魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

護衛任務②

俺はどうせ護衛をするならと、
アクア王女様について、エマさんから
聞いていた。

エマ「えっ?アクア王女様について
聞きたい?うふふ、カイ君ったら、
真面目なんだから、いいよ教えてあげる。
どうせ最初から少しは話すつもり
だったしね。じゃー、まず簡単に話すよ。
今の皇帝には5人の子供がいるんだ。
男が二人で女が3人だね。この男二人は
もう、成人していて、権力争いなんかも
してるけど今は関係ないから一旦おいとく。
第一王女はもう、他の国に嫁いでいるし、
第二王女も、もうすぐ、結婚するって
話だ。さて本題の第三王女、アクア王女様
だけど、アクア王女様は皇帝の側室の
子供だけど、皆から愛されているそうだよ。
私も何度かお会いしているけど、とても、
可愛いくて、しっかりしている方だよ。
年齢は12歳で、カイ君と同い年だね。
今まで、大事に大事にされてきたから、
王都の外に出たことないらしいよ。
だから、今回はもう、十二歳になったから
って、ことで皇帝に頼みこんで、
特別に王都の外に出させてもらえるように
なったんだってね。」

なるほど、だから、こんなにも護衛の
人数が多いのか、じゃ、あまり、暗殺や
襲撃なんかないだろうと、俺は考えた。
だって、身内から、愛されているのだった
らそこられんからの、攻撃はないだろう
からな。俺が読んでいた。ラノベには、
身内から、暗殺されかける王族なんか、
テンプレもテンプレだからな。あっ、
いかんいかん、俺は無駄な考えを捨てて、
エマさんの話を聞き直す。

エマ「うん?、カイ君今、今回の護衛任務
簡単だって思ったでしょ?」

えっ!なんでわかったんだ。もしかして
俺、すぐに顔にでてしまうのか?

エマ「うふふ、まっ、今回は可愛い
カイ君に免じて許すけど、護衛では、
あんまりそんな顔したらだめだよ。」

カイ「はい、すいません。」

俺は素直に謝る。

エマ「まぁ。私も今回の依頼は簡単だと
思うんだけどね。少し不安なことが
あるんだ。だから、今回は私たちも、
同行することになったんだけどね。」

カイ「不安なこと?」

エマ「そう、不安なこと。ちょっと前にね
帝国が同盟を組んでる国の皇太子が
挨拶をしに、帝国まできたんだ。
そのときにね。たまたま、王宮の庭を
歩いていたアクア王女にその国の皇太子
がね、一目惚れしたんだ。」

カイ「一目惚れ?それがどうかしたん
ですか?」

エマ「うん、それまでは別によかったん
だけどね。そのあと、その皇太子が、
アクア王女に求婚したんだ。まぁ。
アクア王女はそれを断ったんだけどね。」

カイ「求婚?それはまた、手が早い
ですね。でも、それだけで、別に
不安になる必要はないんじゃないん
ですか?」

エマ「うん、普通なら、そうなんだけ
どね。アクア王女様の皇太子に対する
断りかたがね。どうやら、強すぎた
らしくてね。それでも、人が出来た
人だったら、別に大丈夫だったんだろう
けどね、その皇太子って人も次の国王
だからって、今まですべて、自分の
思い通りにいっていて、ほしいものも、
女も全部が手に入っていた人だったから、
拒絶されたことが、よほどショックだった
らしくて、その感情が、どうやら、憎悪に
なってしまってるらしいんだ。」

カイ「えっ、そんなことで、王女を
殺そうとしてるんですか?今まで
どんな生活をしてきたんですかね。その
皇太子は?」

エマ「まぁー、私もカイ君と同じ意見
なんだけどね。王族の考えていること
なんて、私たちには、わからないよ。
でも、一つだけ、間違っているよ。
殺そうとしているんじゃなくて、
手に入れようとしているんだよ。
そのことを覚えていてね。」

カイ「はい。」

俺は、そんなもんなのかと納得して、
その日は寝た。数日たち、ついに、護衛の
日になり、俺とエマさんは王宮へと
向かった。


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