魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

護衛任務①

俺の目が覚め、数日がたってから俺は
エマさんから、とある依頼を一緒に
やらないか?と誘われていた。いや、
正確には俺の訓練をかねているので、
俺に拒否権はないのだが、

俺「えっ?護衛任務ですか?」

エマ「そうっ、護衛任務。でも、護衛対象
が普通の人じゃないんだよね。」

俺「普通の人じゃない?どういうこと
ですか?」

エマ「うん、簡単にいうとね、この国の
上の人。」

俺「上の人?貴族ってことですか?」

俺は少し嫌な顔をして言った。
エマさんは俺のそんな表情を見て、
申し訳無さそうに続けていった。

エマ「うん、ごめんね。貴族なんだけど
さらにその上の人なんだ。」

俺「貴族の上?もしかしてそれって、
まさか?」

俺は嫌な予感を振り払ってエマさんの
声を待つ。

エマ「うん、そう、王族。正確には
第三王女のアクア王女様の護衛だよ。」

予測していた。エマさんの言葉に俺は
なんとも言えない顔をした。まぁー
本来、王族の護衛なんて、名誉なことだ。
続けて俺はエマさんの話を聞く。
どうやら、お金も相当もらえるらしい。
それに、俺らの他にも、王直属の騎士
が10人ほど、ついているそうだ。
護衛内容としては、今日から数日後
アクア王女様を、祖父である
オルディス公爵様の領地まで、
無事に送り届けること。ここから、
オルディス公爵様の領地までは、馬車で
二週間ほどだ。馬車は二台あり、俺たちは
護衛用の馬車に乗るそうだ。
エマさんはしっかりと話を聞いてこの依頼
を受けたそうだ。まぁ、エマさんも貴族
だから、拒否権は元からなかったような
ものらしいが。エマさんもいろいろ大変
なんだなーと同情する。それで、
どうせ護衛するならと、俺も訓練をかねて
連れていってもいいかと聞いたら、
エマさんの弟子なら。と、OKをもらった
そうだ。はぁ~、俺はついついため息を
つく、最初からわかっていたことだが、
これ、俺に元から拒否権ないよね。
まぁー、仕方ないかと、俺は、護衛任務
を受けるとエマさんに言った。

エマ「うん、そう言うと思ってたよ。
まぁ、拒否権はなかったんだけどね。」

エマさんはそういって、軽く舌をだして、
ごめんね。と軽くいう。

可愛い。はっ!

不覚にもそう思ってしまったが、俺は
訓練して来ます。と、訓練場へと、
向かった。エマさんの

エマ「あっ、護衛任務までは、自由に
してていいよ。」

の声を聞きながら。















すみません。また、更新がおくれました。
なかなか、ネタがなく、困ってます。
久しぶりにつけると、PV数が、
びっくりするぐらい増えていて、
ありがとうございます。とても、励みに
なるので、コメントよろしくお願いい
たします。





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