家出中の美女を拾ったら、僕が好きなあの子のお姉さんだった
28 お化け屋敷で、エッチな姉妹に挟まれて……
「あんっ、あっ」
「ちょっと、灯里さん。さっきから、何で変な声を出しているの?」
「んっ。バスの振動でおっぱいが揺れて……あんっ、あっ♡」
「真由美ちゃん、君のお姉ちゃんは昔からこうなの?」
「うん、ごめんね」
「じゃあ、もうあきらめるか」
「何でよ~ぅ!」
そして、バスに揺られることしばし。
目的の大型レジャーランドにやって来た。
基本的には遊園地。
そこに様々なお店があり、ホテルもある。
僕らは泊りがけでこの場所を楽しむのだ。
「さあ、二人とも。はりきって行こう~!」
「「おー!」」
一番元気の良い年長者に合わせて手を上げた。
「じゃあ、まずは何から乗ろうかな……あっ、ジェットコースター」
僕は目に飛び込んだそれの名を口にする。
遊園地の代名詞なそれにいきなり乗るのもアリかなと思っていると。
「う~ん、ジェットコースターか……」
「灯里さん、もしかして苦手なの? 意外だね」
「ううん、そうじゃなくて。また、私のおっぱいが揺れちゃうなって」
「真由美ちゃん、二人で乗ろうか」
「う、うん」
「あ~ん、だから何でお姉さんをいじめるのよ~う!」
「灯里さんがいつも下らないことばかり言うからでしょ?」
「でも、可愛いでしょ?」
「ちょっとウザいかな」
「あ~ん、翔ちゃんのバカ~!」
結局、3人で仲良くジェットコースターに乗った。
◇
「ふぅ~、疲れちゃった。おっぱいが」
「またおっぱいの話かよ」
自分で胸を持ち上げて悩まし気に言う灯里さんを見て、僕は呆れていた。
「ねえねえ、翔太くん」
「どうしたの、真由美ちゃん?」
「あそこ、入らない?」
真由美ちゃんが指を差すのはお化け屋敷だった。
「うん、良いよ。灯里さんはどう?」
「むふふ、良いわよ」
「何だよ、その笑いは」
「むふふ」
なぜかニヤつく灯里さんを不審に思いながらも、僕は二人と一緒にお化け屋敷に入った。
「やっぱり、最近のお化け屋敷は本格的と言うか……迫力がすごいね」
「う、うん」
真由美ちゃんは頷く。
「ね、ねえ、翔太くん」
「ん?」
「もう少しだけ、くっついても良い?」
「あ、うん。良いよ」
「ありがと」
真由美ちゃんは僕の腕にきゅっと抱き付く。
柔らかい、胸の感触がして……
「翔ちゃん、翔ちゃん」
今度は灯里さんが僕を呼ぶ。
「あたしも、くっついて良い?」
「まあ、良いけど」
「えいっ」
むぎゅっ。
予想通り、すごい胸の感触だ。
ていうか、何か僕の腕が胸に挟まれているんですけど。
「お姉さん必殺・おっぱいホールドだよ♡」
「アホか、こんな場所で……」
『ウオオオオオオオオオオオオォ!』
「「きゃあああああああああああぁ!」」
姉妹の悲鳴がユニゾンする。
そして、さらに僕に抱き付くことで、例のごとくサンドイッチ状態となった。
お、おっぱいが、おっぱいで……
むにゅむにゅむにゅつ、と。
遠慮なく僕の腕に押し付けられる。
右に成長したばかりのBカップ、左にJになりかけのI カップ。
いや、この際サイズなんて関係ない。
僕は、女子のおっぱいのすごさにただ驚いていた。
「んっ、あっ……翔ちゃんの……すごく硬くて熱い」
「灯里さん?」
「はぁ、はぁ……もっと、欲しい」
「腕の話だよな? そうだよな?」
「わ、私だって、翔太くんの熱くて硬いの……欲しいもん」
「真由美ちゃん?」
エロいお姉さんに触発されて、真由美ちゃんもまたエッチなことを言い出す。
この姉妹、ヤバすぎる。
もちろん、良い意味で。
周りが人じゃ無くて無機物のお化け役で良かった。
おかげで、少しは恥ずかしさも軽減される。
ただ、そのせいか二人とも遠慮なく僕とイチャついて来る。
嬉しいよ。嬉しいんだけどね。
「……もう、パンパンなんですけど」
お腹がね。
          
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