魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

訓練開始②

俺とエマさんは1日で40階層までついた。
と、いっても俺の方は息が切れ切れだが
だってそうだろう。ランクC程度の魔物
ならうろうろいるこの迷宮で、出来るだけ
魔物に見つからないように気配を押し殺し
てここまで来たのだ。エマさんは余裕そう
だが、流石にSランク冒険者は違う。
そんなエマさんよりも、訓練をすれば
俺は強くなれるのだ。頑張るしかない。
エマさんが言うには魔物を倒すよりも
魔物にばれずに動く方が難しいそうだ。
やってみてわかったが、これは本当に
しんどい。お陰で新しいスキルを手に入れ
たぐらいだ。新しいスキルは

隠密/敏捷性に補正がかかる。レベルに比例
して、自分の足音や姿などが、魔物から
聞こえなくなったり、見えなくなる。

俺はまだ、レベル1だが、エマさんは
レベル7だそうだ。一体、どれだけ過酷な
訓練をしたのだろうか?俺がそんなことを
考えているなか、エマさんの足が止まった

「カイ君、息は整えた?
今から本番だから、私の言うことを
しっかり聞いてね。」

どうやら、俺の息が整うのを待ってくれて
いたみたいだ。

「はい!大丈夫です。お願いします!」

俺は出来る限り精一杯の声でそう言った。
41階層へと登りながら。
















短くてすみません。

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