魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

エレイン法国⑥

職業ジョブこの世界において、職業は
大きく分けて、4つのレベルに分かれる。
1つ目は、下級職と呼ばれるもの。
戦士や魔法使いなど、基本的な初期の
職業だ。基本的に職業は神によって、
与えられるものだが、修行によって、
後天的に手に入れることも出来る。だが、
後天的に手に入れる場合は厳しい修行を
時間をかけることで手に入るので、その
分、同じ職業のものでも、後天的に手に
入れたものの方がステータス的には弱い。
だが、それは、あくまで、基本的にはと
いうことなので、もちろん。後天的に
職業を手に入れた人で、その職業のなか
でも、最強と言われる人もいる。次に、
2つ目は、中級職だ。これは、基本的に
下級職をある条件まで、極めるとなる
ことができる職業だ。条件は職業によって
かわる。3つ目は、上級職、これも、
基本的に中級職をある条件まで、極めると
なることができる職業で、上級職に
なっていると、もう完全な一流のベテラン
として認められる。そして、最後に4つ目
それは、失われし職業ロストジョブ
といわれる職業で、
これは、簡単に言うと、この職業に
該当する職業は未だにどれだけあるのかも
どのような条件でなれるのかもまだ、
完全には判明されていない。それは、
神の時代に神々がこの世界を創った時に
出来た初期の職業で、その強大さ故に
すべての失われし職業が、失われた
のではないかと言われているほど、
強大な力をどれももっていて、その
どれもが、国の秘密兵器になりうるほど
の力を秘めている。そんな失われし職業
だが、一つだけわかっていることがある。
それは、失われし職業は、数多く存在
するが、そのどれもがその時代に
一名しかなることが出来ない。例を出すと、
英雄という、失われし職業がある。
この職業を俺が所持していたら、
もう、俺が死ぬまでこの世界の誰も、
たとえ、英雄になれる条件を満たして
いても英雄にはなれないのだ。だから、
誰もが憧れる。失われし職業が、
アーティファクトと同じく、この世界の
住人において、力を証明するための、
ものだからだ。そして、俺が何を言いたい
かと言うと、今俺の前で舞っている
エマさんについてだ。エマさんの職業は
失われし職業ロストジョブ
妖精剣舞士フェアリーダンサー
大まかな妖精剣舞士が持っている専用の
スキルは、3つ、一つ目は、
剣を自分の意思であるがままにまるで、
手足のように使うことが出来る。
二つ目、踊る時にすべての物を魅了させ、
まるで、このものものとは思えないような
幻想へと誘うことが出来る。
3つ目は、防具や武器を一瞬で、交換
することが出来る。
その能力の全てを使って今、エマさんが
俺のために踊ってくれている。本当は
俺のためだけではないのは、わかって
いるが、なぜだか、そんな風に思って
しまう。そして、その踊りは、俺が
今まで見てきた、どんな現象も風景も
人物もこれから先もずっと、越えることが
出来ないと断言出来るほど美しい。いや、
美しいなんて、俺が評価すること事態が
おこがましい。そう思えるほど、息も
したくなくなるほど、エマさんの踊りは、
綺麗で、優雅で、それは、まるで、
聖女のようで、女神のようで、口では
表すことが出来ないほど、本当に、本当に
ただひたすらに美しかったのだ。
正直そのあとのことは覚えていない。
気がついたときには、エマさんは躍りを
やめていて、壺一杯の蜂蜜を抱えて、
俺の目の前にいた。俺はエマさんに
なにかを言われそのまま、言われるが
ままに歩き、気付くと密林の入り口に
たっていた。そう、まるで、妖精に騙され
たかのようだ。まぁ、でも、それでも、
いいかと思ってしまった。俺の横で、
笑うエマさんを見ていたら。

エマ「うん。どうしたのカイ君。
私の顔に何かついてる?」

おや、どうやら、エマさんの顔をまじまじ
と見すぎたようだ。俺は

カイ「いや、なにもありません。
それより、帰りましょうか。」

そういって、なにごともなかったかの
ように、公爵家へと帰っていくのだった。
あの舞いの余韻に浸りながら。
























この話は、なんだか、自分も話を書いて
いて、何を言いたいのか全然わかりません
でしたが、まぁ、多めに見てください笑

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