魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

護衛任務⑤

俺たちがアクア王女様の護衛をしてから
一週間ほどがたった。定期的に道中合った
町や村で、物質を買っているため、特に
食料に困ることはなく、これと言って、
事件が起きることもなく、俺たちは順調と
言っていい日々を過ごしていた。

エマ「アクア王女。あと、一週間ほど
ですが、お体は大丈夫ですか?」

アクア「はい、ありがとうございます。
エマ。体は大丈夫です。馬車のなかは
とても快適ですし、それに、何かあっても
エマたちがまもってくれるんですよね?」

エマ「はい、それはもちろん。全身全霊
で守らせていただきます。私も私の弟子も」

そういって、、エマさんは俺の方を見る。

俺はアクア王女様に向かい頭を下げ

カイ「はい、もちろん。しっかりと守らせ
ていただきます。」

と元気に言った。アクア王女は少し微笑み

アクア「はい、よろしくお願いしますね。」

と、俺の顔を見る。

ドキッ!

なんか変な声が聞こえた気がした。
不思議と胸が高鳴っている。すると、
後ろから視線を感じ、振り向くと、
そこには、恨めしそうな顔で俺を見る
エマさんがいた。俺はその顔を見なかった
ことにして、何事もなかったかのように、
護衛任務を続けた。いつのまにか、
あの、ドキッの音がなんの音なのか?と
いう疑問も消えていた。



















本日は短いです。お気に入り19すごい!
とても、嬉しいですが、びっくりしてます。
コメントも、どしどしお願いします。

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