そして、無事にノックアウトされました。
「よーし! 私もがんばっておっぱい大きくなって、お姉ちゃんみたいになるぞ~!」
「うふふ、がんばってね♡」
「そ、そうなったら、僕の身が持たないよ……ガクリ」
何とも素敵な姉妹である。
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